鉄道オタク!? 市川紗椰が語る「ハワイの鉄道はいつできる?」

表参道Ao 10th Anniversary Presents Oshare Life ©InterFM897

表参道Aoの情報とともに、毎週ゲストを迎えてお送りするInterFM897のプログラム『表参道Ao 10th Anniversary Presents Oshare Life』(DJ: Shaula)。3月7日は、前週に続いてタレントの市川紗椰さんに話を聞きました。

インスタを始めたけど、聞かれてないのに載せるのって恥ずかしい

Shaula:最近インスタ始めたんでしょ。なんでやってなかったの?

市川紗椰(以下、市川):逆になんでみんなやってるの?

Shaula:みんなやってるじゃん?特にこういう仕事してる人は、プロモーションに使ったりして。

市川:人生でSNS類を何一つ、やったことない。プライベートでも。それで毎日幸せに暮らしてるから。

Shaula:私毎日やってるけど、やってない方が幸せだと思うよ。

市川:私この前始めたんだけど(笑)。

Shaula:やり始めてどう?

市川:聞かれてないのにこんなのやりました、こんなの食べましたってやらなきゃいけないわけじゃん。それがすごく恥ずかしくて。

Shaula:でもそれは、ラジオで1人しゃべりするのと一緒じゃない?その気持ちはわかるよ。このタイミングで始めたのはなんで?

市川:時代の流れに屈したというか。自己完結型だから、これを食べたとかを人に言いたいっていうのがなくて。ただ自分も微量ながら宣伝をしたいっていうのはあって。それを言い訳に、すごくどうでもいいトーストとか載せてる。

Shaula:いいことだと思うよ。こういう仕事をやってる限りは紗耶の話を聞きたいって人はたくさんいて、それは自分のプラットフォームがあるってわけだから。それを使って自分の大切だと思うこととかを伝えられるじゃん。

市川:いやいやいや。家族にさえ影響を与えてないんだから。

Shaula:どういうこと!?

市川:親でさえいうこと聞かないんだから、私が発信したところでというのを踏まえながら、気休めでちょっとでも……。何載せればいい?Shaulaとか、そういうの得意そうだもんね。

Shaula:でも食べ物が多いよね。

市川:食べ物と街中の看板とかが多いかな。

Shaula:表参道のあたりでおすすめの食べ歩きコースがあるって聞いたんだけど。食べ歩きとかやってるんだ。

市川:食べ歩きは好き。趣味の一つで。鉄道の旅とかで、乗るのが好きで行ってからすることがないから、そこで食を目的にするとか。ただ表参道って難しくて、コースとかあんまりないかなあ。食べ歩きじゃなくて散歩コースでよければ、表参道ってキラキラしたイメージの場所じゃないですか。ただ、青山通りの一本裏に入った路地で忘れ去られた路地があって、そこだけに戦前の平家住宅が並んでて、壁とかもトタン壁だったり、それが残ってて突然のタイムスリップ感があるから、イメージと真逆の場所もまだ残ってるんだよって話です。

Shaula:なるほど!

ハワイの鉄道はいつ通る?大好きな鉄道の話

Shaula:紗耶セレクトの曲をかけたいと思うんですが、Jethro Tull。なんでこの曲(Locomotive Breath:邦題「蒸気機関車のあえぎ」)を?

紗耶:鉄道ソングを選びたいと思って、それでこの曲はストレートな鉄道ソングというより、音とかを表現していて。あとは何よりもフルートのソロがめちゃくちゃかっこいい。中学ぐらいから聴いてる。

Shaula:鉄道ファンということで、ハワイでも鉄道が出来るはずなんですよ。進まないなあ。

市川:進まないよね。今駅を作ってるところで。私、建設現場を見学しに行ったの。去年の11月かな。うわさ通り進みが悪い。コストも膨れ上がる。

Shaula:そうなんだよ。あとは進みが遅いから、建ってるものが錆びてきちゃってると。ハワイって潮風が多いから。

市川:後は景観ね。カポレイのほうの渓谷とかにドドドドっと建ったりして。鉄道好きとしては、それがディストピアっぽくて好きなんだけど。地元の人的にはどうですか?

