若き女性教師の悪夢のような極限心理をあぶり出す 『ありふれた教室』

ニッポン放送「ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町」(日曜朝5時~)で、おススメの最新映画をご紹介しているコーナー『サンデー早起キネマ』。5月12日は、衝撃の映画体験が味わえる3本をご紹介しました。

その1本は、ドイツから届いた、若き女性教師の悪夢のような極限心理をあぶり出したサスペンス・スリラー『ありふれた教室』。

『ありふれた教室』  (C)ifProductions_JudithKaufmann

ポーランド系ドイツ人女性のカーラは、仕事熱心で責任感が強い若手教師。新たに赴任した中学校では1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を獲得しつつありました。

そんなある日、校内で相次ぐ盗難事件の犯人として、カーラの教え子が疑われることに。問題があれば徹底的に調査する“不寛容方式”を掲げる校長らの強引なやり方に反発したカーラは、独自の犯人捜しを始めます。すると、カーラが職員室に仕掛けた隠し撮りの動画には、ある人物が盗みを働く瞬間が記録されていたのです。

やがて、盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者の猛烈な批判、生徒たちの反乱を招き、同僚教師とも対立。カーラは、後戻りできない孤立無援の窮地に陥っていくのです……。

『ありふれた教室』  (C)ifProductions_JudithKaufmann

監督は、この作品が長編4作目にして日本劇場初公開となるイルケル・チャタク。誰にとっても馴染み深い学校という場所を“現代社会の縮図”に見立て、正義や真実の曖昧さをサスペンスフルに描ききりました。

教員のなり手不足や過酷な長時間労働、モンスター・ペアレンツなどの問題がしばしば報じられる日本社会とも無縁ではありません。

『ありふれた教室』  (C)ifProductions_JudithKaufmann

英語のタイトルは、『The Teachers’ Lounge』=職員室ですが、『ありふれた教室』という日本語のタイトルが、本当に“言い得て妙”なんです。この作品が、世界中の学校だけでなく、あらゆるコミュニティーで、いつ起きても不思議ではない“今そこにある脅威”をあぶり出しているからなのです。

まさしく“学校は社会の縮図”。どこででも起きそうな“ありふれた”こと、この作品に登場する人たちは、私たちの周りにもいる“ありふれた”人たちなのです。だから怖い!ちょっとした選択ミスで物事がどんどん悪い方向に転がっていってしまう……誰にでも起きそうな問題をどのように解決していくのか? 解決する方法はあるのか? その前にそもそも人は問題の根源にちゃんと向き合っているのか?……まで考えさせられます。

教師、生徒、保護者の間でふくれ上がった猜疑心が暴発し、 正義や真実をのみ込んでいく衝撃的なストーリー展開! 圧巻のエンディングにも打ち震える破格の映画体験を是非、劇場の大スクリーンで。

『ありふれた教室』  (C)ifProductions_JudithKaufmann

『ありふれた教室』
5月17日(金)新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国公開監督・脚本:イルケル・チャタク
出演:レオニー・ベネシュ(『ペルシャン・レッスン 戦場の教室』『白いリボン』)、レオナルト・シュテットニッシュ、エーファ・レーバウ、ミヒャエル・クラマー、ラファエル・シュタホヴィアク
2022年/ドイツ/ドイツ語/99分/スタンダード/5.1ch/原題: Das Lehrerzimmer /英題: The Teachers’ Lounge /日本語字幕:吉川美奈子/提供:キングレコード、ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム/G

(C)ifProductions_JudithKaufmann

伊藤美来、高橋李依 アニメ『夜のクラゲは泳げない』に込めた想い!

声優の安元洋貴と白石晴香がパーソナリティ!週替わりで登場するゲストとのトーク!
リスナーのみなさんからのリクエストを中心に集計したアニメ、ゲーム、声優、特撮に関するナンバーのオリジナルチャートを発表していく1時間のミュージックプログラム、
「A&Gメディアステーション FUN MORE TUNE」!
6月15日はゲストに伊藤美来さん、高橋李依さんをお迎えして、TV『夜のクラゲは泳げない』特集をお送りしました。

伊藤さん演じる「光月まひる」は、どんなキャラクターなのでしょうか?「海月ヨルとしてイラストレーターで活動している子なんですけど、輝きたいな、変わりたいなって思っている。そんな時に李依ちゃん演じる花音ちゃんに出会って、JELEEのイラスト担当になるんです。私はお絵描き、凄く不得意です…(伊藤)」

高橋さん演じる「山ノ内花音」は、どんなキャラクターかというと「ちょっとした事件を起こしてしまって、アイドル辞めちゃうんです。そんな自分でも表現したいことがあるからとJELEEという匿名アーティスト活動を始めた人間で。自分の大好きな絵を描いてくれるヨル先生にお願いしたいとタッグを組み始めたところから物語が始まるんです(高橋)」

“それぞれキャラクターと似てると思うところは?”と聞いてみたところ「私、美来ちゃんのツッコミの仕方がめちゃくちゃ“まひる”だなって思ってて(高橋)」「確かに絶妙なテンションで突っ込む。なんか静か過ぎず、張り過ぎず。私のツッコミが“まひる”にだいぶ出てるかもしれない。オーディションで“まひる”のイラストと内容を見て、“私かも”と思っちゃうくらい。この子だと思いました(伊藤)」

アフレコ現場の雰囲気はどうだったのでしょうか?「こういうふうに演じたいなという思いを汲み取ってくれる現場です。どこのシーンも生きてきたなという感じ(高橋)」「それぞれの生き様がそこにある感じがしましたね(伊藤)」「富田美憂ちゃん演じる渡瀬キウイ、そして島袋美由利ちゃんが演じる高梨・キム・アヌーク・めい。JELEEのメンバー4人は基本的に一緒でした(高橋)」

そんな匿名アーティスト・JELEEのミニアルバム『JELEE BOX』が6月26日に発売されます。40mPさんが作詞、作曲、編曲を担当。「作中でJELEEちゃんが書いたというお話になっているので、40mPさんもJELEEちゃんになって書いているんです。私もJELEEちゃんが選んだ言葉、伝えたい言葉を、咀嚼してからじゃないと歌えない、なんか頂いた歌詞というのではなくて、セリフの延長線上で歌わせてもらってるなって感覚もありました。40mPさんが機材や環境、状況を作中のみんなにリンクさせながらベストな形を目指して、彼女たちの機材だったらどうするって考えてくれたんです(高橋)」

楽曲に対する印象も伺いました。「40mPさんが作詞、作曲、編曲、全部やってくれているので、理解度が追いつかない自分が悔しくて…花音なのに!(高橋)」「JELEEの良さっていうのは、お話ありきの楽曲なんです。だからミュージックビデオもみんながそれぞれ努力して成長した過程が映っていたりするし、花音の思いとかも話を見ないと分からない。リンクが素晴らしいなっていつも思ってます(伊藤)」

終始仲良さそうに、楽しそうに話してくれた伊藤美来さんと高橋李依さん。「夜のクラゲは泳げない」はお二人にとってどんな作品になったのでしょうか?
「この時代に届けたい思いがたくさん詰まってる作品になっております。見て頂いた人に絶対に刺さるセリフあると思いますので、ぜひ届いたらいいなと思っております(伊藤)」「自分の中の大好きを1個増やしてくれてありがとうの気持ち。ヨルクラ大好きになれて良かった!(高橋)」

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