日韓音楽コミュニケーター筧真帆が韓国でヒットした名曲をピックアップ!『LuckyFM K-POP Sunday』

LuckyFM K-POP Sunday ©LuckyFM茨城放送

LuckyFMのK-POP番組『LuckyFM K-POP Sunday』。
メインナビゲーターの水間有紀と、K-POP番長こと音楽ライターのまつもとたくお&日韓音楽コミュニケーターの筧真帆と共に、K-POPのヒットナンバーから現地の音楽事情まで幅広くお届けしています。

ゆっきー(水間有紀)が選ぶ、今話題のK-POPナンバーは以下の3曲がランクインしました。

EVNNE 「 HOT MESS 」
オーディション番組「BOYS PLANET」出身の7人組ボーイグループ。リーダーは、唯一の日本人メンバー、ケイタさん。2月10日リリースの4thミニアルバムよりタイトルトラック。

CHUNG HA 「 STRESS 」
「PRODUCE 101」から誕生したアイドルグループ『I.O.I』の元メンバー、キム・チョンハ が2月にリリースした EP「Alivio」のタイトルトラック。ハウスをベースにしたアップテンポなダンスナンバーで、現代を生きる全ての人が経験する社会的プレッシャー、不安と心配、そして日常の重みを手放し、完全に自分を愛しながら自由に人生を楽しもう!というメッセージが込められています。

PLAVE 「 Dash 」
2023年デビューの5人組K-POPバーチャルアイドル。初動売上が100万枚を突破した3rdミニアルバム「Caligo Pt.1」のタイトルナンバー。パワフルなロックサウンドが特徴的なこの曲は、PLAVEの新たな変化を象徴しています。


筧真帆セレクトの特集コーナーでは自身が渡韓していた時期付近(2000年代)に現地で話題になったK-POPナンバーをお届けしました。

Baby V.O.X「偶然」
第一世代のガールズとして、SES、ピンクルらと双璧をなしたグループ。メンバーには現女優のユン・ウネ、シム・ウンジンなどがいます。

チョPD「友達よ」feat.イン・スニ
当時の音楽番組で何度も1位と獲得し、04年を代表するヒット曲。当時の韓国では恋愛の歌詞が全盛でしたが、友情や人生を歌った歌詞が話題になりました。

 チャン・リイン「Timeless」feat.ジュンス
SMエンタテインメントが中国進出に力を入れるべく輩出された大型新人「チャン・リイン」のナンバー。MVにはSUPER JUNIORのメンバーも出演していました。

ノウル「痛くても痛くても/아파도 아파도」
当時はJYPの作家だったHYBEの創始者、パン・シヒョクが作曲したナンバー。

カン・サネ「サスガ カスガ」
曲のタイトルの「春日」とは、1970年代にカルメン・マキ&OZやRCサクセションのギタリストをつとめた、音楽プロデューサーでギタリストの「春日ハッチ博文」さんのこと。

リッサン「バレリーノ」 feat.Ali
伝統音楽とヒップホップの掛け合わせた個性的なナンバー。

G.C.ハマー「Club Arirang」feat.ジェロム、エディ
芸人のジ・サンリョルがGCハマー名義のラッパーとしてリリース。


番組でオンエアした曲は、後日番組Spotifyにアップされるので、ぜひチェックしてください!

番組公式Spotify

LuckyFM K-POP Sunday
放送局:LuckyFM茨城放送
放送日時:毎週日曜 10時00分~10時55分
公式X

番組ハッシュタグは #lks(エル・ケー・エス)

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※該当回の聴取期間は終了しました。

自動車修理工場の女性社長が「自動販売機のハンバーガー」を開発

トラックなどのドライバーさんのなかには、昭和の頃は、よく幹線道路沿いにあった自動販売機のハンバーガーで、お腹を満たした経験がある方もいらっしゃることでしょう。じつは最近、令和版の「自動販売機のハンバーガー」がじわりじわりと増えているんです。今回は、この自動販売機のハンバーガーを手掛けている自動車修理工場の方のお話です。

ハンバーガー自販機と小林さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

東京・新宿から中央道の高速バス、または新幹線と飯田線の特急「伊那路」を乗り継いで、およそ4時間の長野県飯田市に「ガレージいじりや」という自動車修理工場があります。敷地内には、トヨタ・パプリカ、マツダ・シャンテをはじめ、昭和の車がズラリ。しかも、工場の前にある懐かしい自動販売機コーナーが目を引きます。

