オトジャズ大晦日は『オトジャズ・ファミリー全員集合 ! 』

(写真左から、市原ひかり、中村誠一、紗理、ジェントル久保田)

リスナーからのこだわりのリクエストをもとに、往年のジャズを中心とした名曲・名演奏をお届けしている「オトナのJAZZ TIME」、通称“オトジャズ”。

12月最終週31日大晦日の放送は「オトジャズ・ファミリー全員集合!」と題し、ツキイチ・パーソナリティとして出演しているメンバーがスタジオに集結。各人の “推し曲”をかけながら今年を振り返る、という番組初の試みをお届けする。

サックスプレイヤーの中村誠一「今の自分はますます進歩」

幕開けは、長老?大ベテランの中村誠一。すっかり毒舌が板についた中村は、以前にも放送でかけた楽曲を選択。「好きな曲は何度でも聴きたい」と、ごきげんなオープニングとなった。「メンバー・ソロがそれぞれ最高!」と中村が言えば、市原もトランペットの演奏にすっかり反応。スタジオ内がいきなり盛り上がった。               

最近の中村は、「今の自分はますます進歩。前より、どんどんウマくなっている」という。今年の思い出は、早稲田の大隈講堂で、『再乱入』のタイトルで山下洋輔トリオとして演奏したこと。50年ぶりに同じ場所で同じ面子で演奏したことは感慨深いものがあるという。また今年は鹿児島ジャズ・フェスティバルに出演し、そこで出されたお弁当に感激したという。お弁当の質はもとより、何より主催者でありミュージシャンである松本圭使の気遣い・おもてなしの気持ちが、心に刺さったそうだ。

トロンボニストのジェントル久保田、バンド愛が深まった1年!

次に登場は、ジェントル久保田。トロンボニストであり、ジェントル・フォレスト・ジャズ・バンドというビッグバンドを率いるリーダーとして活躍中。

推し曲は、やる気を奮い起こす時に聴く1曲としてデューク・エリントン楽団のライブ盤から選曲。「さぁ、やるぞ」という時は朝から爆音でかけるのだそう。いつも軽快なおしゃべりで番組を進行しているジェントル久保田だが、意外にもBGMがないおしゃべりに戸惑うこともあったと言う。すかさず「俺は後ろで音楽をかけるのは大嫌い!」と中村。スタジオが笑いにつつまれた。

ジェントル久保田のこの1年は、コロナで大変なこともあったが、バンドでライブ演奏をしながら、公演ごとにステージングやアレンジを変化させる演出に、メンバーが楽しんでノッてくれ、よりバンド愛が深まったのだとか。香取慎吾にスキャットを歌わせたこともチャレンジだったそうだ。

トランペッター市原ひかり、今回も“ウマ愛”さく裂!?

「シックス・センス・デュオ」の愛称も定着した感のあるトランペッター市原ひかり。ラジオ日本の番組ならでは、いつも番組中に熱く“ウマ愛”を語っているが、音楽大学で教鞭を執る顔を持つ。意外?なことに学生たちに愛好者が多いというビル・エヴァンスからチョイス。

「この時代より、マイルスとやっていた頃のエヴァンスが好き」と突っ込むのはご多分に漏れず中村。しかし、市原が大学の授業で腐心したというスキャットのシラブルなどの教え方に関しては、中村とも意見の一致をみた。

市原の今年の思い出は、なんといっても一口馬主として応援するイクイノックスが、皐月賞とダービーで2着、そしてついに天皇賞で優勝し、表彰式で口取りの栄誉を得たこと。さらに先日の有馬記念でも優勝を果たした。ライブ、学校そして競馬と、多忙かつ充実の1年だったようだ。

田辺充邦はボイスメッセージで参加。

「シックス・センス・デュオ」の相方、田辺チャンこと田辺充邦は、なんとこの日はライブのため欠席!録音メッセージでの参加となった。

「バーニー」のあだ名をもつギタリストの田辺だが、ギタリストではなくピアニストから1曲を推してくれた。しかも選曲視点が憎い、とスタジオでは感心しきり。

田辺のトピックスは、中牟礼貞則、浅利史花、田辺充邦という3世代ギタリストのアルバム「Generations Guitar trio」をプロデュースしたことと、鹿児島・桜島を前にビッグバンドで公演したこと。充実の1年だった。

軽妙洒脱なおしゃべりは来年も乞うご期待。

トリはパーソナリティ・紗理!

番組のトリは、メイン・パーソナリティの紗理。

年末の風邪から復活し、締めのチョイスはシンガーからの1曲。いつかはかけようと思っていた大好きなアルバムからお届けする。Two tromboneがフィーチュアされた楽曲はジェントル久保田にも刺さった様子。

パーソナリティーとして、母として、シンガーとして大忙しの1年だった紗理。ジャズの楽曲より子供の歌をいっぱい覚えたそうだ。子育ての話題に触れ、「お〜いかばくん」は子供にイチオシ、ということで父と娘の合唱で締めくくった。

オトナのJAZZ TIME
放送局:ラジオ日本
放送日時:毎週土曜 23時00分~24時00分
出演者:パーソナリティ:紗理、ゲスト:中村誠一、ジェントル久保田、市原ひかり

※該当回の聴取期間は終了しました。

“高校1年生”から日本代表メンバーに…竹中七海が考える新体操日本代表「フェアリージャパンPOLA」の強さとは?

