ロシアの文豪ドストエフスキーの生誕200年…日本テレビアナウンサー・井田由美の朗読で短編3作品。
提供:ラジオ日本

言葉が奏でる素敵な世界を、あなたの耳元にお届けする朗読番組、ラジオ日本『わたしの図書室』。10月は3回にわたり、ロシアの文豪ドストエフスキーの特集をお届けする。
今年は、ロシアの文豪ドストエフスキーの生誕200年に当たる。そこで、ラジオ日本制作の朗読番組『わたしの図書室』では、10月の3週にわたってドストエフスキーの短編3作品を紹介。19世紀のロシア文学が、日本テレビアナウンサー・井田由美の朗読で現代によみがえる。
トルストイと並び、19世紀ロシア文学を代表するフョードル・ドストエフスキーは、1821年、裕福な家庭に生まれ、処女作「貧しき人々」で絶賛される。しかし、空想的社会主義の政治運動に加わったことから逮捕され、死刑を宣告されてしまう。その後、極刑は特赦で免れたものの、シベリアに流刑となり厳しい日々を強いられることになった。
出獄後、「罪と罰」「白痴」「悪霊」「カラマーゾフの兄弟」などを続々発表。現代にも通じる視点で「現代の預言書」といわれる長編小説を多く残した。
また、ドストエフスキーの作品は二葉亭四迷、夏目漱石、江戸川乱歩から遠藤周作、三島由紀夫、村上春樹などの現代作家、そして評論家・小林秀雄や映画監督・黒澤明まで、日本の文学界、映画界にも絶大な影響を与えたと言われている。