「福岡をバスケ王国に!」ライジングゼファーフクオカ・寒竹隼人キャプテンが語る、悔しさを乗り越えた先に見る未来

KBCラジオ『ポジモン!』、台本も打合せもないゲストトークコーナー「雑談無双」
我らが地元のプロバスケットボールチーム、ライジングゼファーフクオカから寒竹隼人キャプテンがスタジオ生出演!
メディア関係者の間でも「神対応!」と噂のキャプテンシーと驚異の「巻き込み力」で、
今シーズンもチームを牽引した寒竹選手。
B1昇格まであと一歩と迫った激闘の裏にあった知られざる苦悩、
そして福岡のバスケットボールの未来にかける熱い想いを、たっぷりと語ってくださいました。
悔し涙を乗り越えて…ファンがくれた「やってきたことは間違ってなかった」という確信
7シーズンぶりのB1昇格をかけ戦い抜いた今シーズン。
惜しくも準決勝で敗れ、目標達成はなりませんでした。
試合直後の心境を「自分でもびっくりするぐらい凹んでて。回復するのかなって思うぐらい精神的に来た」と、
率直に明かしてくれた寒竹キャプテン。
しかし、そんな失意の底にいたチームを奮い立たせたのは、他ならぬファンの皆さんの存在でした。
シーズン最後の報告会で、ファンの方々が笑顔と温かい拍手でチームを迎えてくれた瞬間、
「あ、やってきたことは間違ってなかったんだなと。自分の中で少し肩の荷がふっと降りた」と語ります。
聞いているこちらが、思わず胸を熱くさせられるエピソードでした。
プロ意識の原点…東日本大震災後の岩手で学んだ「スポーツの力」
番組パーソナリティ長岡アナの結婚式に誰よりも大きな花を贈るなど、
その気配りと人柄で多くの人を魅了する寒竹キャプテン。
その姿勢の原点には、プロキャリアを歩む中で経験した、忘れられない出来事がありました。
それは、東日本大震災から半年後の岩手ビッグブルズへの移籍。
そこで初めて「プロスポーツ選手とは何か」を目の当たりにします。
「僕たちのプレーを見て『明日もしっかり生きようと思える』と言ってくださった。
プロスポーツ選手の存在意義、地域のために頑張らなきゃいけないということを心に刻み込まれたんです。」
震災から1年後の3月11日に行われた試合では、劇的な勝利に会場中が涙したそう。
スポーツが持つ、目には見えない価値。その誇りを胸に、
寒竹キャプテンはどのチームにいてもファンや地域のために戦い続けてきたのです。
「鍵を握るのはあなたです!」B.LEAGUE PREMIERへの険しい道と、未来への約束
番組後半の話題は、未来の話へ。
数年後、Bリーグは新トップカテゴリー「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」を発足させます。
しかし、その参入条件は「平均観客動員4,000人以上」「5,000人以上収容のホームアリーナの確保」など、
非常に高いハードルが…。
現在のライジングゼファーフクオカの平均観客動員数は、約2,200人。
この厳しい現実を前に、寒竹キャプテンは「あと4年しかない。血のにじむような努力をして、福岡県全体を巻き込んでいきたい」と力強く宣言!
「福岡は“バスケ王国”。そのトップチームがトップカテゴリーにいないのはありえない。将来の福岡の子供たちの目標となれるチームを僕らが作らなければ」。
そのためには、まずチームが「強くて、見に行きたいと思わせる価値のあるチームになることが最低条件」と、
自らを鼓舞します。
番組で語られた熱く、骨太な言葉の数々。これは寒竹キャプテンから、
ラジオリスナー、そして福岡県民一人ひとりへのメッセージです。
本当に貴重でポジティブな話をありがとうございました!
来シーズン、そしてその先の未来へ。ライジングゼファーフクオカの大きな挑戦を、私たちも一緒に応援しています!