お芝居にアート…新境地の仕事にベッキー「自由になれる感じがする」

表参道Aoの情報とともに、毎週ゲストを迎えてお送りするInterFM897のプログラム『表参道Ao 10th Anniversary Presents Oshare Life』(DJ: Shaula)。2月1日のゲストは、タレントのベッキーさんでした。
ブチギレる役は、日常の溜まったストレスを発散できる
Shaula:2020年始まりましたが、2019年は変化の年でしたよね?
ベッキー:そうでした。色んなお仕事もさせていただいて。
Shaula:結婚もして、妊娠もして。やっぱり仕事を忙しくしてきた方だと思うんですけど、母親になってライフスタイルがガラッと変わると思うんですよ。それに対してドキドキとか不安とかはありますか?
ベッキー:どうかな。不安はないというかこういうステージなんだなと思って。人生は変化していくものだと思うから。
Shaula:じゃあ変化は受け入れられるタイプ?
ベッキー:はい、あっさりと(笑)。こういうもんでしょ人生は、って思ってます。
Shaula:飽きっぽいタイプですか?
ベッキー:そうですね。だから毎日同じオフィスに通ってるOLさんとか、心から尊敬します。芸能界の良いことは、現場が毎回変わること。私はそっちの方が合っているので。
Shaula:ちなみにこの業界に入ったきっかけは?
ベッキー:物心ついた時から芸能人になりたいって気持ちはあって。でも自分から応募はしたくなくて。14歳の時に友達がオーディションの紙を見せてくれて。それがグランプリになると推薦者もハワイに行けるっていうので、「ベッキーお願い、私をハワイに連れてって」みたいな感じで(笑)。それで、グランプリは取れなかったけど事務所に入ることができて。
Shaula:この仕事をしてなかったらどんな人生だったかとか、考えたりしません?
ベッキー:もちろん。洋服屋の店員さんとか動物園の飼育員さんかな。
Shaula:動物園の飼育員さんだったら変化はある仕事ですよね。動物と常に一緒にいて。洋服は?
ベッキー:洋服も売れていくし仕入れるし、変化していく感じがあります。景色は同じですけど。
Shaula:なるほど。私バレリーナに憧れるんです。美しさの裏には努力があったりして。
ベッキー:まさに白鳥ですね。
Shaula:そうです!観ました?!Natalie Portman(ナタリー・ポートマン)の(映画『ブラック・スワン』)。
ベッキー:観てないんですよ!怖そうで。
Shaula:おすすめですよ。映画とかは観ますか?
ベッキー:あんまり観ないんですよ。観るとしても邦画ばっかり。こんな顔してるんですけど、映画も音楽も日本のものばっかり。
Shaula:ヘー!邦画といえば映画にも出演されて、ドラマでは悪女の役だったり、映画ではヤクザの女でしたよね!
ベッキー:めっちゃ気持ちよかったですよ。
Shaula:自分の生活とかけ離れた役で、苦しみとかなかったですか?
ベッキー:かけ離れてた方がやりがいはありますね。劇中で彼氏が殺されちゃって復讐(ふくしゅう)に燃える女の役なんですけど、基本的に実生活で怒っちゃいけないじゃないですか。ブチギレてムカついた人間に絡んだり。そういうことを堂々とできる喜びというか、開放感があります。
Shaula:ってことは、普段の生活でもっと出したい自分があるってことですよね?
ベッキー:もちろん。皆さんと同じようにストレスは溜まるので、ストレスを溜めておいて、お芝居の時に出すって感じですね。
Shaula:ブチギレることありますか?
ベッキー:ブチギレはないですけど、小さいイライラはありますね。
Shaula:最近の起こったことは?
ベッキー:最近は……タクシーの運転手さんの細かくブレーキする人とか、曲がる度に確認してくる人とか。頑張ってはいるんでしょうけど。怒るじゃないけど、ちょっとイライラとか(笑)。
義理チョコはやめました、「ベッキーぽいね」ってなりそうで(笑)
Shaula:2月といえばバレンタインですけど、やってます?
ベッキー:昔はやってました。昔は手作りこそ最高みたいな感じだったんですけど、17歳の時にバラエティの現場にパイナップルケーキを持って行って、1日長い収録で誰も手をつけなかったのを見て「一生作んねえ!」って思いました。ケーキとかってクッキーと違って手作りはあんまり好かれないみたいですね。なので、わりと買って渡してます。
Shaula:昔テレビで見たんですけど、会う人会う人に感謝の気持ちを込めて手紙を送ってるって。めちゃくちゃマメだなって思ったんですよ。
ベッキー:そういうイメージがあるから、義理はやめようって思いました。
shaula:なるほど。
ベッキー:「あ、ベッキーっぽいね」ってなりそうで(笑)。
Shaula:でも、それが自分じゃないですか。
ベッキー:そうなんですよ。私からしたら自然なんだけど、ここ最近だといい子ちゃんな感じなのねってなりそうで。
Shaula:お花屋さんによく行くってお聞きしたんですけど。お花は常に飾ったりとか?
ベッキー:そうですね。できるだけ全部の部屋に飾っておきたくて。お花選びが好きなんですよね。
Shaula:特に好きなお花は?
ベッキー:ダリア。お花選びは、部屋をデザインしてる感覚になるんですよ。花とか瓶の組み合わせとか。大好きです。
Shaula:確かにアートですよね。絵を描く時もダリアとかを見ながら描いたりするんですか?
ベッキー:ものを見て描くことはないですね。想像で。抽象画が多いんですけど、花を描くってなったら頭の中に想像した花を描くって感じで。
Shaula:なんで絵を始めたんですか?
ベッキー:放送作家の高須(光聖)さんがアート展をやるって時に出品することになって。1万円で100人見た中の3人の心に刺さるテディベアを作るお題があって。
Shaula:難しい!
ベッキー:97人は「なんだこれ?」っていうようなのを作らなきゃいけなくて。でもそれを作るのがすごく楽しくて。私の大好きな野生爆弾のくっきー!も、めっちゃいいって言ってくれて。アートってこんなに自由でいられるんだと思って、キャンバス買って一塗りしたらもう好きになって。
Shaula:それってやりたい何かがどこかに隠れてたんでしょうね。
ベッキー:あったと思います。もともと友達の中でも絵担当で、プリクラとかも落書き担当だったり、卒業アルバムのクラスのページ書いたり。描くのは好きだったんですよ。作品を描いてみようと思ったらハマっちゃって。好きな人は好きって言ってくれるし、正解がないんですよ。この仕事してると全部がフリーにはいかないから。
Shaula:窮屈に感じることないです?
ベッキー:だから絵で自由になるんです。
Shaula:そこでバランスを取ってるんですね。
ベッキー:そうです。窮屈まではいかないけど、苦しい規制があったりするから。絵ではそういうのが無いから好きなんでしょうね。

- 表参道Ao 10th Anniversary Presents Oshare Life
- 放送局:interfm
- 放送日時:毎週土曜 14時00分~14時30分
- 出演者:Shaula
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メール:oshare@interfm.jp
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