パノラマパナマタウンNEW ALBUM「GINGAKEI」世の中全ては銀河系である!?

12月9日のInterFM897『Ready Steady George!!』、ジョージ&シャウラがお届けする3時間!神戸出身のオルタナティブロックバンド、パノラマパナマタウンが登場!最新ミニアルバム、近況について伺いました。
曲で背中を押したい、そう思えるようになった
George Williams(以下、George):パノラマパナマタウンの岩渕さんをお迎えしております。
岩渕想太(以下、岩渕):よろしくお願いします。
Shaula:久しぶり!
岩渕:嬉しい。帰ってこれて嬉しいです。
Shaula:おかえり。
George:反感を買った岩渕さん。
岩渕:そうですね。
Shaula:そうだったの?
George:いや、でも自信を持って語るって重要なことですよ。
Shaula:私は好きですよ。
George:いや、大好き。
岩渕:そう言ってもらえるのはすごく嬉しいです。本当に。
Shaula:なぜかこう、嫌いになれない。
George:そうそうほんと、そうなんですよ。
岩渕:「なぜか」が余計ですよ。一般的には嫌いになるみたいな。その余計ですけど。
George:あの口笛クイズも聴いてくれてた。
岩渕:そうですね。早く着いちゃってずっと聴いてたんですけど。
Shaula:そう、結構ね、必死に聴いてたけどわかったっていう閃きの顔はしてなかったですよ。
岩渕:そうですね。ずっと混沌としてましたね。
George:なんかこう背中を向けながらこの放送を聴いていたそうで、喜んでいいのかほんとこれが酷いコーナーなのか、岩渕さんどう考えているのか興味あるんですよ。
岩渕:いや最高のコーナーですよ。
Shaula:Really?ねぇほんと?ほんとのこと言って?
岩渕:いやいやほんと最高だと思う。
George:もう12月。最後に会ったのが2月だったんですけど、どんな1年になりました?
岩渕:そうですね、やりたいことやれるようになったかな、と思ってて。やっぱ自分でなんかセーブしてた部分というか、メジャーに行っていろんなこと考えすぎて凝り固まってたところあると思うんですけど、今回アルバム出してツアー回るようになって、すごいやりたいことやれるようになったなって感じはします。
George:え、何がそうさせたんですか?
岩渕:うーん、なんかこう面白くなくなっちゃったんですよね、ライブやってて前のアルバム出してライブやってて、お客さんは喜んでる顔はあったし、周りの人もいいって言ってくれてるけど。自分たち4人の中でなんかこれって本当にやりたいことだっけみたいな、もっとピュアな物質でやってた楽しさみたいなんがあったはずなのに、なんでこんなことになってんだろうってすげぇ4人で話して。そこからもっとやりたいことやろうぜってなったのが大きかったですね。
Shaula:でもやりたいことをやろうよって言ってもなかなかそれ行動に移すのって難しいじゃない、頭ではわかっても。特に大人が周りに居たりとか色んな大人の事情があるから、そこはどうやって突き抜けたの?
岩渕:やっぱ結局、保守的なんですよ。僕もそうだしメンバーもそうだし、すげぇちょっとまもりに入っちゃう面があるんで、そういうとこはすごい弱いなって自分でも思ってて、だからやっぱり鞭打って新しいもの作るぞって方にどんどん頭を切り替えて行ったら楽しくなってきて。その楽しさを殺さないように、殺さないようにって感じで制作していった感じですね。
Shaula:やっぱ楽しむとね、周りも楽しくなるし見てる方も楽しいしそれも伝わるしね。
George:ニューアルバム「GINGAKEI」どんなアルバム?自分たちのやりたいように?
岩渕:「GINGAKEI」ってのも思いつきなんすよ。あんま最初、意味なくて。
Shaula:え、それはなにフレーズなの?銀河系じゃない?
岩渕:なんだろう。飲んで帰ってバッと次のアルバム「GINGAKEI」だなって思った瞬間があって。
Shaula:私は「GINGAKEI」?
岩渕:「GINGAKEI」です。
Shaula:Georgeは?
