明⽯ガクトと福⽥淳が未確認⼈物を、仲間と⼀緒に発掘するサークル型ラジオ、interfm『UMP〜未確認⼈物倶楽部〜』11月6日(木)22時30分からスタート!

interfm(東京:89.7MHz 横浜:76.5 MHz)は、
2025年11⽉より、新番組『UMP〜未確認⼈物倶楽部〜』をスタートします。

仕事、カルチャー、エンタメ――。この世界には、まだ光の当たっていない“未確認⼈物”がいる。そんな謎めいた才能たちにスポットライトを当て、仲間とともに発掘していくサークル型ラジオ番組『UMP〜未確認⼈物倶楽部〜』。
番組をナビゲートするのは、カルチャー×映像のストーリーテラー明⽯ガクトと、世界のエンタメ最前線を知る福⽥淳。⻑年エンターテインメント業界に深く関わってきた⼆⼈が、次に世間で話題となるであろう“未確認⼈物”を独⾃の視点で発掘します。知られざる才能やカルチャーを、時に鋭く、時にユーモラスに語り合う、予測不能なカルチャー・トークプログラムです。

番組では、“クラブ員”の皆さんからの「未確認」情報を⼤募集。「この⼈を取り上げてほしい」「このカルチャーを掘ってほしい」といった未確認⼈物や才能、エンタメに関する“調査報告”をお寄せください。ハッシュタグは、#UMP897。各プラットフォームでのコメントもお待ちしています︕

また、「Spotify」では、放送に⼊りきらなかったトークを含めた拡⼤版を配信。どうぞお楽しみに。

■番組概要
放送局:インターエフエム(東京:89.7 MHz 横浜:76.5 MHz)https://www.interfm.co.jp/
タイトル:『UMP〜未確認人物倶楽部〜』
DJs:明石ガクト・福田淳
放送日時:毎週木曜日22:30〜23:00(30分番組)
放送形態:録音
Spotify:https://open.spotify.com/show/7mHzgv7VhRcQW1WBEDu4KR?si=U8mlJSlOTiGP7YDQfGv6tg
番組ハッシュタグ:#UMP897

■DJsプロフィール
明石ガクト(あかし がくと)

ワンメディア株式会社 代表取締役CEO
2014年6月にONE MEDIAを創業。

国内大手ブランド向けにYouTube・TikTok・Podcastを活用したコミュニケーション支援を行っている。
2018年に『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』(幻冬舎)を上梓。最新の著書『動画大全』(SBクリエイティブ)は韓国・台湾でも出版。YouTube Works Awards 2022 クリエイターコラボレーション部門代表審査員、TikTok Ad Awards 2024、2025 審査員を歴任。

Instagram:https://www.instagram.com/gakuto_akashi/
X:https://x.com/gakuto_akashi

 

福田淳(ふくだ あつし)

連続起業家
大阪府生まれ

スピーディ 代表取締役CEO(現任)
STARTO ENTERTAINMENT 創業CEO
ソニー・デジタル・エンタテインメント 創業CEO

日本最大のタレントエージェント経営、世界19カ国での出版事業、ロサンゼルスでアートギャラリー運営、カリフォルニア全域・日本の沖縄・富士山麓でリゾート開発、無農薬ファーム運営、エストニアでのデジテルコンテンツ開発、スタートアップ投資など世界中でビジネスを展開。
『好きな人が好きなことは好きになる』など7冊の著書、講演多数。

受賞歴:
カルティエ「チェンジメーカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
ワーナー・ブラザース「BEST MARKETER OF THE YEAR」3年連続受賞
日経ウェブ「21世紀をよむITキーパーソン51人の1人」選出
文化庁 「コンテンツ調査会」委員
経済産業省 「情報大航海時代考える研究会」委員

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自動車修理工場の女性社長が「自動販売機のハンバーガー」を開発

トラックなどのドライバーさんのなかには、昭和の頃は、よく幹線道路沿いにあった自動販売機のハンバーガーで、お腹を満たした経験がある方もいらっしゃることでしょう。じつは最近、令和版の「自動販売機のハンバーガー」がじわりじわりと増えているんです。今回は、この自動販売機のハンバーガーを手掛けている自動車修理工場の方のお話です。

ハンバーガー自販機と小林さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

東京・新宿から中央道の高速バス、または新幹線と飯田線の特急「伊那路」を乗り継いで、およそ4時間の長野県飯田市に「ガレージいじりや」という自動車修理工場があります。敷地内には、トヨタ・パプリカ、マツダ・シャンテをはじめ、昭和の車がズラリ。しかも、工場の前にある懐かしい自動販売機コーナーが目を引きます。

