GRANRODEO・KISHOW「一緒に海賊の宝を探しに行ったような感じで…」少年時代に観た思い出深い“映画”とは?

アニソンの枠を超えて活躍する実力派ロックユニット“GRANRODEO”のボーカル・KISHOW(谷山紀章)とギタリスト・e-ZUKA(飯塚昌明)がパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて」。4月27日(火)の放送は、放送日直前に行われた「第93回アカデミー賞授賞式」にちなんで、2人が思い出の映画音楽をセレクトしました。


(左から)KISHOW、e-ZUKA



第26弾となった番組恒例の選曲コーナー「ハートに火がつく、プレイリスト!」。この日は、放送日前日に行われた「第93回アカデミー賞授賞式」にちなんで“映画”に着目。「ワンシーン。ここで流れるこの1曲」をテーマに映画サウンドトラックから楽曲をセレクトしましたが、2人が選んだ映画音楽の時代が“80年代”とまさかの合致! 懐かしい大ヒット洋画の主題歌と挿入歌を紹介してくれました。

【KISHOWが選んだ1曲:「The Goonies 'R' Good Enough」(シンディ・ローパー)】

KISHOW:僕は少年時代の1985年の作品を紹介します。昭和60年ですから、e-ZUKAさんが上京した年ですよ。

e-ZUKA:あー、俺が上京したときかぁ。映画は何をやってたんでしょう? 「フラッシュダンス」とか?

KISHOW:そのへんの80年代だよね(笑)。僕はまだ小学4年生だったんですけど、忘れられない映画といえば「グーニーズ」。

e-ZUKA:あぁ! ありましたね~。

KISHOW:スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮をとっていました。日本語版の吹き替えでいうと、浪川大輔さんという僕と同世代の天才子役(声優)がいまして。「あいつは9歳、10歳の演技がピークだった、今は凡人」っていうのをネタで言ってるんだけど(笑)。そんな浪川さんがマイキー役で声を当てたりしていたの。

e-ZUKA:うんうん。

KISHOW:豆知識だけど、当時マイキー役をやっていた役者は、後に「ロード・オブ・ザ・リング」でフロドの従者役をやるんですよ。浪川さんはその吹き替えで、従者役ではなくフロド役をやったっていう。そんな「グーニーズ」の主題歌ですね。

――ここで「The Goonies 'R' Good Enough」(シンディ・ローパー)をオンエア

KISHOW:懐かしい! 少年時代に観た“少年たちの映画”だったので、僕ら世代は自分自身を投影して、一緒に海賊の宝を探しに行ったような感じで観ていました。あと、作中にシンディ・ローパーが本人役で、この曲を歌ってるシーンが一瞬だけ映るんですよね。

e-ZUKA:あ、そうですか。

KISHOW:それがすごく心に残っていて。さらに同じ年に「グーニーズ」のファミコンゲームも出たんですよね。それで、この曲のインストバージョンがゲーム中にずっとBGMとして流れてるの。だから、ずっとこのメロディが焼き付いていました。

【e-ZUKAが選んだ1曲:「Mighty Wings」(チープ・トリック)】

e-ZUKA:僕は「トップガン」です!先々週にチープ・トリックを流したじゃないですか。そのチープ・トリックが1回人気が落ちて、また復活してきたときに出した曲なんですよね。わりとモダンな感じというか、言ってしまえば、ほかの人が曲を作っているんですけど、すごくコード進行がオシャレでかっこよくて好きな曲が「Mighty Wings」。シンプルな8ビートなんだけど、途中で転調するおしゃれな感じの挿入歌です。聴いていただきたいと思います。

――ここで「Mighty Wings」(チープ・トリック)をオンエア。

e-ZUKA:うーん、懐かしい。やっぱりこの時代の音がする。それで僕ね、ギリギリまで(今回の選曲コーナーに選ぶ曲を)「アルマゲドン」(エアロスミス)でいいやと思ってたんですけど(笑)。

KISHOW:その言い方! まぁ俺も、セリーヌ・ディオンでいいかなと思ったけど(笑)。

e-ZUKA:そうでしょう(笑)? そうしたらさ、今年は「トップガン」の新作が公開されるらしいんですよ。

KISHOW:え! そうなの?

e-ZUKA:いまはコロナ禍で公開延期になっているみたいですけど。俺、持ってるね(笑)。でも、あの時代は僕らにとって“いい曲”がいっぱいありますね。

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聴取期限 2021年5月5日(水・祝)AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて
パーソナリティ:GRANRODEO(KISHOW、e-ZUKA)
放送日時:毎週火曜21:00~21:30
番組Webサイト:http://mv-sp.gsj.bz/view.page/menu/program/gr/mada2/top
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90年代初めの"サブカル・バンド"にはプレッシャーになった「浪漫飛行」の大ヒット

「宝島」を読んで悦に入っていた青春時代 ©STVラジオ

シンガーソングライターの松崎真人が、'70~'90年代の日本の曲・日本語の曲を厳選かけ流し(イントロからアウトロまでノーカット)でお届けするSTVラジオ『MUSIC☆J』。5月8日は、10曲目~12曲目の「つながり」にフォーカスします。

