サラリーマンが世界一周!「仕事も旅も自分にとっては欠かせないもの」

写真左から田中里奈、東松寛文(リーマントラベラー、休み方研究家) ©InterFM897

青文字系ファッション誌を中心に活躍中のモデルの田中里奈が、土曜の夜にInterFM897でInternational、Music、Fashion、People、Trend等を発信する『Feel the moment』。1月11日は、前回に続いてリーマントラベラー、休み方研究家の東松寛文さんをお迎えしました。

サラリーマンしながら世界を旅する「リーマントラベラー」

田中里奈(以下、田中):今週(1/11)もよろしくお願いします!

東松寛文(以下、東松):よろしくお願いします!

田中:今日はこのコーナーから。「あなたの今を教えて!脳内ゲージ大解剖!」とっても簡単です。今この瞬間、脳内ゲージで何が何パーセント占めているか、その割合と項目を教えてください。まずは私から。旅が30。NEWが20。残り50%が余白です!

東松:NEWって新しいってことですか?

田中:もう2020年ですから。気持ちも新たに。昔はなんでもかんでも言語化してて、言葉にした方が考えが深まると思ってたんですけど、感覚のままいさせてみようと思って。余白は、この番組で2週に1回くらい言ってるんですけど、私余白制度を取り入れまして。以前この番組に占星術師の方が来てくださった時に、とにかく断捨離がいいって話をされて。余白を作れば、もっといいものが入ってくるって言われて、ギクッとしたんですよ。スケージュールも頭の中も家の収納も、100あったら150詰めた方がいいって思ってて。

東松:わかります。空いてることが不安になるくらいですよね。

田中:それがいいし普通だと思ってて。余白全然なかったと思って、スケジュールや頭の中も考えない時間とかをあえて作るようにしたんです。すると予想もしなかった面白いイベントにポンと誘われるとか、循環しやすくなって。

東松:余白によって人生が楽しくなったんですね。

田中:めっちゃ楽しくなった。豊かさが増したかな。直観力が増した。

東松:いい話を新年から聞きました!(笑)僕も取り入れます。

田中:東松さんの脳内はどうなってますか?

東松:僕は50%が旅行。残り50%が、仕事!でも1%余白にまわします(笑)。

田中:さすがはリーマントラベラー!いいと思います!

東松:やっぱり仕事あってこその旅行なんで、そこは両方大切にしたいなと思っています。

田中:バランス感覚が本当に良さそうですよね。

東松:でもそれも、仕事の中で培われた感覚かなとは思います。もちろん最初入ったばかりの頃は仕事も大変だったし辛かったけど、でも例えば文章力はやりたくない仕事から生まれたんです。旅行に行かなきゃいけないけど仕事量が減るわけじゃない、そうなるとメールをいかに早く捌けるかとか、相手の返信を待たなきゃいけないので相手が返したくなるようなメールを作るとか。パッと開いた時の見やすさとかも重視して。それも早く帰って旅行に行くため。そういうのを徹底してやったら文章力に繋がってたっていうのはありますね。

田中:すごい。東松さんの文章ってホントに入ってきやすいし、見やすいですもんね。

東松:ありがとうございます。好きなものの中で得られることも多いけど、責任ある仕事の中でも得るものが大きいので、やっぱりどっちも大切にしていきたいなと思います。 あとは僕も社畜寸前の感じで働いてたこともあったので、そういう風に働いてる人がちょっとでも出かけてみようかなって思って欲しいというのもあってやっぱりどちらも大切に、そういう人が目指したくなるような存在でいたいなっていうのはあります。

田中:やっぱり本質的な自由ってどこにいるかじゃなくて、自分の心が決めるんだなって話を聞いていて思いました。

東松:本当にその通りだと思います。オンとオフをきっちり分けていた時もあったけど、今はとにかく、どっちも本気で生きるっていう(笑)。好きなことに向かってるから疲れないんです。

生き方は選んでもいい、旅を通じてそれを伝えていきたい

田中:後半はちょっとメモを覗かせていただきたいと思います。皆さんスマホとかでメモ、したりするじゃないですか。メモって人それぞれすごく個性的で面白くて。

東松:僕、結構ノートを使います。旅の時は現地でお気に入りのノート探して、自分のやりたいこととか価値観とかを書き込んだり。帰りの飛行機では自分自身と向き合って、内省することが多いですね。例えばキューバに行った時、僕大体どこかに行った後は違う国に行きたいと思うんですけど、キューバの時はまた行きたいと思ったんです。その理由がわからなかったんで、帰りの飛行機で考えてたら答えが分かって。

田中:なんだったんですか?