Shaula:私的には見た目が好きじゃないんですよ。ハワイにいろんなものが建っていく中で、ああ、ここにも建つんだみたいな。ただハワイは、アメリカで2番目に渋滞がやばいんだよね。それを考えると必要は必要だと思うのよ。

市川:本当にあれで緩和されるかだよね。車に頼ってる人が多い中で。ただ日本の観光客にとって、メリットはあるなと思ってて。やっぱり空港への足。日本の観光客が行かないダウンタウン方面にも足を運んでもらえるし。足としてもだけど、乗ってて景色は綺麗だし、窓も大きく作られた車両だから。

Shaula:そうだね、確かに。いつになったらできるんだって話ですよ。

市川:アラモアナまでは2025年かな?すごく先の話。

Shaula:長いね。ハワイの鉄道の話、私よりも詳しいね。ありがとう。

市川:車両も日立製で運行管理も日立だから安全だし、ハワイっぽい要素だと、サーフボードのラックができたり。自転車もあるけど。いいよね。

Shaula:海外の車両とかも見に旅行したりする?

市川:行きます。世界中。行ってない地域はないかな。

Shaula:印象に残ってるのはどこ?

市川:日本が一番路線も緻密だから楽しいけど、フランスとか。

Shaula:本当に遅れるよね。

市川:遅れる遅れる。7時間とかね。だいぶ良くなったけど。ドイツも面白いよね、世界一古いモノレールとか。面白い国はいっぱいあるなあ。

Shaula:ヨーロッパ行って思うけど、日本の鉄道の凄さは感じるよね。2分とか遅れただけでも「大変申し訳ございません!」みたいな。

市川:日本は、運行を守ってるというのにプライドを持っているから。

Shaula:今後はどんな仕事をやっていきたいの?

市川:着ぐるみ着てみたい。

Shaula:(笑)…着たい着ぐるみとかあるの?

市川:何でもいいかな。着ぐるみ独特の動きってあるじゃん、あれもやりたい!

写真左からShaula、市川紗椰 ©InterFM897
表参道Ao 10th Anniversary Presents Oshare Life
放送局:interfm
放送日時:毎週土曜 14時00分~14時30分
出演者:Shaula
番組ホームページ

メール:oshare@interfm.jp
ハッシュタグ:#オシャレ897

※該当回の聴取期間は終了しました。

勅使川原真衣が懸念を抱く!「大手商社の『自分史採用』は吉報なのか!?」

フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝の生ワイド「武田砂鉄ラジオマガジン」(文化放送)。11月12日(水)8時台のコーナー「ラジマガコラム」では、水曜前半レギュラーの組織開発コンサルタント・勅使川原真衣が大手商社の人事の採用基準についての記事に懸念を示した。

勅使川原真衣「今日はちょっと就活の話をしたいと思ってます。『志望動機はもう古い? 自分史採用は吉報なのか?』と題したいんですけども、これ元ネタがありまして、先月末に日経新聞を見ていましたらこんな記事が目に飛び込んできました。三井物産の渡辺徹(てつ)執行役員が語る『学生時代に好奇心深める経験を』と書かれた記事ですけども、三井物産、大丈夫ですか?」

武田砂鉄「全然大丈夫ですよ。把握してます」

勅使川原「知ってますね。一応言っといてもいいですか? 日本の五大商社のひとつと言われています。いきなり下世話な話をしますけども、平均年収は1996万円」

武田「え? もう一回言ってもらっていいですか?(笑)」

勅使川原「1996万円が平均年収ということで、『ザ・エリート街道』と言ってもいいのかな? と思いますが、この人事管掌役員である渡辺さんが取材に応じていて、記者にこう聞かれていました。『選考で重視するのは何ですか?』と。これに対してちょっと途中省略しながら読みますと、『コミュニケーション能力などの人柄と、それを支える意味で学生時代の経験です。エントリーシートでは志望動機は聞かず、自分史を書いてもらっています』」

