防衛増税「突然だったんじゃないですかね」…菅義偉前総理が今語る

(写真左から報道部高倉記者、ゲスト・菅義偉前総理、パーソナリティ岩瀬惠子)

自由民主党衆議院議員の菅義偉前総理が1月18日(水)、ラジオ日本『岩瀬恵子のスマートNEWS』に生出演。現在の国際情勢について、故安倍元総理への思い、岸田政権についてなどを語った。

まず安倍元総理のことを「あこがれていた存在」だったとし、国葬の友人代表としての弔辞について振り返った。「安倍家の告別式が終わった後、安倍夫人から『何かそういうことがあったらぜひ菅さんにお願いしたいと私たち家族みんなで決めている』と依頼された。その後2か月くらいあったが、安倍さんに対する最後の感謝の挨拶をさせて頂ける機会という思い、いろいろなことを思い出しながら、追悼の辞を読んだ」と語った。弔辞が終わった際拍手が起こったことについては、「私自身、拍手(が起こったとき)、なんだろうな」と驚いたと打ち明けた。

また、防衛増税について世論調査では反対意見が多いが、との問いに「突然だったんじゃないですかね。やはりこういう形で安全保障にお金を使わせてもらいます。それにはこれだけかかります。これは例えば行政改革でいくらとか、いろんなことを示した上で、できない部分は増税させてくださいとか、そういう議論というのが無さすぎたのではないか」と語った。
岸田総理の年頭の会見に出た「異次元の少子化対策」については、「保険適用を進めて去年の4月からスタートしている。出産については女性の負担があまりにも大きすぎる。国家公務員には育児休暇を私は強引に取らせるようにした。社会全体で支えていくことが大事。出産費用も大変ですから、例えば無償化とかまさに思い切って踏み込んでやってほしい」と持論を展開した。その少子化対策についても「増税」という言葉が自民党の一部から出ていることについて、「これだけ物価が高騰しているときに、何を少子化対策でやるかというメニューをきちっと出して、進めることが大切。まだそこが見えていない。今は理解されない」と意見した。

他、ベトナム訪問やコロナ対策・今後の5類への移行、そして派閥政治についても触れた。

詳しくは、radikoタイムフリーで。

岩瀬恵子のスマートNEWS
放送局:ラジオ日本
放送日時:毎週水曜 6時30分~8時50分
出演者:岩瀬惠子、菅義偉前総理
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。

甲府市でもこの夏開始「部活動の地域移行」とは

渡辺麻耶が木曜日のDJを担当するFM FUJIの番組『Bumpy』(毎週月曜~木曜、13:00~18:50)内のコーナー「CLOSE UP TODAY」(毎週木曜、17:35~)。4月18日のオンエアでは、甲府市教育委員会学校教育課の指導主事、井上透さんに、甲府市でこの夏始まる部活動の地域移行についてインタビューしました。

麻耶:早速ですが「部活動の地域移行」とは、具体的に言うと、部活動がどのように変化していくことなんでしょうか?

井上:これまで「学校部活動」として行ってきた中学生のスポーツ活動・文化芸術活動を、これからは地域の方が指導する「地域クラブ活動」として行っていくというものです。

麻耶:なぜ「部活動の地域移行」を進めることになったのでしょうか?

井上:理由は、主に2つあります。1つは、少子化の影響です。少子化により部員数が減り、学校単独でチームが成り立たず、十分な活動ができなくなったり、休部・廃部になったりする状況が出てきました。現に、数年前から、野球やサッカー・バレーボールなどいくつかの種目において、複数の学校による「合同チーム」で大会参加している状況が増えてきています。

もう1つは、教育問題の複雑化・多様化の影響です。教育問題の複雑化・多様化に伴い、これまで行われてきた指導体制を継続することが、教員にとって大きな負担になっている状況があります。競技経験等もない先生が顧問を務める場合、その負担はさらに大きくなるものと考えられます。

こうした背景から部活動の存続が厳しくなってきたため、国がガイドラインを示し、全国的な動きとして「部活動の地域移行」を進めるに至った、ということです。

麻耶:大会などはどのような枠組みで出場することになるのですか?

井上:国で令和5年度から7年度までの3年間を「改革推進期間」と位置付けています。それに基づいて、甲府市としては令和6・7年度については、一部の種目でこの事業に取り組んでいくことになっているのですが、令和7年度まではこれまで通り、学校単位や合同チームで大会参加する予定でいます。

麻耶:今年度は一部の種目で実施するということですが、その内容を教えてください。

井上:8月から、バスケットボール・バレーボール・剣道の3種目で活動に取り組みます。市内の国公立中学校12校を、3校ずつ4つのブロックに分けて、ブロックごとに月2回程度合同での練習を行う予定です。

麻耶:来年度以降の予定について教えてください。

井上:今年度は3種目ですが、来年度はさらに2種目程度加えることを考えています。令和8年度には、現在休日に活動を行っていて、市内の学校に設置されている種目すべてで、地域移行を行う予定です。いずれは、月2回の活動をさらに増やして、休日の活動を「地域クラブ活動」として行うようにできないか検討しているところです。それを実現させるには、まだまだたくさんのハードルがあるのですが、これまで学校部活動が担ってきたスポーツ活動・文化芸術活動の振興・発展を、いよいよ地域や国全体で考えていかなければならない時期に来ていると考えています。私も元々中学校教員の一人ですが、長らくスポーツに携わってきた者として、中学生たちが末長く関われるスポーツ活動・文化芸術活動の機会の構築に注力していきたいと考えています。ぜひ地域の方々にも、ご理解・ご協力いただきたいと思います。

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