止まらないSigma愛!インタビュー&全曲解説で“沼”へようこそ
最新のEDM、ハウス、UKG、ドラムンベースまで、クラブシーンの“いま”を発信し続けるダンスミュージック専門番組『LuckyもえClubMusic』(通称:らきもえ)。
10月16日の放送では、イギリスのドラムンベース・デュオ Sigma を特集し、最新アルバム『DAY ONE』を本人インタビューと共に深く掘り下げた。
Sigmaとは
Cameron EdwardsとJoe LenzieによるUKドラムンベース・デュオ。2006年、リーズ大学で出会い結成。シーンの本場イギリスで数々のヒットを飛ばし、世界的な人気を獲得してきた。
(左:Cameron Edwards、右:Joe Lenzie)
Sigmaの代表曲といえば…「Nobody To Love」
2014年にリリースされた代表曲「Nobody To Love」は、Kanye West「Bound 2」をサンプリングしたナンバーで、全英1位を獲得。Sigmaの名を一気に世界へ押し上げたアンセムだ。くまきがロンドン留学中にジムで聴き、ひと耳惚れした曲でもあり、これをきっかけにSigma、そしてドラムンベースへ深くハマっていくことになる。
そんなSigmaが10月10日(金)、ニューアルバム『DAY ONE』をリリース。リリース翌日という絶好のタイミングで、初のインタビューが実現した。
Sigma × くまきもえ インタビュー
アルバムタイトル『DAY ONE』に込めた想いは?
Sigma(Joe): “DAY ONE”というコンセプトは、原点に立ち返るということなんだ。10年間所属したメジャーレーベルを離れ、これからは自分たちの判断で進んでいく。他者の承認もハードルも必要ない。自分たちの音に誇りを持つ──その姿勢が“DAY ONE”なんだ。
タイトルは自然と決まったよ。僕らは常に「自分たちはどうしたいのか」を話し合ってきて、行き着いたのは「またゼロから始めている」という感覚だった。そして“DAY ONE”にはダブルミーニングがある。“Day Ones”は「昔からの仲間たち」を指す言葉でもあって、支えてくれた人たちへのメッセージという意味も込めているんだ。
アルバムの中で「新しいSigma」を象徴する曲は?
Sigma(Joe):うーん…悩ましいけど、個人的には「CHARGIE」だね。今年の初めに出した曲なんだけど、完成まで時間がかかったぶん特別なんだ。ボーカリストの変更や細かい調整を何度も重ねて、ようやく今の形になった。アップリフティングな空気もしっかりあって、「新しいSigmaはこういう方向だよ」と自然に伝えられる曲になったと思うよ。
今後の予定はありますか? 新しいコラボや音楽制作、日本に戻る予定なども気になります。
Sigma(Joe): 日本にはまた戻りたいよ。去年行ったんだ。──あれ、君は来てた?
くまき: もちろん行きました! 私、Sigmaの大ファンなんです。
Sigma(Joe): それは嬉しいな、ありがとう。日本には必ずまた行きたいと思ってるよ。それに、実は来週から次のアルバム制作に入るんだ。来年の今頃には形になっているはずだよ。
くまき: わあ、楽しみにしています。
Sigma(Joe): うん。僕自身すごくワクワクしてる。きっといい作品になると思うよ。
あの…くまきは「日本のSigmaアンバサダー」っても名乗っていいですか?
Sigma(Joe): もちろんだよ。モエ、君は“日本のSigmaアンバサダー”だよ。
最後にリスナーへ、アルバム曲から1曲おすすめするなら?
