リーガルリリー SEKAI NO OWARI『天使と悪魔』のカバーは「7年かかりました」

3ピースバンドのリーガルリリーが、4月14日(水)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。4月7日リリースのファーストEP『the World』について、パーソナリティのさかた校長とこもり教頭の質問に答えました。



さかた校長:今夜の生放送教室には、リーガルリリー先生が来校!

リーガルリリー:よろしくお願いします!

さかた校長:リーガルリリー先生は、(番組が開催している)10代アーティスト限定の夏フェス『未確認フェスティバル2015』の準グランプリバンドということで、SCHOOL OF LOCK! では本当にお世話になっています。僕らは初めましてなんですけど、俺は普通にライブ観に行ってたから!

こもり教頭:(笑)。

――4月7日にファーストEP『the World』をリリース

さかた校長:『the World』は、(2020年2月リリースのファーストフルアルバム『bedtime story』以来)およそ1年ぶりの作品で、「東京」「地獄」「天国」、そしてSEKAI NO OWARI先生の「天使と悪魔」のカバーと4曲が収録されています。4曲で14分なんですけど、圧倒的な世界が濃縮されていて、フルアルバムを聴いたぐらいの満足感がありました。めちゃめちゃ素晴らしかったです。

こもり教頭:熱いですね(笑)。

リーガルリリー:ありがとうございます……!

さかた校長:「東京」のミュージックビデオも、信じられないくらいかっこよかった!

たかはしほのか(Vo.Gt.):うれしい!


【リーガルリリー - 『東京』Music Video】

さかた校長:今回1年ぶりの作品となりましたけど、作ってみてどうでした?

たかはし:ライブができないご時世だったので、ライブの気持ちもCDに録音することができました。

さかた校長:やっぱり、いままでの作品作りとは違いましたか?

ゆきやま(Dr.):いままでは、音源は音源でライブはライブで、みたいな感じだったんですけど、どちらかというとライブができない分、音源にライブが入ってしまったみたいな。

さかた校長:うん!

ゆきやま:3人で一発録りもあったので……それは、もろライブですね。

さかた校長:いままで、一発録りはしたことなかったんですか?

ゆきやま:ないです。初でした。

さかた校長:それは……「地獄」ですか?

リーガルリリー:そうです!

ゆきやま:伝わるんですね。

さかた校長:伝わりました! そうか! あの感じ……一発録りなんですね!

たかはし:そうなんですよ。

さかた校長:聴いていて、ライブを観たようにも感じたんですよ。そしてこの流れからのセカオワ先生の「天使と悪魔」のカバーが素晴らしかったんですけど、これも何か意味があるんですか?

たかはし:もともと高校生ぐらいのときに、SEKAI NO OWARIがすごく好きで。カバーをしようとしたんですけど、ギターが思うようにうまく弾けなかったんです。歌もあまりうまくなくて、そのときはライブとかではできなかったんです。

さかた校長:うん。

たかはし:それをいま、満を持して、カバーをすることができました。

こもり教頭:お~。

たかはし:7年ぐらいかかりました(笑)。

さかた校長:うわ~。ゆきやま先生も、7年間の思いが出ましたか?

ゆきやま:私はそのころ、ほのかと出会い立てだったんですけど……SEKAI NO OWARIってみんなが初々しい時代を過ごしていたころの曲だったので、改めてこのメンバーでカバーできるのがすごい喜びでした。

さかた校長:いままでの7年間も、コロナでライブができなかった思いも、込められているんですね。

海(Ba.):はい。

さかた校長:そして、たかはし先生の「東京」についての散文もありますけど、歌詞とはまた違う伝え方ですよね。でも芯食ったメッセージはいっしょだと思うので、また違う角度で「東京」を楽しめるんじゃないかな、と思ったんですけど。

たかはし:歌詞を書くノートがあるんですけど、その端っこに書いてあったことを散文にしました。

さかた校長:じゃあ普段曲を作っているときの散りばめられたアイデアたちが、ここで集結したと。

たかはし:そうですね。

さかた校長:改めて、『the World』はどんな作品になりましたか?

ゆきやま:いままでリーガルリリーが音源で出せていなかった鋭さというか、ライブでは見えていたものをちゃんと入れることができた……並べるとけっこう新しい作品なのかなと思います。

――4月23日より有観客ワンマンツアー『the World Tour』スタート

さかた校長:2年ぶりのツアーということですが、どうですか?

ゆきやま:そもそも、地方でのワンマンが初めてで。東名阪とかはあるんですけど、広島とか仙台とかは初めてなので、いつもは聴けない曲をやりたいです。

さかた校長:いままでは対バンとかだったんですか?

リーガルリリー:そうですね。

さかた校長:うわ~。ワンマンだからマニアックな曲もできますよね。どんなライブにしたいですか?

たかはし:もう……爆発をします。

さかた校長:(笑)。

ゆきやま:うん。長い間おうちにこもってエネルギーが溜まっているので、それを爆発するツアーにしたいです。フルアルバムのツアーもできていないので、それも含めて。

たかはし:2枚分ですね。

こもり教頭:それはすごいエネルギー量ですね。

さかた校長:もう10時間くらいやっちゃいますか?!

