母親を好きになれない…リスナーの相談に若新雄純「笑いに変えることで関係を良好に」

木曜レギュラーパートナーの若新雄純
若新がリスナーからのお悩みに答えるものの、その回答には一切責任を取らないという斬新(!?)なコーナー。この日紹介したメッセージは、母親のことが好きになれないというリスナーからの相談です。
<リスナーからの相談>
番組を聴いていていつも思うのですが、若新さんの家族のお話がとても興味深いです。なんだかんだ言っても、家族に対する愛が“すごく深いなぁ”と感じます。そんな若新さんに、質問があります。
私はなぜか母親のことが好きになれません。すごくお世話になっているし、ありがたい存在だと思っているのですが、会うと言いたくないことばかり言ってしまい、後味が悪くなるので正直会いたくありません。かと言って、ほったらかしにすることもできません。どうしたら、母親と仲良くできるのでしょうか?
◆年老いていく親との関係を良好に築くコツは?
この相談に若新は「同性の親子って(関係が)難しいようだ」とコメント。当番組でも、たびたび話題に上がる自身の父親については「一定のリスペクトはあるけど、一緒にいたらイライラしてくる」と言いつつも、「ほったらかしにはできない。(父親と)会うたびに白髪は増えているし、運転もおぼつかなくなってくるし、体もちょっとずつ小さくなってきていて、そこはすごく複雑」と胸中を明かします。
自分が大人になり、年老いていく親との関係を良好に築いていくことについては、「“ネタの宝庫”にして、笑いに変えていくしかない」と提案。また、“会うと言いたくないことを言ってしまう”という点については、「それを真顔でやっちゃうから後味が悪くなるのだと思う」とし、漫才のボケとツッコミの関係性を引き合いに出し、「(年老いていく)親がボケ担当なわけで、親子という関係を超えて子どもがツッコミを入れる側に回れるかどうかが、年老いた親子関係、特に同性の(親子の)関係をおもしろいものにできるコツだと思う」と持論を展開。
親の言動を真に受けて返すのではなく、“笑いに変える”ことを心がけることで「心の隙を作れば後味の悪さのようなものは生まれにくくなるし、言いたいことがあっても黙って言わなかったことでストレスになることもない」とも。
漫才ではボケに対してツッコミを入れ、それを見てお客さんが笑うのと同じように、「(親子で会話をしているときの)空間に笑いが起きればいい。ボケている側(親)は『そんなに言わなくても……』となりながらも、それを見ている(周りの)人がクスッと笑えるような家族団らんのようなものを作っていくしかない」とアドバイス。
ツッコミや“いじり”による笑いは、お互いの信頼関係があってこそ成り立つものであるとした上で、「親子であればそれができると思う。信頼関係をもとに、(大人になった)子どもにいじられたり、ツッコミを入れられたり、愛すべきボケ担当を(年老いていく親が)死ぬまでできることが、おじいちゃん・おばあちゃんが家族みんなに愛されて生きていける道なんじゃないかと思う」と話しました。
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<番組概要>
番組名:Seasoning~season your life with music~
放送日時:毎週月曜~木曜 13:30~15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:https://audee.jp/program/show/38286