ラジオ日本『わたしの図書室』では、4月2日(木)と9日(木)の2週にわたり、「牛女」「小さい針の音」など、小川未明の作品を紹介する。聞く人の心をほっこりさせるやすらぎの朗読は、日本テレビ・アナウンサーの井田由美。
【こんなお話を紹介します!】
★4月2日放送
「牛女」
ある小さな町に体の大きな“牛女”と呼ばれる女がいた。女には幼い息子がひとりいたが、あるとき、その子を残して死んでしまう。この世に残した息子の身を案じ、季節を越え、形を変え、女は息子を見守りつづけるのだった…
「片田舎にあった話」
さびしい片田舎に住むおじいさんとおばあさんのもとに、ある日、都会に出た息子から小包が届く。その中の赤い缶詰を開けると、見たこともない不思議な茶色い粉が入っていた…謎の粉をめぐるエピソードに思わずにっこり。
★4月9日放送
「小さい針の音」
小学校の教え子たちが別れぎわにくれた懐中時計。都会に出て出世した青年教師は、大切なその時計をだんだんと古臭く感じるようになっていく。そして、古時計を売って新しい時計を買ったものの……
「おじいさんが捨てたら」
手車を引きながら屑を集めて歩くおじいさんは、あるとき、枯れかけた南天の鉢植えをもらった。南天をかわいそうに思ったおじいさんは、水をやり、葉を洗い、日に当てて、見違えるように生き返らせる。お金では売れない物としていつくしんだその南天を、さて、おじいさんはどうしただろうか?