みかんに魅せられた大学生、異郷の地で大挑戦「多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

暦の上では春になっても、まだまだ「こたつ」が恋しい時期です。こたつに入ると食べたくなるのが、やっぱり「みかん」。

ただ、どんな方がみかんを作っているのか、あまり知らない方も多いと思います。今回は、果物好きが高じてみかん農家になった、北国出身の若い男性のお話です。

赤山大吾さん

赤山大吾さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

昔、東京と沼津の間を結ぶ電車を「湘南電車」と呼んでいた時代がありました。車両のオレンジと緑のカラーは「湘南色」、俗にみかん色とも云われてきました。今はだいぶ本数も減りましたが、東京駅のホームに、「沼津」と行先が表示されると、何となく、潮の香りと柑橘系の爽やかな香りが漂ってくるような気分になります。

その静岡県沼津市・西浦地区は、駿河湾の最も奥まった所にあって、海越しの富士山を望むことが出来る、風光明媚なみかんの産地として知られています。看板品種は、寿という字に太郎と書いて、「寿太郎」。この「寿太郎」を、今シーズン初めて作り上げて、出荷した男性がいます。

赤山大吾さんは、2000年生まれの24歳。赤山さんは、北海道・札幌のご出身で、小さい頃から果物が大好きでした。土地柄、みかんはあまり出回らないため、りんごを2個、まるかじりするのが日課。残すのは、わずかに芯の部分だけでした。

赤山さんは新潟の大学に進学しましたが、コロナ禍のために授業はリモートが中心。学ぶ内容も想像していたものと違って、あまり納得がいきませんでした。悶々とした日々を送る中で、赤山さんはたまたま近所のスーパーで「沼津・西浦みかん 寿太郎」と、ラベルが貼られた袋を手に取ります。

『寿太郎? 沼津ってドコ?』

赤山さんは、そう不思議に思いながら、家に帰って、さっそく皮をむいて、みかんの小さな袋を一つ、口のなかに入れると、いままでにない食感に感激しました。

『甘い! でも、甘いだけじゃない、甘みと酸味のバランスが絶妙だ!』

赤山さんは、「寿太郎」を食べて、食べて、食べまくりました。そのおいしさに満たされるうちに、自分でもみかんを作りたい気持ちが芽生えます。

沼津市西浦地区のみかん山(画像提供:JAふじ伊豆)

赤山さんは、居ても立ってもいられずに、寿太郎を出荷している沼津のJAに、直接電話をかけました。

「あの……、みかん作りに興味があるんです。教えてもらうことは出来ますか?」

2022年2月、赤山さんは大学を休学して、沼津にみかん作りの研修にやって来ました。地元の農家の皆さんも、北海道出身の赤山さんの挑戦に驚いたといいます。

その初顔合わせ、農家の皆さんは赤山さんの手を見るなり、思わず目を見張りました。

『おお、彼は本物だ! これだけみかんが好きなら、きっとやってくれる!』

そう、赤山さんの手は、みかんをいっぱい食べた、あの黄色い手になっていたんです。赤山さんは、西浦地区でもとくにおいしいみかんを作ると定評のある、御年80歳の大ベテランの農家の方に付いて、みかん作りを学び始めました。

「いいか、農家というものは、人に言われてじゃなくて、自分から動かないとやれないぞ」

「みかんは手間をかければかけるほど、ちゃんと応えてくれる。手間を惜しむな」

赤山さんは、師匠がかけてくれる言葉を一つ一つ噛みしめながら、その背中を追いかけていきます。厳しい言葉の後には、夕飯のおかずをおすそ分けしてくれたり、地元の皆さんの人柄の温かさも、故郷を離れた赤山さんには大きな励みになりました。

赤山大吾さん

赤山大吾さん

籍を置いていた大学にも退学届を出して、退路を断った赤山さんは、2年間の修業を経て、2024年1月、晴れて独立を果たします。高齢でみかん作りが難しくなった方のみかん山・およそ1.5ヘクタールを借り受けて、自分の力が試される時がやって来ました。

いざ作り始めてみると、農家はみかんを作っていればいいわけではなく、事務手続きや生産計画作り、害虫や猛暑対策、アルバイトの雇用などを、全部1人でこなします。

それでも去年は概ね天候に恵まれ、周りの皆さんのサポートにも支えられながら、およそ1万キロの「寿太郎」が無事に実って、収穫することが出来ました。その出来栄えに、赤山さんも手ごたえは十分! 早速、地元の方に食べてもらうと、「おいしい!」と、味に太鼓判を押してくれました。

自分で収穫したみかんが出荷されていく様子を見て、赤山さんは胸が高鳴りました。

『自分で作ったみかんが誰かの手に渡っていく。ようやく自分で稼ぐことが出来たんだ!』

でも、赤山さんに収穫の喜びに浸っている暇はありません。まだ、みかんの管理に甘い点があったこと。そして、この冬は、越冬しているカメムシが多いため、今年は天敵への抜かりない対策が求められそうなことなど、しっかり気を引き締めています。

