17歳でデビューした松原のぶえ、『おんなの出船』を歌い上げる少女に周囲がびっくり!

松原のぶえ、中山秀征

ニッポン放送のイマジンスタジオから演歌・歌謡曲・J-POPのライブショーをお届けする『中山秀征の有楽町で逢いまSHOW♪』(毎週日曜朝5時30分〜/司会:中山秀征・アシスタント石川みゆき)、2月16日放送分の収録が行われました。

石川みゆき、楠木康平、松原のぶえ、北山たけし、中山秀征

今回のゲストは、松原のぶえさん、北山たけしさん、楠木康平さんです。

北山たけし

北山たけしさんは福岡県柳川市出身。21歳で北島三郎さんの内弟子となり、8年間の修行を経て、2004年に『片道切符』でデビューしました。

オープニングでは、昨年発売されたシングル『夏の終わりが来る前に』を披露しました。

「この曲は、TUBEの前田亘輝さんにいただいた曲なんです。よくゴルフに誘っていただくんですが、カートの中で前田さんが『ちょっと演歌っぽい曲ができたんだけど』とスマホで聴かせてもらい、即座に『僕にください!』とお願いして、昨年リリースしました」

毎年恒例、横浜スタジアムでのTUBEのコンサートにゲスト出演したという北山たけしさん。

「3万4千人の観客の前で、前田さんと一緒にこの曲を歌いました。マウンドの上のステージに立つと、ぐるっと360度が観客で、その中で歌えて最高の気分でした。忘れられない思い出ですね」

新曲『月うるる』は、日本作詩大賞・最優秀新人賞を受賞した作品です。忘れられない女性を月に重ねた、男の哀愁を歌っています。

北山たけし、中山秀征

大相撲初場所の千秋楽を観戦したという北山たけしさん。

「豊昇龍が巴戦を制して優勝したのを見ました。初めて枡席だったので、巨体がぶつかり合う音の迫力に圧倒されました」

もうすぐ51歳の誕生日を迎えるという北山たけしさん。

「新曲の『月うるる』は、しっとりとした演歌なので、この曲をじっくり歌う、そんな一年にしたいですね」

楠木康平

楠木康平さんは、福島県郡山市出身の23歳。2023年の日本クラウン(株)新人オーディションで準グランプリを獲得し、1月15日に『北へひとり旅』でデビューしました。

特技は、デュエット曲の男性パートと女性パートを、それぞれ異なる声で歌い分けることだとか。そこで今回、福島弁で歌うデュエットソング、オヨネーズの『麦畑』を一人二役で披露しました。

「一人でデュエットソングが歌えると気づいたのは昨年のことでした。裏声で女性パートが歌えると分かり、“これはウケるかも”と思ったんです。キャンペーンでこの曲を歌ったら、とても好評だったんです。歌っている最中、たまに、どっちが男のパートでどっちが女のパートか、自分でも分からなくなることがあります(笑)。次回は『浪花恋しぐれ』に挑戦したいと思っています」

デビュー曲『北へひとり旅』は、恋に破れた女性が、それでも諦めきれずに相手からもらったハガキを片手に思い出の地を巡りながら、会えるかどうかも分からない最終目的地・みちのくの青森へ向かうという作品です。

楠木康平、中山秀征

東京に来て5年が経つという楠木康平さんですが、一番驚いたのが、街のイルミネーションの美しさだったそうです。

「(ニッポン放送がある有楽町の)すぐ近くにある日比谷ミッドタウンのイルミネーションは、まるで豪華なステージようで、おすすめスポットです。ちなみに2月28日まで見ることができますよ」

松原のぶえ

松原のぶえさんは大分県の出身で、昭和54年に『おんなの出船』でデビューしました。

「17歳の時に『おんなの出船』デビューしましたが、いまも多くの方に愛してもらえてありがたいですね」

この曲で日本レコード大賞や日本有線大賞など、数々の新人賞を受賞された松原のぶえさんですが、デビュー当時、演歌の新人は少なく、同期は杏里さんや竹内まりやさんだったそうです。

「17歳の私には、『おんなの出船』はあまりにも大人の歌だったので、キャンペーンで歌うと、『誰の歌なの?』と聞かれることがあって、『私のデビュー曲です』と答えると、皆さんが『えーッ』と驚いていました。よっぽど、子どもっぽく見えたんでしょうね(笑)」