東松:平均年収2万4千円と言われている貧しい国で、でも社会主義なので配給制度もあって医療費も無料、治安はあんまりよくないかなと思って行ったんですよ。現地の人と絡んでると、例えば、うちに来てご飯食べてきなよと言われてごちそうになったりとかして。爆音がしてる家があったからチラッと見たら、中のお姉さんと目が合って「カモン!」って言われてそのまま入ったらダンスを特訓させられ。

田中:ええー!(笑)

東松:僕の想像してなかったおもてなしをされちゃったんですよ。心が豊かな国で、それが忘れられなくて。僕は現地の人と交流するのが好きで、色んな国に行ってどこを見てるかと言えば世界遺産とかじゃなくて、現地の人が普段行くようなスーパーとか市場とか。色んな生き方があるって、日本に居たら気づかなかったなって思ったんです。会社員になるまでこういうものだと思って疑問もなかったですし。でも海外に行ったら生き方って色々あるなって気づけて。生き方って選んでもいいってことをキューバに行った帰りに気づいて、それを発信したいなって思いにつながりました。

田中:すごい、素敵。発信は、オンラインサロンとかで?

東松:そうですね、オンラインサロン、それから講演。最近では小・中学校でも講演しました。世界で見てきたものを伝えながら。あと、僕は小さいころから本を出したいという夢があって、会社員になって諦めたんですね。でも28歳の時にリーマントラベラーとして活動し始めた時に「本を出したいです」と宣言して始めた結果、2年後本を出せて。夢がかなったんです。今はSNSとかもあって、夢をかなえる場所も増えたなと思っていて。子どもたちには諦めてほしくないので、こんな生き方もあるからとにかく声を出してみようと。すると最後にはみんなハイハイハイ!って手を上げて夢を話してくれるんです。

田中:たまらないですね。

東松:子どもたちにも、そういう活動をして行けたらなと思ってます。サラリーマンだからできないってことはないって。夢への一歩ってそんなにはみ出すことじゃなくて、何か1個始めてみようっていう。僕だって仕事しながら旅行に行ってるだけなので(笑)。でもそのくらいでも人生は変わるんです。

田中:ここ数年世の中の意識ってすごく変わってますし、そういう人増える気がします。

東松:時代も変わったし、せっかくなのでやりたいと思ったことを先送りにしないで、やれる方法を考えてみる。考えるだけでも、もう一歩踏み出してると思うので。

田中:なんだかグッときました!

「サラリーマン2.0 週末だけで世界一周」
Feel the moment
放送局:interfm
放送日時:毎週土曜 24時00分~24時30分
出演者:田中里奈
番組ホームページ

ハッシュタグ:#feel897
メール:feel897@interfm.jp

※該当回の聴取期間は終了しました。

「ベートーベン=才能の人」ではなかった!?

4月24日「長野智子アップデート」(文化放送)、午後4時台「ニュースアップデート」は毎日新聞論説委員の小倉孝保さんが、「ベートーベンに音楽の才能は確認できなかった」というニュースについて解説した。

長野智子「(ベートーベンに音楽の才能がないって)大谷翔平選手に野球の才能は確認できなかった、というぐらいビックリします(笑)。ベートーベンですよ?」

小倉孝保「ベートーベンって相当、音楽的には能力高いですよね」

長野「それはそうですよ(笑)」

鈴木敏夫(文化放送解説委員)「宮廷音楽を我々、大衆の音楽にしてくれた功労者ですよ」

小倉「ベートーベンって18世紀の末から19世紀の初めにかけての、ドイツで生まれた人なんですけど、髪の毛がまだいくつか残っているんです。5、6箇所にあるらしくて。その髪の毛を集めてきて、数年前からDNAの鑑定検査というのが、あちこちの大学で行われているようです。去年でしたか、最初に発表されたのは、どんな病気にかかっていた可能性があるのか、体調はどうだったのか、という話で」

長野「はい」

小倉「彼は鉛中毒で難聴になったんじゃないか、という説があったんですけど、それは否定されたんです。髪の毛からまったく鉛は出なかった。むしろ遺伝子的には肝臓が悪かったんじゃないか、と。恐らくB型肝炎にかかっていて。ベートーベンってすごくお酒を飲んでいたらしいんです。お昼からワインを大体ボトル1本飲んでいた」

長野「そうなんですか(笑)」

小倉「難聴云々というよりも飲みすぎだった感じらしいんです。それは既に発表されているんですけど。今回発表されたのが、また別の大学なんですけど、いろいろDNA検査していても、これという音楽的才能が見つかっていないんです」

長野「音楽的才能はDNAでわかるものなんですか?」

小倉「10年ぐらい前からDNA鑑定の能力が上がるなどして。今回は1万4000人ぐらいのDNAのデータがあって、その中から、リズム感の高い人はこういう集団だとか、そういうデータがあるらしいんですよ」

長野「データが集積されているから……」

小倉「そのデータと合わせたところ、遺伝子的に、特にリズムやビートに関しては、ベートーベンは劣っていたんじゃないか、という。もともと音楽才能が飛び抜けて高かったわけじゃないかもしれないんです。彼の場合はお父さんも音楽家でしたから、音楽を聴いたときにどういう行動をしなさい、とか。彼はピアノもしていて、すごく上手でした。彼の音楽的才能というのは、生活習慣のほうで、生まれたあとから培われていったんじゃないか、という見方が強まっているらしいんです」

長野「それってうれしい情報というか。本当に一握りの限られた天才がいて、ほかは一般人みたいな。天才は特別な遺伝子を持っているのかと思いきや、むしろ生まれたあとの環境から天才が育まれる、という」

小倉「そういう学説のほうが強まっているみたいですね」

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