パレスチナ自治政府、首相が辞意表明 「ガザ地区にも権限。ハマスなき後、イスラエルとの2国家共存を狙っている」辛坊治郎が持論

キャスターの辛坊治郎が2月27日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。パレスチナ自治政府のシュタイエ首相が26日、辞意を表明したことを巡り、「(パレスチナ自治区)ガザには自治政府の力が及んでいない。首相の辞任と引き換えに、(イスラム原理主義組織)ハマスなき後、権限がガザ地区にも及ぶようにして、イスラエルとの2国家共存を狙っている」と持論を展開した。

辞意を表明したパレスチナ自治政府のモハマド・シュタイエ首相  February 26, 2024, Ramallah, West Bank, Palestinian Territory: Palestinian Prime Minister Mohammad Shtayyeh announces his government‘s resignation and calls for ‘‘new political measures‘‘ during a cabinet meeting in Ramallah on February 26, 2024 (C)Prime Minister Office/APA Images via ZUMA Press Wire/共同通信イメージズ

パレスチナ自治政府のシュタイエ首相が26日、辞意を表明した。ガザ地区を実効支配するハマスとイスラエルの戦闘を受け、パレスチナ人の間で政治的な取り決めについて幅広い合意を形成するためとしている。

辛坊)イスラエルはガザ地区を北側から攻め、ほとんどのパレスチナ住民は最南端の場所に避難しています。つまり、ガザ地区の大半はイスラエルが制圧している状況です。このままイスラエルがガザ地区の全域を制圧し、国家を拡大する意図があるのではないかと思えてしまいます。

こうした見方に対し、イスラエルはそうした意図はないと否定しています。ただ、ガザ地区には約150万人のパレスチナ人が残っており、イスラエルの本音は残るパレスチナ人をさらに南にあるエジプトのシナイ半島に押し出そうとしているのではないかと勘ぐってしまいます。

イスラエルがガザ地区の全域を制圧して支配下に置くことについては、アメリカなどは国際社会に認められないと考えています。つまり、ガザ地区は今まで通りパレスチナ人が治めるべきだという認識です。ただ、ハマスではないパレスチナ勢力に治めさせせたいとも考えています。

ガザ地区はパレスチナ自治政府の傘下にありますが、自治政府の力が現在は及んでいない地域です。そのことを考慮すると、イスラエルが占領するヨルダン川西岸を統治している自治政府の権限が及ぶような未来にしたいというのが、アメリカなどの思惑でしょう。

今回、その自治政府の首相が辞意を表明しました。背景には、首相の辞任と引き換えに、自治政府の権限がガザ地区にも及ぶようにして、ハマスなき後のパレスチナ国家を確立させ、イスラエルと2国家共存を狙っていると思われます。ただ、こうした水面下の意思通りに物事が動いていくかどうかは、まだ分からないです。

radikoのタイムフリーを聴く

この記事を読む