松原のぶえ、中山秀征、石川みゆき

森昌子さんに憧れ、福岡のタレント養成所で歌の勉強をしていた松原のぶえさん。デビューのきっかけは中学3年生の時でした。

「私の歌声を録音したテープを聴いた北島音楽事務所からスカウトされて上京しました。そして17歳でデビュー。あれから45年が経ちますが、九州にいた頃、通っていたタレント養成所の仲間が東京にも何人かいて、2か月に一度くらい集まって食事をしています。みんないい年になったので、いつどうなるか分からないから、会えるうちにたくさん会っておこうと(笑)」

1月29日に発売されたデビュー45周年記念曲『下北半島哀愁路』(作詞:石原信一、作曲:弦哲也)は、冬の下北半島を舞台に、別れと旅立ちをテーマにした作品です。

中山秀征の有楽町で逢いまSHOW
放送局:ニッポン放送
放送日時:2025年2月16日 日曜日 5時30分~6時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

ティモシー・シャラメ「1万時間を費やし、全身全霊で作った」 ボブ・ディランを演じた映画に自信

第97回アカデミー賞で8部門にノミネートされた映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(2/28<金>公開)で主演を務めたティモシー・シャラメが2月8日、東京・麻布台ヒルズアリーナで開催された「SPECIAL RED CARPET EVENT in TOKYO」に登場した。
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約1年半ぶり2回目の来日に、大歓声が会場を包む

1960年代の米ニューヨークの音楽シーンを舞台とする本作は、ティモシー・シャラメ演じる、当時は無名ミュージシャンだった19歳の歌手ボブ・ディランが時代の寵児としてスターダムを駆け上がっていく過程を描いた物語。ジェームズ・マンゴールド監督が指揮を取り、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、ノーバート・レオ・バッツ、スクート・マクネイリーらがキャストとして名を連ねた。

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』予告映像│2025年2月28日(金)公開

ティモシー・シャラメが来日するのは2023年公開映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』以来、約1年半ぶり2回目。会場にはティモシー・シャラメの姿を一目見ようと、寒空の下にもかかわらず熱心なファン約250名が駆けつけた。
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1万時間かけて創り上げた「ボブ・ディラン」という人間

ボブ・ディランの代表曲のひとつ『Like a Rolling Stone』が会場に流れるなかで、ティモシー・シャラメが姿を現すと、集まった観客は大きな歓声と拍手で迎える。それからティモシー・シャラメは30分弱にわたり、サインを書いたり写真撮影に応じるなどファンサービスを行ったり、集まったテレビメディアの取材に応じていた。
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それから壇上に上がると、ティモシー・シャラメは「来てくださった皆さん、本当にありがとうございます」と挨拶。イベント進行を務めた奥浜レイラから「日本のファンを目の前にして心境はいかがですか?」と問われると、ティモシー・シャラメは「別のプレミアでお会いした方もいらっしゃると思いました。時間を取っていただきありがとうございます」と感謝した上で、「ボブ・ディランというのは自分にとっても非常に大きい意味がある素晴らしいアメリカのアーティストです。5年半のリサーチのなかで、日本でもすごくたくさんのファンがいるということを僕は知っています」「そういった意味でも映画を観ていただきたいですし、いかにボブ・ディランの音楽がインパクトがあったかを感じていただけると思います。これは自信過剰で言っているわけではありません。自分自身や、共演したエドワード、モニカなどと1万時間を費やした全身全霊で作った作品ですので、ぜひご覧ください」と作品をアピールした。
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この日のステージにはボブ・ディランが初期に使っていたというGibson社のアコースティックギター「J-45」モデルが用意された。これを見て、ティモシー・シャラメは「美しいギターだ!」とはにかんだ。
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「劇場で観る価値のある作品」ティモシーの熱いスピリット

そして「映画公開を待っている方へ何かメッセージはありますか?」と聞かれると、ティモシー・シャラメは「自分の人生を変えてくれたアーティストを発見した――。それがこの映画を作るときに感じた経験でもありました。ボブ・ディランという方が僕にどんな影響を与えたのかは言葉に尽くせないものがあります。エドワードだったり、モニカだったり、エルであったり、それぞれがキャラクターを演じる上で、そういったインパクトを与えてもらっていると思いますが、結果、この作品は独自のスピリットを生み出し、この作品自体がひとつの大きなものになっていると思います。時間を取ってでも劇場で観ていただく、そういう価値のある作品になったと自負しています」と胸を張った。
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そして最後にティモシー・シャラメは「見てね!」と日本語で呼びかけて会場をあとにした。『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は、2月28日(金)より全国でロードショー。

(取材・文・撮影=中山洋平)

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