Sigma(Joe): 「OUTTASPACE」をぜひ聴いてほしいね。
アルバム『DAY ONE』全曲解説
1. Sigma - CHARGIE feat. Scrufizzer & Jamakabi
自主レーベル『Day Ones』第1弾シングル。エネルギッシュなビートにハードなラップが乗る、原点回帰型のドラムンベース。グライムやジャングルの荒々しい質感を受け継ぎながら、Sigmaが持つアンダーグラウンド精神を真正面から打ち出した一曲となっている。
2. Sigma, Danny Byrd & Basslayerz - Superstylin'
Groove Armadaの名曲を堂々とドラムンベース化。オリジナルのレゲエ〜ブレイクビーツ的なグルーヴをさらに加速させ、現代のクラブシーンへ直結する高揚感を生み出している。アルバムの序盤を一気に押し上げるキラーチューンとなっている。
3. Sigma - R U SLEEPING feat. Dizzee Rascal & Coco
レジェンドMCのDizzee Rascalを迎えた一曲。UKガラージ古典、Indo「R U Sleeping(Bump & Flex Vocal)」を軸に、「Fix Up, Look Sharp」へのオマージュを織り込んだ、UKクラブ・カルチャーへのリスペクトあふれるナンバーだ。ガラージ、グライム、ドラムンベースを縫い合わせるSigmaならではの職人技が光る。
4. Sigma - JUNGLE feat. Yung Sabre & Stefflon Don
Yung Sabreとのセッションから生まれた1曲。ジャマイカ系人気女性ラッパー、Stefflon Donを迎え、荒々しさとキャッチーさが同居したメロディラインが強烈な存在感を放つ。アルバムの中でも一際インパクトを残すナンバーだ。
5. Sigma, Dynamite MC - LEGENDARY
昨年の来日公演でもSigmaと共演した、ブリストル出身のレジェンドMC・Dynamite MCを迎えた一曲。レゲエ調のトラックが流れを一度クールダウンさせ、次の展開へ耳を滑らかに導くブリッジ的な役割を担っている。
6. Sigma - CHEMICALS feat. Mali Koa
90年代レイヴの精神をモダンなサウンドでアップデートしたドラムンベース。キャッチーなシンセ・リフと高揚感を支えるビートが心地よく、MarshmelloやGryffinとも共演を重ねるAR/COのメンバー、Mali Koaのヴォーカルが楽曲の世界観を力強く引き上げる。
7. Sigma, Izzy Bizu - WILDFIRE
アルバムの中心を担うキートラック。グラミー賞ノミネートシンガー、Izzy Bizuの柔らかなボーカルを主役に据え、緩急のある展開が映えるモダンな一曲に仕上がっている。ロンドンの覆面プロデューサー・SBTRKTが2011年に発表したヒット曲のリメイクで、ポップな耳当たりとダンスフロアの推進力を両立している。
8. Sigma - MAGNETIC feat. Julia Church
煌びやかなシンセとSigma節のドラムンベースが広がりのあるサウンドを生む一曲。Armin van BuurenやJohn Summit作品でも知られるシンガー、Julia Churchを迎えたことで、よりエモーショナルに響くモダンな仕上がりとなっている。
9. Sigma - SOUNDBOY feat. Sweetie Irie & Jamakabi
ジャングルラップとドラムンベースのハイブリッド。張り詰めたシンセとヘヴィな低音が絡み、フロアで真価を発揮する攻めの一曲。
10. Sigma - OUTTASPACE feat. Kazhi & Vallo
浮遊感のあるサウンドに四つ打ちのグルーヴを融合させた一曲。加速していくような疾走感が心地よく、気づけば引き込まれるような没入感を生み、アルバムの中でも印象的な余韻を残す。
11. Ambrose & Sigma - SKIT (IT WENT OFF)
レイヴのワンシーンを切り取ったスキット。アルバム全体の“熱”を緩やかに上げ直す役割を果たしている。
12. Sigma - PICKLE
無骨なグルーヴで押し切る、ミニマルなアプローチのフロアライクな一曲。わずか約1分という短尺ながら、強烈なインパクトを残していく。
13. Sigma - ONLY YOU feat. SACHA
Armin van BuurenやAlessoとも共演し、ダンスシーンで注目を集める若手シンガー・SACHAを迎えた、メロディ重視のポップな歌モノ・ドラムン。芯のあるボーカルがサウンドを前へ押し出し、アルバムの中でも確かな存在感を示す一曲となっている。
14. Sigma - UP ALL NIGHT feat. Gardna
アルバムのラストを飾るのは、Charlotte Hainingの力強いボーカルとGardnaのMCが存在感を示すエネルギッシュな一曲。ひときわ明るいムードをたたえ、熱量を残したままアルバムを締めくくるラストナンバーだ。
なお番組では、Sigmaオフィシャルジャパンアンバサダーとして、くまきもえがこれからもSigmaやドラムンベースへの愛を語りながら、楽曲も紹介していく予定だ。
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ドラムンベースをはじめとしたUKサウンドをこよなく愛するくまきもえと、フロアに爆発力を生むMIXスキルとオリジナリティ溢れるEDITワークを武器に、都内のトップクラブでレジデントを務める水戸市出身のDJ YU-KI(クリス)がお届け中。
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