お店の代表・小林由季さんは、埼玉県出身の41歳。小さい頃、ちょうどミニ四駆が大人気だったこともあって、クルマに興味を持ちました。19歳でオートマチック車限定の運転免許を取ると、街を颯爽と駆け抜けていった、白い「マツダ・RX7」に心躍ります。

『カッコいい!あのクルマに乗りたい!!』

そう思った小林さんは、知り合いの自動車関係者に相談すると、軽くあしらわれました。「RX7? アンタ、あのクルマ、マニュアルだし、ロータリーエンジンって知ってるの? 乗りたいなら、自分で自動車が整備出来ないと、まず無理だよ」

愛車のマツダ・シャンテと小林さん

マニュアルもロータリーエンジンも、全くチンプンカンプンだった小林さんですが、乗りたい思いが高まって、マニュアルで免許を取り直し、自動車整備士を目指します。男社会の自動車修理工場で、厳しい試練を乗り越えて、見事、整備士資格を取得。縁あって信州に移り住むと、趣味で借りたガレージで、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの履き替えを請け負ったことをきっかけに、2010年、自ら自動車修理工場を立ち上げました。

やがて、工場のスタッフが昭和43年製・スバル360の修復を成し遂げたことから、小林さんも古い車に興味を持ち、旧車が続々持ち込まれて、車雑誌にも注目されます。あれよあれよと、旧車好きならまず知らない人はいない工場に成長。小林さんは雑誌連載企画で、旧車でレトロな自動販売機巡りをすることになりました。

ところが、ここで小林さんは大変なことが起きていたことに気付くんです。

『大きな道路沿いにたくさんあったハンバーガーやうどん・そばの自動販売機コーナーがどんどん無くなっている……』

24時間営業のコンビニエンスストアが増えた一方で、自動販売機は経年劣化、オーナーさんの高齢化も進んで、自動販売機コーナーは次々と姿を消していたんです。そんな折、小林さんはお祖父さまを亡くしたことで、小さい頃、自動販売機のハンバーガーをなかなか買ってもらえなかった記憶がよみがえりました。

『あの思い出の、自動販売機のハンバーガーを残したい。ならば、ハンバーガーを作っている食品メーカーを助けよう!』

自動販売機コーナー

そうひらめいた小林さんは、さっそく自動販売機用のハンバーガーを仕入れます。自動車工場の前に冷蔵機能付きの自動販売機と電子レンジを設置して販売を始めると、ちょうどコロナ禍と重なったことで、テイクアウトのニーズをつかんで大繁盛。各地のレトロ自動販売機で売れたハンバーガーのおよそ4倍を1台で売り上げました。

小林さんはもうイケイケドンドン、自動販売機を増やして各地で大人気となりますが、あまりの売れ行きにハンバーガーメーカーのほうが悲鳴を上げてしまいます。安定した納品が出来ないので、もう勘弁してくれませんか、と言われてしまったのです。代わる製造業者も無く、困り果てた小林さん、思い切りました。

『ハンバーガーを作ってくれる会社が無いなら、自分の会社で作ってしまおう!』

もちろん、小林さんは自動車整備士ではありますが、食品の知識は全くゼロ。体当たりで、様々な食品製造に関する許可や食品衛生を、片っ端から学んでいきます。食品部門の「いじりやフードサービス」も立ち上げ、ハンバーガーを作ってみましたが、パンはパサつき、肉の脂は溶け出し、レタスなどの生野菜は安全性の面で使えません。しかも、自動車修理工場と食品工場の二刀流で、睡眠時間3時間の日々が続きました。

ふんわりバンズのチーズバーガー

それでも試行錯誤を繰り返し、味やソースにもこだわったチーズバーガーに辿り着いて、安定した製造、出荷も出来るようになりました。今は、全国で39台の自動販売機が元気に稼働中。自動車修理工場生まれの自動販売機とハンバーガーは、各地域で話題になっています。

「気合と根性でやってきました」と笑う小林さんですが、やりたいことはいっぱいです。

「レストランもやってみたいですし、クルマのテーマパークがあっても面白いですよね。ハンバーガー片手にみんなに巡ってもらって。夢は大きく持てば、きっと叶います!」

「RX7に乗りたい」から始まった小林さんの夢、今はまだ、その途中です。

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