75回の歴史に幕!最後のゴールテープを切るのは?

師走の風物詩「福岡国際マラソン」が長い歴史に幕を下ろす。KBCラジオでは「朝日国際マラソン」と呼ばれていた第11回・1957年大会から約60年にわたり放送してきた。最後の大会も「マイナビスペシャル第75回福岡国際マラソン実況中継」と題して実況生中継する。解説は旭化成陸上部顧問 宗茂さん(福岡国際マラソン10回出場、オリンピック代表3回出場)と九電工陸上競技部副部長 井手健二さん。

福岡国際マラソンは1947年に日本マラソンの父、金栗四三の功績を称え「金栗賞朝日マラソン」の大会名で始まった。1967年にデレク・クレイトン(豪)が世界で初めて2時間10分を切る2時間9分36秒4の世界最高記録で優勝すると、1981年にはロバート・ドキャステラ(豪)が2時間8分18秒の世界最高記録を樹立。2度の世界最高記録、8度の日本最高記録が誕生するなどした大会は昨年、世界陸連から「陸上の世界遺産」とされる「ヘリテージプラーク」にも選ばれている。

ラストランの今大会、注目選手は昨年2位で地元最後の大会で初優勝を目指す大塚祥平(九電工)、元日本記録保持者の設楽悠太(Honda)、さらに高久龍(ヤクルト)・細谷恭平(黒崎播磨)・上門大祐(大塚製薬)ら2時間6分台の記録を持つスピードランナーたちだ。ここに川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)や大六野秀畝(旭化成)らも加わり、混戦が予想される。最後の大会のゴールにトップで飛び込んで来るのは、はたしてどのランナーか。
 

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