お店の代表・小林由季さんは、埼玉県出身の41歳。小さい頃、ちょうどミニ四駆が大人気だったこともあって、クルマに興味を持ちました。19歳でオートマチック車限定の運転免許を取ると、街を颯爽と駆け抜けていった、白い「マツダ・RX7」に心躍ります。

『カッコいい!あのクルマに乗りたい!!』

そう思った小林さんは、知り合いの自動車関係者に相談すると、軽くあしらわれました。「RX7? アンタ、あのクルマ、マニュアルだし、ロータリーエンジンって知ってるの? 乗りたいなら、自分で自動車が整備出来ないと、まず無理だよ」

愛車のマツダ・シャンテと小林さん

マニュアルもロータリーエンジンも、全くチンプンカンプンだった小林さんですが、乗りたい思いが高まって、マニュアルで免許を取り直し、自動車整備士を目指します。男社会の自動車修理工場で、厳しい試練を乗り越えて、見事、整備士資格を取得。縁あって信州に移り住むと、趣味で借りたガレージで、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの履き替えを請け負ったことをきっかけに、2010年、自ら自動車修理工場を立ち上げました。

やがて、工場のスタッフが昭和43年製・スバル360の修復を成し遂げたことから、小林さんも古い車に興味を持ち、旧車が続々持ち込まれて、車雑誌にも注目されます。あれよあれよと、旧車好きならまず知らない人はいない工場に成長。小林さんは雑誌連載企画で、旧車でレトロな自動販売機巡りをすることになりました。

ところが、ここで小林さんは大変なことが起きていたことに気付くんです。

『大きな道路沿いにたくさんあったハンバーガーやうどん・そばの自動販売機コーナーがどんどん無くなっている……』

24時間営業のコンビニエンスストアが増えた一方で、自動販売機は経年劣化、オーナーさんの高齢化も進んで、自動販売機コーナーは次々と姿を消していたんです。そんな折、小林さんはお祖父さまを亡くしたことで、小さい頃、自動販売機のハンバーガーをなかなか買ってもらえなかった記憶がよみがえりました。

『あの思い出の、自動販売機のハンバーガーを残したい。ならば、ハンバーガーを作っている食品メーカーを助けよう!』

自動販売機コーナー

そうひらめいた小林さんは、さっそく自動販売機用のハンバーガーを仕入れます。自動車工場の前に冷蔵機能付きの自動販売機と電子レンジを設置して販売を始めると、ちょうどコロナ禍と重なったことで、テイクアウトのニーズをつかんで大繁盛。各地のレトロ自動販売機で売れたハンバーガーのおよそ4倍を1台で売り上げました。

小林さんはもうイケイケドンドン、自動販売機を増やして各地で大人気となりますが、あまりの売れ行きにハンバーガーメーカーのほうが悲鳴を上げてしまいます。安定した納品が出来ないので、もう勘弁してくれませんか、と言われてしまったのです。代わる製造業者も無く、困り果てた小林さん、思い切りました。

『ハンバーガーを作ってくれる会社が無いなら、自分の会社で作ってしまおう!』

もちろん、小林さんは自動車整備士ではありますが、食品の知識は全くゼロ。体当たりで、様々な食品製造に関する許可や食品衛生を、片っ端から学んでいきます。食品部門の「いじりやフードサービス」も立ち上げ、ハンバーガーを作ってみましたが、パンはパサつき、肉の脂は溶け出し、レタスなどの生野菜は安全性の面で使えません。しかも、自動車修理工場と食品工場の二刀流で、睡眠時間3時間の日々が続きました。

ふんわりバンズのチーズバーガー

それでも試行錯誤を繰り返し、味やソースにもこだわったチーズバーガーに辿り着いて、安定した製造、出荷も出来るようになりました。今は、全国で39台の自動販売機が元気に稼働中。自動車修理工場生まれの自動販売機とハンバーガーは、各地域で話題になっています。

「気合と根性でやってきました」と笑う小林さんですが、やりたいことはいっぱいです。

「レストランもやってみたいですし、クルマのテーマパークがあっても面白いですよね。ハンバーガー片手にみんなに巡ってもらって。夢は大きく持てば、きっと叶います!」

「RX7に乗りたい」から始まった小林さんの夢、今はまだ、その途中です。

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