冠番組『仁鶴の日曜想い出メロディー』で笑福亭仁鶴さんを偲ぶ

番組開始当初の写真です ©KBS京都ラジオ

8月17日に笑福亭仁鶴さんが84歳でご逝去されました。

上方落語の存在を全国に広め、落語家タレントの先駆けとして活躍された、仁鶴師匠の冠ラジオ番組が、『仁鶴の日曜想い出メロディー』です。

KBS京都において、1986年10月から2006年3月末までの約20年間、997回の長きにわたって放送され、一旦終了したのち、2014年4月から再開、現在も放送中です。

仁鶴さんは2017年6月に最愛の夫人を亡くされたのち、同年9月上旬放送分から番組を休演されており、その間はお弟子さんたちが交代で代演を務め、現在では笑福亭仁嬌さんが「師匠の名代」として出演し番組を続けております。

仁鶴さんの優しい語り口調と、内海さんとの絶妙なやりとりに多くの人が心慰められ、しみじみ、ゆったり流れる懐かしのメロディーに遠い日を思い出したり、癒されたりと、この番組は幅広い世代に愛されてきました。いつか仁鶴さんが復活される日をスタッフ・リスナー共に待ち望みながら放送を続けておりましたが、残念なことに、それはかないませんでした。

そこで、9月5日の『仁鶴の日曜想い出メロディー』は、長い間番組にご出演いただいた仁鶴さんに深い感謝の意をこめて、仁鶴さんを偲ぶ内容でお送りします。

ぜひ、お聴き下さい。

仁鶴の日曜想い出メロディー
放送局:KBS京都ラジオ
放送日時:2021年9月5日 日曜日 8時00分~9時00分
出演者:笑福亭仁嬌、内海裕子

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

甲府市でもこの夏開始「部活動の地域移行」とは

渡辺麻耶が木曜日のDJを担当するFM FUJIの番組『Bumpy』(毎週月曜~木曜、13:00~18:50)内のコーナー「CLOSE UP TODAY」(毎週木曜、17:35~)。4月18日のオンエアでは、甲府市教育委員会学校教育課の指導主事、井上透さんに、甲府市でこの夏始まる部活動の地域移行についてインタビューしました。

麻耶:早速ですが「部活動の地域移行」とは、具体的に言うと、部活動がどのように変化していくことなんでしょうか?

井上:これまで「学校部活動」として行ってきた中学生のスポーツ活動・文化芸術活動を、これからは地域の方が指導する「地域クラブ活動」として行っていくというものです。

麻耶:なぜ「部活動の地域移行」を進めることになったのでしょうか?

井上:理由は、主に2つあります。1つは、少子化の影響です。少子化により部員数が減り、学校単独でチームが成り立たず、十分な活動ができなくなったり、休部・廃部になったりする状況が出てきました。現に、数年前から、野球やサッカー・バレーボールなどいくつかの種目において、複数の学校による「合同チーム」で大会参加している状況が増えてきています。

もう1つは、教育問題の複雑化・多様化の影響です。教育問題の複雑化・多様化に伴い、これまで行われてきた指導体制を継続することが、教員にとって大きな負担になっている状況があります。競技経験等もない先生が顧問を務める場合、その負担はさらに大きくなるものと考えられます。

こうした背景から部活動の存続が厳しくなってきたため、国がガイドラインを示し、全国的な動きとして「部活動の地域移行」を進めるに至った、ということです。

麻耶:大会などはどのような枠組みで出場することになるのですか?

井上:国で令和5年度から7年度までの3年間を「改革推進期間」と位置付けています。それに基づいて、甲府市としては令和6・7年度については、一部の種目でこの事業に取り組んでいくことになっているのですが、令和7年度まではこれまで通り、学校単位や合同チームで大会参加する予定でいます。

麻耶:今年度は一部の種目で実施するということですが、その内容を教えてください。

井上:8月から、バスケットボール・バレーボール・剣道の3種目で活動に取り組みます。市内の国公立中学校12校を、3校ずつ4つのブロックに分けて、ブロックごとに月2回程度合同での練習を行う予定です。

麻耶:来年度以降の予定について教えてください。

井上:今年度は3種目ですが、来年度はさらに2種目程度加えることを考えています。令和8年度には、現在休日に活動を行っていて、市内の学校に設置されている種目すべてで、地域移行を行う予定です。いずれは、月2回の活動をさらに増やして、休日の活動を「地域クラブ活動」として行うようにできないか検討しているところです。それを実現させるには、まだまだたくさんのハードルがあるのですが、これまで学校部活動が担ってきたスポーツ活動・文化芸術活動の振興・発展を、いよいよ地域や国全体で考えていかなければならない時期に来ていると考えています。私も元々中学校教員の一人ですが、長らくスポーツに携わってきた者として、中学生たちが末長く関われるスポーツ活動・文化芸術活動の機会の構築に注力していきたいと考えています。ぜひ地域の方々にも、ご理解・ご協力いただきたいと思います。

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