岩渕:「GINGAKEI」です。みんな銀河系だなと思って。なんか自信がすごいあって確信があって、メンバー4人に「GINGAKEI」で行きたいって話をしてマネージャーにも言って。すげえでかい大風呂敷じゃないですか。それくらい大風呂敷広げてないとなんかこう、詰まっちゃう気がしたから。そういうのでテーマに置きたかったっていう流れですね。別に宇宙が好きなわけじゃないですけど。
George:でも、なんか空を見上げてる感じするけどね。ちょっとロマンティックなところ感じるんだけど。
Shaula:ロマンチスト?
岩渕:ロマンチストかもしれない。あんまり思ったことないですけどね。でも夢は見てたいと思います。
Shaula:うん、そうね。大切。
岩渕:上京して2年で、福岡の北九州の餅屋の息子だったんですけど、なんか、やっぱピュアな気持ちっていうのをなんかどんどん忘れて行ってるなって悲しくなる瞬間とかすごくあって。
Shaula:餅屋だったんだ。じゃあこの季節、家族からお餅めっちゃ届くでしょ。
岩渕:餅めっちゃ届きますね。餅だけで食えんじゃないかってくらい届くっすね。
George:両親は音楽聴いてたんですか?
岩渕:音楽めっちゃ大好きっすよ、両親も。The Clashとか好きっすね。The Sex Pistolsとか。
Shaula:なんてかっこいい餅屋。
George:いやかっこいい。そこのお餅食べたい。
岩渕:でも添加物とか使わないぞって言って親父も自分の作るものにこだわってる人だから、そういう背中見てたから自分の作るものに対してこう曲げないみたいなのは教わりましたね。
George:それが今のバンドに直接反映してるってことね。
岩渕:うん。そうっすね。
George:現在ツアー中、リリースツアーで新曲の反応どうだったですか?
岩渕:新曲の反応いいというか、楽しいですね。自分らも楽しいしお客さんも楽しそうだし。BPM(Beats Per Minute: 曲の速さを表す単位)すごい下げたんですよ。前に比べてもっと腰で乗れるようなものを作ってこうって、そういうフロアが見たいねって話を4人でしてたんですけど、本当に受け入れてくれてどんどん乗り方が変わって。ついてきてくれてるからライブやってて純粋に楽しいですね。最近。
George :演奏してそれが直接の反応でどういう形になってるかって見れるじゃないですか。
岩渕:そうですね。音楽とか言葉とかで出したものが届いてるかわかるのがライブだと思うから、そういう意味ではすごいわかってんなって感じがする。伝わりきってないところもいっぱいありますけど。
George:ワンマンライブを控えてますね。1月19日恵比寿リキッドルームで、詳しくはホームページをチェックしてください。最後にアルバムタイトルトラックをかけたいと思うんですけど、どういう曲?
岩渕:銀河系くらいでっかい可能性が誰にでもあるぞっていう、そういう曲っすね。それを殺さないように生きたいって自分たちへの曲でもあるし、聴いてる人に向けてる曲でもある。なんか皮肉っぽい歌詞とか冷めた目線の歌詞とかをめっちゃ書いてて、こういう肯定的なことってあんまり歌えなかったんですけど。恥ずかしくてなんか違うなって思ってたんですけど、すげぇピュアにそういう曲を作れるようになったというか。背中を押したいなと思えるようになったというか、そういうきっかけの曲っすね。
George:表現者としてそれ、すごい大切なことじゃない?大きな一歩じゃない?もちろん捻くれたこととかもいいんだけど、ストレートに言えるってのも武器が増えたってことじゃない?
岩渕:そうっすね。いろんな幅が歌詞にも出したいなって思いますね。
George:来年どんなことを考えてる?
岩渕:来年一個でっかいこと考えてるんですけど、言えないですね。
Shaula:じゃあいつ頃楽しみにしてたらいいんですか?
岩渕:春過ぎくらいですね。楽しみにしててください。
George:今日はほんとありがとう。
岩渕:ありがとうございました。
- Ready Steady George!!
- 放送局:interfm
- 放送日時:毎週月曜~金曜 13時00分~16時00分
- 出演者:George Williams、 Shaula
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