武田「自分史?」

勅使川原「自分の歴史ですね。学生の時にしかできないことを色々経験して、好奇心をどんどん深めていってほしい』。ここちょっとポイントなんですけども『1年生の時から就活のことを考えてアルバイトなどを選ぶ人は嫌ですね』と。『嫌ですね』と言われちゃったんですけども、どうなんですかね、これ地味な記事だと思いますよ。就活業界研究の記事なので。ですが、結構話題になりました。
色々SNSでも反応がありまして、例えばあの西村ひろゆきさんもXでこの記事をリプライする形でこの取り組みをXで肯定していました。『従来型のテストマシーンみたいな人はもういらないですよね』と」

武田「テストマシーン……」

勅使川原「『テストだけが出来るような人はいらない、テストだけに強い人はいらないよね』みたいなコメントです。あと、あるベンチャー経営者の方はこう言ってました。『表面的な就活スキルではなく、本物の好奇心と粘り強さ。それが何十億円のディールを生み出す源泉だと彼らは知っているんです』と、豪語していたんですね」

武田「スケールでかいですね!」

勅使川原「なんかそんな感じしますけども『どうなのかな?』と私は思っています。やっぱり当たり前を一応疑う教育社会学っていうのをやってきて、さらに仕事としても『仕事ってこんなもんだよね』っていうのを疑う仕事をしてきているので、ちょっとこれも疑ってみようかなと思うわけですけども、これ多くの人が『なるほど、新しい潮流だ!』って思ってるかも知れないんですけども、『ほとんどの人にはあんまり吉報にはならないんじゃないかな、なりにくいんじゃないかな』と考えてます。
3つほど懸念があります。1つはですね、これ生まれの影響を多分に受ける選抜方法じゃないかなと思うんですよ。就活対策なんかしてね、『嫌ですね』と言われようがなんだろうが、人生のある時期につけ焼き刃をしてでも評価機関に合わせて自分の将来を切り開くって、普通のことじゃないですか。『そんな悪いことだったのかな?』と思うわけです。
なんか最近やたらと個人が事前に対策できることを『表面的』とか、もっと言うと『実力がこれじゃわからない』みたいな言い方をすることがあるんですけども、いやいや、実力って何なんですか? 何が問われるのかを事前にちゃんと把握した上で、問われたものに対して自分なりの答えを用意していくって、これ機会の平等に近いと思います」

武田「そうね」

勅使川原「なので、ある意味でフェアだったはずなんですけども、果たして自分史採用ってどうなのかな? 評価機関で言うとこれ人生全体ですよね? これまでの生き様みたいな」

武田「全部出さなきゃいけない」

勅使川原「全部出さなきゃいけなくなる。『これで本当に実力が見えるんですか?』っていう問題があると思います。自分史でわかるとされている実力と呼ばれているものも、これ案外『育ち』。『育ち』の話になっていくんじゃないかと懸念してます。ちなみに育ちを決めているのは能力ですか?」

西村志野「違いますよね?」

勅使川原「100万%偶然じゃないですか。どの家庭に生まれ落ちるか、自分じゃどうにもできないです。選んだことある人、いません。この偶然の生まれのことを起点にして、その後の人生っていうのは教育社会学で『水路づけられる』っていう言い方をするんですよ」

武田「水路づけられる?」

勅使川原「完全に決定はしないけども、この学校に行くとこれぐらいの職業について、こういう人と結婚して……みたいなのがある程度あるでしょ、というのは実証研究で示されているので、この選抜対策不能にしようっていう意図はあると思いますけども、そもそも偶然性を引きずってますので、初期値、最初の生まれの影響がかなり大きいんじゃないかなと思うんです。生まれの影響が大きいと何が困るかって、結局番狂わせみたいなのが起きにくいんじゃないかと思うんですよ」

武田「そうかそうか」

勅使川原「『階層再生産』って言うんですけども、言い方あれですけど、お金持ちの家に生まれると、子供も三井物産のようなところに入ったりとかお金持ちになっていく、みたいなのが起きないかなと。老婆心ながら心配しております」

この後も、勅使川原さんによる熱い問題提議が続きました。気になる方は、Radikoのタイムフリーでご確認ください。

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