原発で出る使用済み燃料「日本は資源小国、早くリサイクルを」石川和男が指摘

政策アナリストの石川和男が8月11日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。日本原子力研究開発機構が進める高レベル放射性廃棄物(「核のごみ」)の最終処分技術が、使用済み燃料を再処理せずにそのまま埋める「直接処分」でも活用できることが判明したとの報道について専門家と議論した。

原子力発電所

共同通信によると、日本原子力研究開発機構・幌延深地層研究センター(北海道)で開発中の原発の使用済み燃料を再処理してできる高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分技術が、使用済み燃料を再処理せずにそのまま埋める「直接処分」でも活用できることが7月20日、わかったという。現在「核のごみ」とは、原発から出た使用済み燃料から再利用可能な成分を取り出す「再処理」が行われたあとのものを指すことが一般的だが、青森県六ケ所村にある再処理工場の稼働開始が遅れている。

番組にゲスト出演した東京工業大学科学技術創成研究院特任教授の奈良林直氏は、スウェーデンなどで進む直接処分のメリットについて「壮大な再処理施設がいらないこと」を挙げる一方、日本が進めている再処理サイクルでは、使用済み燃料の約97%がリサイクルされ“ごみ”となるのは約3%だとして「(直接処分だと)体積が大きくなる」とデメリットも指摘。さらに「再処理していないので人類に影響がなくなるまで約10万年かかる。再処理をすると約8000年で済む。再処理したリサイクル燃料を使えるメリットもある」と述べた。

また、原発から出る使用済み燃料を再処理する六ヶ所村の施設の稼働が遅れていることについて奈良林氏は「(六ヶ所村の再処理施設は)基本的な安全審査は合格になっていて、今、追加で地盤強化しなさいとか、近くにある三沢基地から戦闘機が墜落しても大丈夫なようにしなさいとか、いろんな補強工事の宿題をたくさん出されている」と言及。「それらの工事が終われば営業運転はできる。最後に使用前検査というのがあるが、もう完全に営業運転直前まで行っている」と、本来は年内に営業運転開始予定であったことを明かした。

石川は「日本は資源小国。諸外国のように資源を調達するのは何かと大変。だから日本はリサイクルをやって、原子力についてもなるべく同じ燃料を使って長持ちさせ、エネルギー自給率を高めるべき」と述べ、核燃料サイクルの重要性を訴えた。

津田健次郎“今年の猛暑”に嘆き節「特に暑さに情緒がないのがイヤ」「朝はもうちょっと涼しかった記憶があるんですよ…」

声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演。今もっとも注目を集める才能・津田健次郎のパーソナルな一面が知れるレギュラーラジオ番組です。8月4日(日)の放送では、今夏の猛暑について語りました。


パーソナリティの津田健次郎



◆暑さに情緒がないのがイヤ

津田:8月に入っていますが、今年の暑さは本当に……もう「暑い!」としか言いたくないくらいの暑さですよね(苦笑)。特に暑さに情緒がないのがイヤです。

僕が子どもの頃の夏休みの時期って、朝はもうちょっと涼しかった記憶があるんですよ、だけど今は朝から激暑じゃないですか。後は日が沈んでも暑い……本当に厳しいですね。

このあいだ日傘を忘れたんですけど、駐車場からスタジオまでのちょっとの距離が本当にキツかった……雨が降っているわけでもないのに、カバンを日よけがわりにしました(笑)。それぐらい暑いので、皆さんも水分と塩分を摂って、ご飯をしっかり食べてたくさん寝てくださいね。

----------------------------------------------------
8月4日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年8月12日(月・振休)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:津田健次郎 SPEA/KING
放送日時:毎週日曜 12:00~12:30
パーソナリティ:津田健次郎
番組Webサイト:https://15audee.jp/articles/news/arzGScruNeYzMYs9hC6vN9xF

Facebook

ページトップへ