リーガルリリー:……(笑)。

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聴取期限 2021年4月22日(木)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:さかた校長、こもり教頭
放送日時:月~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト ⇒ https://www.tfm.co.jp/lock/
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90年代初めの"サブカル・バンド"にはプレッシャーになった「浪漫飛行」の大ヒット

「宝島」を読んで悦に入っていた青春時代 ©STVラジオ

シンガーソングライターの松崎真人が、'70~'90年代の日本の曲・日本語の曲を厳選かけ流し(イントロからアウトロまでノーカット)でお届けするSTVラジオ『MUSIC☆J』。5月8日は、10曲目~12曲目の「つながり」にフォーカスします。

☆10曲目「浪漫飛行/米米CLUB」

松崎:言わずと知れた1990年度のオリコンで年間2位。米米CLUBの中でも特大級のヒットでございます。クレジットを見ると、アレンジが中崎英也で共同クレジットになってるんですね。作曲が米米CLUBアレンジがで米米CLUBと中崎英也というクレジットなので、こういう場合は往々にして、どこからが作曲でどこからが編曲かあまりこだわらないというパターンが多いんですけど、そうでないと当時、浪漫飛行が出るまで米米CLUBは、16ビートのファンクをやって、同時にステージでは面白いことをやって、シュールな前衛芸術なのか?お笑いなのか?というギリギリを攻めるマニア受けのバンドだと思われていたわけです。でも大所帯のバンドを維持するには、どっかでブレイクというか大ヒットが欲しいとうことで、狙って大トッと言うのはなかなか生まれないんですが、ここは狙って取ったというのはスゴいですね。

松崎:で、これ(浪漫飛行)も"元歌"がある曲でして、次の曲も同じ元ネタです。

☆11曲目「トゥナイト/佐野元春」

松崎:当時、佐野元春さんが自分でやっていた雑誌やFM番組の色んな情報を加味すると、恐らく、米米CLUBの浪漫飛行と同じ元ネタにスゴく触発されてるんじゃないかと思います。きょうは"3段逆スライド"でもう3曲目で元歌に行ってしまいます。「トゥナイト」の2年前のヒット曲ですね。歌詞で描かれている情景を含めて、同じニューヨークを描いている曲です。そこら辺も共通するんじゃないかと思いますね。

☆12曲目「STEPPIN’OUT/JOE JACKSON」

松崎:もうメロディーのどこを取って、どこをパクったとか、そういう次元じゃないんですよね。この単調な割とマシン的なリズムにシンセベースを♪ドンドンドンドンって行く感じ。で、米米CLUBの浪漫飛行が技ありなのは、全然テンポが違うんです、いま聴くと。元春さんの曲もそうですし、音の各要素で少しずつJOE JACKSONの良さを取り入れてるんですけど、やはりメロディじゃないというところと、小技の効かせ方に日本的な遊び、日本語の遊びが高等戦術として使われているところが、それぞれスゴいなと思うところです。

松崎:ちょっとだけ付け足すと、「浪漫飛行」とか「君がいるだけで」で米米CLUBが売れたコトって言うのは、同系統の「劇団系」とか「アート系」「パフォーマンス系」の(いわゆるサブカルチャー系)バンドが、"あなたたちも米米CLUBのように大きく売れて欲しい"というプレシャーを与えられる大きな遠因になっていたんです。例えば、「メンズ・ファイブ」とか、浜田麻里さんがいた「モダン・チョキチョキズ」とか、放っておいてもらえたら面白く活動が続けられたのに、「浪漫飛行」的な成功を、当時、90年代後半とかCDがパカパカ売れていた時代には、そういう面白いことやってるバンドにも大きいヒットを望むみたいな風潮がございまして、その白羽の矢が立ったバンドには、それなりに苦労したということです。これは"実話"込みでございますですね。

<5月8日のプレイリスト>
M01「Get Wild/TM Network」
M02「Dear My Friend/Every Little Thing」
M03「深い森/Do As Infinity」
M04「プリティー・プリティー/石野真子」
M05「恋のバッド・チューニング/沢田研二」
M06「ごはんができたよ/矢野顕子」
M07「五月のバラ/鹿内孝」
M08「飛んでイスタンブール/庄野真代」
M09「ペガサスの朝/五十嵐浩晃」

M10「浪漫飛行/米米CLUB」
M11「トゥナイト/佐野元春」
M12「STEPPIN’OUT/JOE JACKSON」
M13「青空のある限り/ザ・ワイルドワンズ」
M14「忘れ得ぬ君/ザ・テンプターズ」
M15「愛の挽歌/つなき&みどり」
M16「HURRY GO ROUND/hide with Spread Beaver」
M17「恋のマジックポーション/すかんち」
M18「丸ノ内サディスティック/椎名林檎」
M19「君は風/佐々木幸男」
M20「雨が空を捨てる日は/中島みゆき」

M21「ダンシング・オールナイト/もんた&ブラザーズ」
M22「紳士同盟/薬師丸ひろ子」
M23「泣かないで/舘ひろし」
M24「十戒(1984)/中森明菜」
M25「シャツのほころび涙のかけら/NSP」
M26「決められたリズム/井上陽水」
M27「ジュテー厶/坪倉唯子」
M28「ハナミズキ/一青窈」
M29「ホンダラ行進曲/ハナ肇とクレイジー・キャッツ」
M30「もうひとつの土曜日/浜田省吾」

<松崎真人の編集後記>
「恋のバッド・チューニング/沢田研二」。あの「TOKIO」の次のシングルとして制作陣のプレッシャーは大きかったと思うが、それを聴き手に悟らせない遊び心溢れる楽曲。女性コーラスにあのパタパタママで有名な「のこいのこ」さんを起用していたことは今回初めて知った。男と女は「ズレてる方がいい」というコンセプトは2021年にも通用するかも。

STVラジオ『MUSIC☆J』(毎週土曜 18:00~21:00)
 

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