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。4月13日(土)の放送は、トヨタ自動車所属で新体操日本代表(フェアリージャパンPOLA)の竹中七海(たけなか・ななみ)選手をゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)藤木直人、竹中七海選手、高見侑里



竹中選手は、1998年生まれ愛知県出身の25歳。子どもの頃から新体操を始め、中学2年生で新体操日本代表・フェアリージャパンPOLA(以下、フェアリージャパン)の練習生(強化選手)に、高校1年生でフェアリージャパンのメンバーに選出。高校3年生で迎えた2016年リオデジャネイロオリンピックには、リザーブ選手として現地に同行。その後、2021年にトヨタ自動車に入社し、同年に開催された東京オリンピックのメンバーに選ばれ8位入賞。現在はパリオリンピック出場を目指しています。

◆3月のドイツ大会で総合優勝!

藤木:フェアリージャパンは、3月2日(土)・3日(日)にドイツでおこなわれたインターナショナルトーナメント「新体操 Fellbach-Schmiden大会」で、団体総合1位、種目別フープ1位、種目別リボンボール1位! すごい成績ですね。

竹中:ありがとうございます。久々の表彰台で、優勝はとてもうれしかったです。

藤木:演技そのものはミスが少なかったですか?

竹中:演技自体にミスはあったので、ちょっと悔しい内容だったんですけど、それでも“ミスからどう対処するか”というところまで練習を積んでいたので、そこは(今大会で)良かったところの1つかなと思います。

藤木:オリンピックシーズン第1戦で優勝するというのは、縁起がいいですよね。

竹中:そうですね。チームみんなの自信になりましたし、やっぱり、ここからが勝負だと思うので、これを糧にまた頑張りたいと思います。

◆フェアリージャパンの強み

藤木:現在25歳で、中学2年生でフェアリージャパンの強化選手に選ばれているということは、フェアリージャパンで10年以上も過ごされているんですね!

竹中:そうですね。昔から憧れていたチームで“フェアリージャパンに入って活躍したい!”と思いながらずっと(新体操を)やってきたので、あっという間に10年が経ったなと感じます。

藤木:ただ、去年の世界選手権(第40回世界新体操選手権大会)では、メンバーに入ることができなかったのですか?

竹中:はい、このときはメンバーから外れてしまって本当に悔しい経験だったんですけど、そのときにほかのチームの良さと日本チームの良さを比較しながら客観的に見れたり、地元で練習したときに、改めて私のことを応援してくださっている方がたくさんいることに気付くことができたりと、あの経験があったから今があるなと感じています。

藤木:外から見たフェアリージャパンの強みというのは、どんなところでしたか?

竹中:動き一つひとつのきれいさとか“(演技を)正しく魅せる”というところは日本チームの強みだなと感じました。その反面、海外チームのエネルギーというか“どんなものでも魅せきる”というところが強みだなと感じたので、日本チームのきれいさがありつつ、強さも活かせたらより良いのではないかと感じました。

藤木:新体操はどうしてもミスがついてくる競技ですけど、試合前や試合中は緊張しますか?

竹中:もう心臓バクバクです(笑)。ミスがないことが一番なんですけど、1つ危ないところやミスがあった後は、試合中なんですけど“どうしよう”とか思いながら……でも、すぐに次の技がやってくるので、そこに集中して、しっかり(力を)出し切れるようにやっています。


竹中七海選手



高見:フェアリージャパンは、5月にウズベキスタンの首都・タシケントで開催される大陸別予選(第15回アジアシニア新体操選手権大会)でパリオリンピック出場権獲得を目指しています。

藤木:現在のフェアリージャパンのなかで、竹中選手はどのような立ち位置ですか?

竹中:これまでいろいろな試合を経験させていただいたぶん、試合のなかでも練習のなかでも、その経験を下の子たちに伝えていくことだと思います。あとは“安定感を持って演技をする”ということが、自分の大事な部分かなと思うので“どんなことがあっても対応できるように”“(失敗しても)すぐに修正できるように”というところは意識してやっています。

藤木:年齢的に(チームを)引っ張っていかなければいけない立場だと思いますが、その辺りはいかがですか?

竹中:キャプテン(鈴木歩佳選手)がもう1人いるんですけど、彼女がサポートしきれない部分を私が補佐役としてサポートしたり、大事なことは伝えていくということを意識的におこなっています。

藤木:最後に、パリオリンピックにかける意気込みを教えてください。

竹中:“パリオリンピックでメダル獲得”が目標なんですけど、そのためにも、まずは5月のアジア選手権でしっかり優勝を目指して、出場枠を獲得できるように頑張りたいと思います!

次回は4月20日(土)の放送です。

----------------------------------------------------
4月13日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月21日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/

Facebook

ページトップへ