結成10年目のtricot「みんなのこと好きやなって気持ちが溢れました」

tricot

毎週土曜日、お茶の間で大人気のユージがInterFM897から送る全力投球プログラム『TECHNOS COLLEGE Young Blood』。11月2日の放送では、先日、「総合学院テクノスカレッジ」で行われた公開収録の模様をお届け。ゲストにtricotを迎え、トークショーとライブをお送りしました。

メンバーの入れ替えも「ナチュラルに入っていけました!」

ユージ:みなさんは今年で結成9年目ということで。

中嶋イッキュウ(以下、中嶋):今は10年目に入ったんですけど、9年を迎えました。

ユージ:一緒にいる時間長いですよね。昔と今で変わったことありますか?

中嶋:メンバーは2、3年前にドラムが新しく入って変わりました。

ユージ:じゃあ雰囲気は変わりました?

中島:変わらなかったです。いい意味で。この女子3人組に入ってきて大丈夫かなと思ったんですけど、特に何も変わらなかったので素晴らしいです。

ユージ:それを聞いて吉田さんはどうです?

吉田雄介(以下、吉田):褒め言葉として受け取っておきます(笑)。変わらずいていただけるなら、それで。

ユージ:吉田さんはどういう気持ちでした?入った時。

吉田:それが身構えもせずナチュラルに入っていけました。

ユージ:なんででしょうね?今まで3人でやってきたので絆とかもあるし、っていろんなこと考えますよね?

吉田:それを考えて行って、入ったらまあいけた!みたいな。

ユージ:それは3人の器の広さかもしれないし、吉田さんがどんなところにも入っていける力があったのかもしれないし。

中嶋:多分、後者ですね。吉田さんが溶け込むのが上手です。私たちは受け入れるのが下手なので(笑)。

ユージ:今年で10年目、メジャーデビューは最近ということで、何か変わりました?

中嶋:今までは自分たちで考えなければいけなかったのが、人がアイデアを出してくれるようになってすごく楽になりました。やるべきことに集中できるようになりました。

ユージ:今年の9月25日にメジャー1stシングル「溢れる」をリリースしました。これにちなんで、メンバーの気持ちが溢れてしまった瞬間ありますか?

中嶋:9月に周年企画で仲のいいバンドに出てもらって、「みんなのこと好きやな」って気持ちが溢れました。

ユージ:tricotが声をかけてバンドに出てもらって、改めて好きだなと(笑)。

中嶋:自分らが好きだから呼んだんですけどね(笑)。

ユージ:tricotといえば、メンバーの個性的なネーミングが曲にも表れていて、例えばメジャーデビュー前の曲の「おちゃんせんすぅす」とか。これはどうしてそういう名前になったんですか?

中嶋:これはふざけて喋ってる時に「ぜんぶ中国語っぽく喋ってみよう」ってなった時にオレンジジュースのことをそう呼んでたんです。そのまま歌詞にしてタイトルにしました。

ユージ:いい感じに力抜けててサイコーでした。あとは「爆裂トリコさん」。これもすごいと思いました。tricotといえば、ライブが盛り上がってますよね。昨年はイギリス、アメリカツアーもやったということで。ここが良かった、みたいなところありました?

中嶋:アメリカはノリがすごいですね。爆発してます。イギリスはもうちょっとしっかり聴いてくださってる感じ。

吉田:日本の感じに近くて、安心感はありました。

TECHNOS COLLEGE Young Blood
放送局:interfm
放送日時:毎週土曜 20時00分~21時00分
出演者:ユージ
番組ホームページ
公式Twitter

ハッシュタグ:#yb897
メール:yb897@interfm.jp

※該当回の聴取期間は終了しました。

村上春樹「すごく面白い映画です。もし機会があったら、ぜひ」と語るおすすめの映画は?

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00~19:55)。3月26日(日)の放送は「村上RADIO ~今夜は、落ち穂拾い~」をオンエアしました。今回のテーマは「今夜は、落ち穂拾い」。「落ち穂拾い」といえば、ミレーの名画が思い浮かびますが、村上DJは、これまで放送した番組の編集で、時間の関係でこぼれ落ちた曲を丁寧に拾い上げ、おすすめの“落穂曲”にまつわるエピソードを披露しました。この記事では、オープニングトークと、前半1曲を紹介した内容をお届けします。



こんばんは、村上春樹です。村上RADIO、今夜は「落ち穂拾い」の特集です。
これまでの番組でかけようとして録音もしたんだけど、時間の関係でかけられなかった曲を中心に集めてみました。少し余分に録音しておいて、それをあとで編集することが多いので、その結果どうしても1曲か2曲はこぼれ落ちてしまうんです。
そういう気の毒な音楽たちにセカンド・チャンスを与えてあげようじゃないかという趣旨でやりました。というわけで、今回はかなりばらばらな選曲になりますが、なにとぞよろしく。

<オープニング曲>
Donald Fagen「Madison Time」

「落ち穂拾い」といえば、アニエス・ヴァルダの監督した同名の映画がありましたね。ミレーの名画「落穂拾い」に着想を得て、ヴァルダさんがカメラを手に、フランスの国中で「ものを拾う人」たちを撮りまくったドキュメンタリーです。フランスには収穫を終えた畑で、こぼれ落ちた作物を誰でも自由に拾い集めていいという古い法律があるんですね。その時期は他人の私有農地に入っても罰せられない。貧しい人が食べていけるように、作物を無駄にしないように。
これ、すごく面白い映画です。もし機会があったら是非ご覧になってください。

◆William Warfield「Ol' Man River」
まず、2022年4月放送分「和田誠レコード・コレクション」からの落ち穂曲です。
早稲田大学の国際文学館(村上春樹ライブラリー)に設置されたスタジオで初めて公開録音をおこなったときのものです。亡くなった和田誠さんのご家族からライブラリーに寄贈されたアナログ・レコード・コレクションのなかから、和田さん好みの音楽を選曲しました。

「ショウボート」というミュージカルが上演されたのは1927年のことで、かなり古いです。作曲したのはジェローム・カーン、作詞はオスカー・ハマーシュタインです。ミシシッピ川を行き来するショウボートを舞台にしたドラマで、この「Ol' Man River(オールマン・リヴァー)」は黒人の荷物担ぎの労働者ジョーによって歌われます。バス歌手が朗々と歌い上げる見せ場になります。黒人歌手ポール・ロブソンの歌唱が有名ですけど、このレコードではウィリアム・ウォーフィールドという人が歌っています。

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聴取期限:2023年4月3日(月)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:村上RADIO ~今夜は、落ち穂拾い~
放送日時:3月26日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

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