Zypsy・玉井和佐の仕事論「やりたいことが“人のためになること”に転換できたときに、自分のキャリアになる」

笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DIGITAL VORN Future Pix」。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。11月27日(土)の放送は、ウェブデザインサービス「Zypsy」の共同創業者でCEOの玉井和佐(たまい・かずさ)さんをゲストに迎え、お届けしました。


(左から)笹川友里、玉井和佐さん


◆スタートアップを次のステージへ押し上げるために

1990年生まれの玉井さんは、Mercariアメリカオフィスの立ち上げにインターンとして参画の後、2018年サンフランシスコにてスタートアップに特化したデザインスタジオ「Zypsy, Inc.」を創業。シリコンバレーのスタートアップのデザイン及びグロース支援を多く手掛けています。

「デザインって、1つのスキルセットではない」と玉井さん。例えば、戦略を考える人、コピーを考える人、ロゴを作る人、アドやプロダクトを作る人など、「一つひとつの専門スキルが違う」と言います。

とはいえ、少人数で創業したばかりでこれらすべてのスキルを有する人材を雇うことは難しいことから、「Zypsyでは、創業初期のファウンダーたちに対して、一つひとつの“分業”に対するエキスパートを世界中から集めてチームを作り、長期的に一緒にプロダクトを作って育てている」と自身の事業を説明。2018 年の創業以降、現在は45名を超える精鋭が集結するまでに成長を遂げています。

また、アーリーステージ(起業直後)の資金調達前のスタートアップに対しては、「株式と引き換えにデザインのエキスパートを提供して、アーリーステージから次のステージまで支援している」と言います。そのため、「大きな予算を取るよりも、次のステージに連れて行ってあげられるだけの収益やユーザー数、トラクション(牽引力)づくり、ポジショニングづくりなど、最初に必要なものを一緒に作っている」と説明します。

また、玉井さんは「スタートアップは主に、“チーム(誰がやっているのか)”。“プロダクト(どんな事業に取り組んでいるのか)”。“トラクション(どのぐらいユーザー数がいて、収益が上がっているのか)”。この3つで評価される」と強調します。

ところが、「アーリーステージのスタートアップのほとんどが、自分たちが何者であって、なぜあなたたちに使われる価値があるのか、というところのコミュニケーションができずに死んでいくんです」と現状を語ります。

そのため、Zypsyでは「コミュニケーションの部分とディストリビューションの2つに特化したデザインをしている」と玉井さん。「どうやったら世の中のユーザーの人たちにわかりやすく伝えられるのか、どうやったら使ってもらえるだけのコミュニケーションができるのか、というところを起点に、ブランドを作ったリ、プロダクトのUX(ユーザーエクスペリエンスの略。サービスとユーザーをつなぐ接点)を作ったりしている」と話します。

◆「“成功の再現性”を作っていきたい」

玉井さんがMercariアメリカオフィスの立ち上げに参画していた頃は、「僕自身が何をやりたいのか非常に迷っている時期があって、右往左往して焦っていた」と振り返ります。そんなときに、“恩師”と慕う起業家の小林清剛さんと出会い、「“こういう生き方ってかっこいいな”と思って始めたのが、僕の起業家としてのファーストステップだった」と転機を語ります。

そんな自身の経験から、人生の行き先に悩んでいるときこそ「今できることをやってみること」とアドバイスも。そして、「できることをやっていくと、やれることが増える。やれることが増えると、やりたいことが増えるようになる。そして、やりたいことを“人のためになること”に転換できたときに、それが自分なりのキャリアだったり志になっていくのかなと思う」と語ります。

あらためて、「僕の場合、“人のためになること”を事業化することで、提供できる価値が最大化するという理由で起業家をやっていて、その提供できる価値が世界中に行き届くから、今サンフランシスコにいる」と語ります。

“シリコンバレー”という地については、「世界中の優秀な人たちが、彼らの抱えている問題を解決するために、ここでチャレンジしているという意味ではスケールがすごく大きいなと感じますし、そこに入ってくる投資家やタレントたちも、今までに見たことのないぐらい優秀なレベルの人たちがいる」と言い、「それだけ“期待値に応えられるサービスを提供しないといけない”というプレッシャーも大きいですけど、そこから作り出せる価値はすごく大きい。そういう意味でも、すごく楽しい仕事だと思っている」とやりがいを語ります。

ここで笹川が、シリコンバレーで対等に渡り合うために努力し続けていることを聞くと、玉井さんは「成功の再現性」と回答。その深意について、「“やったことがある”ということが大切だと思うんですよね。誰かを採用するときも、“いいプロダクトを作ったことがあるか”“アーリーステージからグロースステージ(軌道に乗り始め成長しつつある時期)まで、ちゃんと引っ張ったことがあるリーダーか”など、“やったことがある”を蓄積することで、ほかの会社やプロジェクトに行っても、それをまた再現できる。だから、“やったことがある”ことから、いろいろなものを学ぶことがすごく大切」と説明します。