☆10曲目「浪漫飛行/米米CLUB」

松崎:言わずと知れた1990年度のオリコンで年間2位。米米CLUBの中でも特大級のヒットでございます。クレジットを見ると、アレンジが中崎英也で共同クレジットになってるんですね。作曲が米米CLUBアレンジがで米米CLUBと中崎英也というクレジットなので、こういう場合は往々にして、どこからが作曲でどこからが編曲かあまりこだわらないというパターンが多いんですけど、そうでないと当時、浪漫飛行が出るまで米米CLUBは、16ビートのファンクをやって、同時にステージでは面白いことをやって、シュールな前衛芸術なのか?お笑いなのか?というギリギリを攻めるマニア受けのバンドだと思われていたわけです。でも大所帯のバンドを維持するには、どっかでブレイクというか大ヒットが欲しいとうことで、狙って大トッと言うのはなかなか生まれないんですが、ここは狙って取ったというのはスゴいですね。

松崎:で、これ(浪漫飛行)も"元歌"がある曲でして、次の曲も同じ元ネタです。

☆11曲目「トゥナイト/佐野元春」

松崎:当時、佐野元春さんが自分でやっていた雑誌やFM番組の色んな情報を加味すると、恐らく、米米CLUBの浪漫飛行と同じ元ネタにスゴく触発されてるんじゃないかと思います。きょうは"3段逆スライド"でもう3曲目で元歌に行ってしまいます。「トゥナイト」の2年前のヒット曲ですね。歌詞で描かれている情景を含めて、同じニューヨークを描いている曲です。そこら辺も共通するんじゃないかと思いますね。

☆12曲目「STEPPIN’OUT/JOE JACKSON」

松崎:もうメロディーのどこを取って、どこをパクったとか、そういう次元じゃないんですよね。この単調な割とマシン的なリズムにシンセベースを♪ドンドンドンドンって行く感じ。で、米米CLUBの浪漫飛行が技ありなのは、全然テンポが違うんです、いま聴くと。元春さんの曲もそうですし、音の各要素で少しずつJOE JACKSONの良さを取り入れてるんですけど、やはりメロディじゃないというところと、小技の効かせ方に日本的な遊び、日本語の遊びが高等戦術として使われているところが、それぞれスゴいなと思うところです。

松崎:ちょっとだけ付け足すと、「浪漫飛行」とか「君がいるだけで」で米米CLUBが売れたコトって言うのは、同系統の「劇団系」とか「アート系」「パフォーマンス系」の(いわゆるサブカルチャー系)バンドが、"あなたたちも米米CLUBのように大きく売れて欲しい"というプレシャーを与えられる大きな遠因になっていたんです。例えば、「メンズ・ファイブ」とか、浜田麻里さんがいた「モダン・チョキチョキズ」とか、放っておいてもらえたら面白く活動が続けられたのに、「浪漫飛行」的な成功を、当時、90年代後半とかCDがパカパカ売れていた時代には、そういう面白いことやってるバンドにも大きいヒットを望むみたいな風潮がございまして、その白羽の矢が立ったバンドには、それなりに苦労したということです。これは"実話"込みでございますですね。

<5月8日のプレイリスト>
M01「Get Wild/TM Network」
M02「Dear My Friend/Every Little Thing」
M03「深い森/Do As Infinity」
M04「プリティー・プリティー/石野真子」
M05「恋のバッド・チューニング/沢田研二」
M06「ごはんができたよ/矢野顕子」
M07「五月のバラ/鹿内孝」
M08「飛んでイスタンブール/庄野真代」
M09「ペガサスの朝/五十嵐浩晃」

M10「浪漫飛行/米米CLUB」
M11「トゥナイト/佐野元春」
M12「STEPPIN’OUT/JOE JACKSON」
M13「青空のある限り/ザ・ワイルドワンズ」
M14「忘れ得ぬ君/ザ・テンプターズ」
M15「愛の挽歌/つなき&みどり」
M16「HURRY GO ROUND/hide with Spread Beaver」
M17「恋のマジックポーション/すかんち」
M18「丸ノ内サディスティック/椎名林檎」
M19「君は風/佐々木幸男」
M20「雨が空を捨てる日は/中島みゆき」

M21「ダンシング・オールナイト/もんた&ブラザーズ」
M22「紳士同盟/薬師丸ひろ子」
M23「泣かないで/舘ひろし」
M24「十戒(1984)/中森明菜」
M25「シャツのほころび涙のかけら/NSP」
M26「決められたリズム/井上陽水」
M27「ジュテー厶/坪倉唯子」
M28「ハナミズキ/一青窈」
M29「ホンダラ行進曲/ハナ肇とクレイジー・キャッツ」
M30「もうひとつの土曜日/浜田省吾」

<松崎真人の編集後記>
「恋のバッド・チューニング/沢田研二」。あの「TOKIO」の次のシングルとして制作陣のプレッシャーは大きかったと思うが、それを聴き手に悟らせない遊び心溢れる楽曲。女性コーラスにあのパタパタママで有名な「のこいのこ」さんを起用していたことは今回初めて知った。男と女は「ズレてる方がいい」というコンセプトは2021年にも通用するかも。

STVラジオ『MUSIC☆J』(毎週土曜 18:00~21:00)
 

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