安眠ボイス!? TENDREのイケボで「いい夢見ろよ」

7月20日深夜にInterFM897で放送した『Feel the moment』。ゲストは、ampelとしても活動する、河原太郎によるソロプロジェクトTENDRE。ソロを始めたきっかけや、TENDREという名前の由来、音楽を作るときやプロデュースをするときにこだわっている部分など普段では聞けないお話をたっぷり伺いました。
音楽も日常の生活も「余白」ってすごく大事
田中里奈(以下、田中):河原さん、ほんとにいい声してますよね。
河原太郎(TENDRE: 以下、河原):ありがとうございます。低くてすいません。
田中:土曜日の夜中なのでみんなこれを聴きながら眠くなるかもしれない(笑)寝る前にずっと話しててほしいです。耳元で。
河原:じゃあ今度、値段決めてそういうサービスを(笑)
田中:今睡眠の質を上げるって流行ってますよね。そういうアプリもありますし。
河原:イケボ的なアプリもありますよね。僕はやったことないですけど。
田中:今、ちょっといい声で言ってもらっていいですか?(私が)言ってもらいたいことを。
河原:オレが言うんですか?うーん、じゃあ番組の終わりに取っときましょう。
田中:じゃあ番組の最後に言ってもらう感じで。やったー!(笑)考えとかないと!さて今日はTENDREさんにもこのコーナーにお付き合いただきます。「あなたの今を教えて!脳内ゲージ大解剖!」今の頭の中、何が何パーセント占めてるのかを教えてください。例えば私は、50%「Tomorrowland」。ベルギーのフェスです。で、30%「断捨離」。20%は「余白」です。
河原:なるほど。余白っていいですね。僕はですね、50%は「音楽」になっちゃいますね。ライブもありますし。20%が「大きな家が欲しい」。15%が「一人旅行きたい」。あとは……「余白」(笑)余白って音楽でもめちゃくちゃ大事なことで。情報量が多すぎると、伝えたいことも伝わらなかったりするので。
田中:音の情報が多いって例えば?
河原:ギターソロやっている時にサックスのソロもやっちゃったら情報量が多すぎちゃうみたいに(笑)ギターソロやってる時はちゃんと休むとかね。表現の幅として余白っていうのは大切にされるところがあるので。何もない時間も自分にとっては必要ですよね。
田中:作ってますか?日常の余白。
河原:作ってます、作ってます。今日は家にいるって時に、なんもしない時間を。映画を見たり、意識しすぎないインプットをちゃんと作るというか。
田中:大きい家は?
河原:模様替えをするのが好きなんですけど、祖母から授かった棚みたいのがあって、家に置きたいものっていうのが増えてきたんです。楽器もあるので、家の幅が足りない(笑)作業するにしてもゆっくりするにしても落ち着く大きな家に住みたいなと。
田中:めちゃめちゃオシャレな家になりそうですね。で、最後の「一人旅」は。
河原:僕いま、チミケップ湖ってところに行きたくてですね。北海道(津別町)なんですけど、湖ブームが来てて。札幌よりもうちょい離れたところにあるらしくて、そこに行ってずっとボーっとしたい。湖って何があるわけじゃないんですけど、湖でやりたいことっていうのが結構あって。まず冬に、コテージがある前提で、コテージのべランダで湖を眺めながら、寒いなか毛布にくるまって温かい飲み物を飲んで。熱いコーヒーやらココアやらからめちゃめちゃ湯気が出てて、湖をボーっと眺める。音は木が揺れる音だけ。最高じゃない、と思ってて。去年からずっとやりたくて、今年絶対やろうと思ってます。
メモ帳に書いた「誘いに乗ってみただけ」の意味は?
田中:後半は、久々にアレをやりたいと思います。
河原:アレ?
田中:スマホのメモ帳って結構色んなこと書き込むじゃないですか。どんなメモが残されてるのかって個性的で面白いから、それをちょっと教えてもらえたらっていう。
河原:僕、このタイミングを待ってたかもしれないです。めちゃくちゃメモするんですよ。知り合いのミュージシャンともメモの見せ合いをやったんですけど、僕らの場合って歌詞につながることだったり書き留めておきたいってことはよくあるんで、メモはめちゃくちゃ取ります。
田中:どんなメモが?
河原:2019年1月6日「誘いに乗ってみただけ」というメモがありますね。
田中:えっ…なんか深い。
河原:女性が映画かなんかで言ってたフレーズだったんですよね。めちゃめちゃかっこいいなと思って。人生的なことで使ってたんですよね。ここまであなたとやってきたのは、誘いに乗ってみただけだから、みたいな。
田中:かっこいいですね!
河原:同じ日に「惚(ほ)れるも呆(ほう)けるも同じ感じ」って書いてあります。
田中:気づいちゃったんですか?
河原:気づいちゃったんですね(笑)何かに惚れることってあるけど、もしかしたら入り込み方では呆けることにもつながるというか。 距離の取り方って大事なんだなっていうのを思ったんですよね。
田中:考え事するときって順序立てて考えます?それともふわふわっと?
河原:日頃、樹形図みたいなのを作ってるんだと思うんですよ。色んな種を撒いてるんでしょうね。その種が枝としてつながっていく中で樹形図の中から引っ張り出して、整えていくというか。そういう作業をすることが多いかもしれないです。
自分が着せてあげられる洋服を着せる、それがプロデュース業
田中:もうすぐフジロックですね。
河原:はい。僕は今回RED MARQUEEで出演させてもらいます。去年はGypsy Avalonというステージに出させてもらって、また1個大きなステージにということで感極まるものがありますね。今からすごい奮い立ってます。
田中:プロデュース業もされてますけど、別のアーティストの方が自分の手掛けた曲をステージで見るってこともありますか?
河原:今年はCHARAさんがいらっしゃるんですけど、アルバムで参加させていただいた曲があるので。
田中:自分の楽曲と、他の方のプロデュースとってやっぱりちょっと意識違います?
河原:全然違いますね。他の方は他の方の像がすでにあるので、僕自身が着せてあげられる洋服を考える感じというか。それが自分とは像が違うので、この人が着るとこうなるんだっていう楽しさがある。プロデュースは楽しいですね。
田中:なるほど。洋服を着せるって表現すごくわかりやすいです。さて、そろそろ番組も終わりなので、最初にお願いしたアレをやっていただいてお別れしたいと思います。どうぞ!
河原:……「いい夢、見ろよ」……。うわーー違うわーーー!(笑)ありがとうございました(笑)
- Feel the moment
- 放送局:interfm
- 放送日時:毎週土曜 24時00分~24時30分
- 出演者:田中里奈
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メール:feel897@interfm.jp
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