そして、Zypsyに在籍する人材から学べることもすごく大きいと言い、「一人ひとりの知識や経験から学びを蓄積していくこともすごく大切にしている」と話します。

Zypsyが見据える今後についても、「“成功の再現性”を作っていきたい」と言います。「(今後も)“たくさんのスタートアップを支援したい”という気持ちはあるが、量に対して質を犠牲にするようなことはしたくない。一件ずつ、丁寧にスタートアップのファウンダーと話をしながら、我々が本当にフィットするかを見極めつつ、少しずついい成功事例を作っていきたい。また、今やっている株式でのパートナーシップも徐々に増やしつつ、金銭的にも体験的にも一緒に成功できるような仕組みを作りながら成長していけたら」と展望を語りました。

次回12月4日(土)の放送は、トヨタ自動車株式会社ZEVファクトリー ZEV B&D Labグループ長の谷中壮弘(やなか・あきひろ)さんをゲストに迎え、お届けします。トヨタが提案する新たな移動の形、未来のモビリティについての貴重な話が聴けるかも!? どうぞお楽しみに!

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聴取期限 2021年12月5日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00~20:30
パーソナリティ:笹川友里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/podcasts/futurepix/
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BTSリクエスト特番第2弾! 第一夜、ドランクドラゴン・塚地がBTS愛を語る!「放心状態になりましたね」

ニッポン放送ではきょうから5夜連続で世界的アーティストBTSの魅力に迫る特別番組『BTS マイ・ベスト・リクエスト』第2弾を放送している。12月にも放送し、リスナーから大反響だった同番組。今回はリスナーから募集したBTSの楽曲リクエストに加え、5人のパーソナリティたちが5日間で『夢のライブセットリスト』を作り上げていく。初日となる今日はドランクドラゴンの塚地武雅が担当した。

ドランクドラゴン・塚地武雅

番組は塚地の「ARMY(=BTSのファン)の皆さん、こんばんは!」という第一声と同時に、リスナーからのリクエスト曲「N.O」で幕を開けた。12月の出演時は渾身のセットリストを紹介した時に思わず涙ぐんだ塚地。今日もキャップにタオル、首にバンダナとBTSグッズに身を包み、「本当にライブに参戦する感覚で来ました」と、オープニングからBTS愛溢れるノリノリな様子。

「FAKE LOVE」に続きオンエアされた、リスナーからのリクエスト曲は「Jamais Vu」「Don’t Leave Me」の2曲。この2曲は前回の5日間の特番でもかかってない曲で、塚地は「すごい。それでこんなに強い曲が2曲も残っていたんだ」とBTSの楽曲の持つ幅の広さや懐の深さについて感動。リスナーから「前回の放送で塚地さんがBTSのファンと知り、熱い塚地さんを聴いてファンになりました」というメールが紹介されると、塚地は「同じ気持ちですから。皆さんで(BTSについて)話したいですよね」と応えていた。

ひろたみゆ紀アナウンサー、塚地武雅

今回の特番の目玉は、BTSが持つ名曲の数々から5人のパーソナリティたちが5日間で『夢のライブセットリスト』を作り上げていく企画。初日となる塚地はライブの幕開けを飾る5曲ということで、塚地は『Dope』『DNA』『I’m Fine』『So What』『00:00 (Zero O’Clock)』の5曲を選曲した。前回のセットリストを作ったときとは違う、全体構成を考えて作らなければならない今回のミッションに「苦しみました」と一言。今回の選曲については「ライブの始まりの5曲ですからノリのいい、ぶちあげたいナンバー」と説明し、5曲を聴き終えた塚地は「放心状態になりましたね」と語っていた。

番組ではその後も次々とリスナーから寄せられたBTSのリクエスト曲などを次々とオンエア。1時間50分で18曲もの楽曲をオンエアし、世界で活躍するBTS、彼らだけの音楽だけをかけるリクエスト番組第2弾の初日は幕を閉じた。

1月24日(月)のオンエアリスト

M1. N.O
M2. FAKE LOVE
M3. Jamais Vu
M4. Don’t Leave Me

塚地が選ぶ『夢のライブリスト』5曲
M5. Dope
M6. DNA
M7. I’m Fine
M8. So What
M9. 00:00 (Zero O’Clock)

M10. Awake
M11. 21st Century Girl
M12. Silver Spoon
M13. Just One Day
M14. Dimple
M15. My Time
M16. Airplane pt.2
M17. Like
M18. Stay

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