御年89歳の“レジェンド”渡辺貞夫、平和への願いを込めて…年末恒例のコンサートの模様をオンエア

2022年12月18日(日)に放送されたTOKYO FMの特別ラジオ番組「TOKYO FM サンデースペシャル SHISEIDO presents Christmas Gift vol.29 Sadao Watanabe Orchestra」。この番組では、12月4日(日)に東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催されたサックス奏者・渡辺貞夫さんのクリスマスコンサート「SHISEIDO presents Christmas Gift vol.29 Sadao Watanabe Orchestra『PEACE』渡辺貞夫」の模様をお届けしました。


「SHISEIDO presents Christmas Gift vol.29 Sadao Watanabe Orchestra『PEACE』渡辺貞夫」


2021年に音楽活動70周年の節目を迎え、89歳にして長年にわたり第一線で活動を続けるジャズ界のレジェンド・渡辺貞夫さん。そんな貞夫さんのライフワークとも言えるのが1995年に結成されたビッグバンド・プロジェクトで、年末におこなっている恒例のコンサート「Christmas Gift」です。

29回目の開催を迎えた今回のコンサートタイトルは「PEACE」。新型コロナウイルス禍やロシアによるウクライナ侵攻と、混沌としている世の中に「PEACE(平和)」を……との思いから、“平和”への願いが込められたタイトルとなりました。

番組のオープニングで貞夫さんは「ウクライナの問題もありますし、たくさんの悲しい出来事があります。僕の敬愛するホレス・シルヴァーという、1950年代に活躍したジャズピアニストのバラードに『Peace』という曲があります。このところずっと、ステージの一番はじめに演奏しています」と思いを語ります。

今回のコンサートでは、四半世紀を越えて活動するバンドの70曲余りのレパートリーからベスト・セレクションでお届け。結成当初のレパートリーに加えて、2021年のコンサートで初披露した楽曲も。

演奏はアルトサックスの貞夫さんを中心に、トロンボーン、そしてコンサートマスター・村田陽一さんをはじめとしたトランペット4人、トロンボーン4人、サックス5人、ピアノ、ベース、ドラムの総勢17名によるビッグバンド編成でおこなわれました。番組では、このプレミアムなコンサートの模様を55分に凝縮して放送しました。

貞夫さんがステージに登場すると、観客からは割れんばかりの拍手が起こります。オンエアでは「Airy」からスタートし、ピアニスト、ホレス・シルヴァ―のバラードで今回のテーマにもなっている「Peace」に続いて、「Hip Walk」「Not Quite A Samba」「Solitude」と、軽快さと同時に迫力と貫録を感じさせる音色でホールを盛り上げていきます。

ファーストセットの最後には、アメリカのジャズ歌手で作曲家、ドラマー、俳優などとして活躍したメル・トーメ作曲のスタンダードナンバー「The Christmas Song」を演奏し、しっとりとしたサックスの音色とともに、観客に“Gift”をプレゼント。

セカンドセットでは「Butterfly」「I Miss You When I Think Of You」「カムカムエヴリバディのテーマ」「Life Is All Like That」「Sonho De Natal (Christmas Dream)」で会場を魅了し、コンサートの最後には今回のテーマ「PEACE」=平和への願いが込められたジョン・レノンの「イマジン」、そしてジョン・レノンがプラスティック・オノ・バンド名義で発表した“平和を我等に”「Give Peace a Chance」のメドレーを演奏して平和に思いを馳せました。

*  

2023年は、1月17日(火)、18日(水)東京・新宿 PIT INNの2DAYS公演を皮切りに、カルテットでのツアー「Sadao Watanabe Quartet 2023」がスタート。詳細は渡辺貞夫さんの公式Webサイトをご確認ください。

<番組概要>
番組名:TOKYO FM サンデースペシャル SHISEIDO presents Christmas Gift vol.29 Sadao Watanabe Orchestra
放送日時:2022年12月18日(日)19:00~19:55
出演者ミュージシャン:渡辺貞夫(アルトサックス)、トランペットセクション:西村浩二、奥村晶、佐久間勲、岡崎好朗、トロンボーンセクション:村田陽一、辻冬樹、大浦時生、山城純子、サックスセクション:吉田治、近藤和彦、小池修、竹野昌邦、竹村直哉、小野塚晃(ピアノ)、須川崇志(ベース)、竹村一哲(ドラムス)
パーソナリティ:小山ジャネット愛子
番組サイト:https://tfm.co.jp/sw_peace/
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辛坊治郎、「命の次に大事な手帳」を落とす 驚きの“紛失対策”の甲斐もなく?

辛坊治郎が3月20日(月)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。先週末、「命の次に大事な手帳」を落とした顛末を語り、落とした際に拾い届けてもらいやすくするための驚きの対策を明かした。

辛坊治郎  3月15日出演時

この日の番組冒頭、増山さやかアナウンサーに「家族などを除いて、命の次に大事なものは何ですか?」とたずねた辛坊。実は先週末、辛坊は自身にとって“命の次に大切”な手帳を失くしたという。

過去、何度かスマートフォンを失くした経験がある辛坊は、いざというときのために過去に使っていた古い機種のスマホをバックアップ機として2台常備。SIMカードを挿せば、失くしたスマホと同じ環境で使用できるようにしてあるという。

しかし、紙の手帳となれば話は別。過去に電子デバイスの手帳を使用していた時期もあったが、紙の手帳に回帰した辛坊。「先週末、電車のなかで命の次に大切な手帳を落としてしまった」と明かした。

手帳には、すべての予定を書き込んであったという。辛坊は、「手帳を落とすのが怖いので、手帳にちゃんと連絡先を書いて、中にお金も挟んであり『この金、差し上げますからとにかく連絡ください』と書いてある」と、驚きの“紛失対策”を披露。だが、今回、直接の連絡はなかったという。

その後、途方に暮れるなか、新しい手帳を出し、記憶に残っているスケジュールを書き込んだがすぐに記憶の限界にぶち当たる。TwitterやYouTube、番組で仕事の関係先などへ呼びかけようとも考えたが、昨夜、一縷の望みにかけて自分が乗った鉄道会社やでかけ先へ問い合わせたところ、電車内に忘れており駅に届いていたことが判明。手帳も、中のお金も無傷で戻ってきたと安堵していた。

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