「もっとおいしいと言ってもらいたい! 多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

その思いを胸に、赤山さんは2年目のみかん山に登ります。

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上柳昌彦 あさぼらけ
放送局:ニッポン放送
放送日時:2025年2月12日 水曜日 5時00分~6時00分
公式X

※該当回の聴取期間は終了しました。

“和の鉄人”も絶賛するおいしさ!健康食品会社がこだわったフリーズドライのお味噌汁「しあわせな味噌汁」に注目

全国のコミュニティFMに番組配信をおこなうTOKYO FMグループの「ミュージックバード」で放送中のラジオ番組「アフタヌーンパラダイス」。午後のひとときを彩る心地よい音楽を紹介しながら、様々な話題について三軒茶屋キャロットタワー26階「スタジオキャロット」から公開生放送でお送りしています。月曜日のパーソナリティは、シンガーソングライターの川久保秀一とアシスタントの真木ひろかが務めます。

3月24日(月)の放送では、フリーズドライ味噌汁に注目。株式会社えがおの人気商品「しあわせな味噌汁」をピックアップしました。


(左から)パーソナリティの真木ひろか、川久保秀一



◆お湯を注ぐだけで簡単に作れる味噌汁のこだわり

真木:この時間は「しあわせな味噌汁」についてお話を伺っていきます。熊本の健康食品会社・株式会社えがお、マーケティング本部の村上大輔さんとお電話が繋がっています。

村上:よろしくお願いします。

真木:えがおの「しあわせな味噌汁」は、お湯を注ぐだけで簡単に作れるフリーズドライのお味噌汁ですが、こちらはどんな想いで生まれた商品なのでしょうか?

村上:えがおは、のべ500万人以上のお客様に支えられており、黒酢健康商品通販市場17年連続、鮫肝油健康食品通販市場においては18年連続売り上げナンバーワンを更新し続けております。

「しあわせな味噌汁」は健康食品の会社として、毎日いただく味噌汁だからこそ“健康に寄与できるものを”という想いで完成させたものです。発売からの販売個数が8万箱・80万食とたくさんの方々にお召し上がりいただいています。

川久保:「しあわせな味噌汁」は本当においしいんですけども、商品のこだわりはどんなところでしょうか?

村上:こだわりは、具材、味噌、だしです。「しあわせな味噌汁」は、1箱に10種類の具材がそれぞれの袋に入っております。長ねぎ、とうふと小松菜、かきたま、きのこ、さくらえび、おくらとめかぶ、あおさ、ほうれん草と巻麩、野菜、揚げ茄子の10種類です。

しかも6種類の味噌と4種類の天然系のだしを、具材に合わせて比率を変えて調合しています。さらに、具材と味噌を分けてフリーズドライしているので、味噌がさっと溶けやすく、具材は食べごたえのある大きさに仕上がっています。

◆黒酢と乳酸菌で健康をサポート!

真木:「しあわせな味噌汁」は健康にもこだわっているそうですが、健康のこだわりという面ではいかがでしょうか?

村上:健康食品のえがおだからこそできる、独自のブレンドがあります。お味噌汁には、黒酢、米麴、乳酸菌が配合されています。また、塩味も控えめで、体のことも考えたお味噌汁になっています。

川久保:「しあわせな味噌汁」には、“和の鉄人”としても知られる和食のシェフ・中村孝明さんからも感想を寄せられていますよね。村上さんは実際に中村さんにお会いされたとお聞きしました。

村上:そうなんです。私も中村孝明さんがいる現場に立ち会ったんですけども、一口飲まれましたら出汁と味噌の調合を把握なさっていたのでビックリしました。そして、「うまい! これは本当にフリーズドライなのか!?」と驚かれていました。また「こんな味噌汁を出されてしまうとはプロ泣かせだ」と、しみじみとおっしゃっていましたので、プロも絶賛する味噌汁です。

◆さくらえびの味噌汁を飲んだ感想は?

村上:スタジオに「しあわせな味噌汁」をお届けしましたので、ぜひお召し上がりください。

川久保:今回は、さくらえびの味噌汁をいただきます。

真木:「しあわせな味噌汁」は商品の袋を開けて、お椀に入れて、お湯を注ぐだけでできあがりなんですよね。

川久保:できあがったものをご用意していただきましたが、さくらえびの香りがしております。いただきます。さくらえびとお麩が口に入ったんですけども、お味噌汁はいい塩梅ですね。すべての具材の食感も楽しめます。

真木:見るからにお麩がフワフワですよね。

川久保:葉物野菜が入っておりますが、そちらのシャキシャキ感もいいですね。素晴らしいです。

真木:ここまで、株式会社えがお マーケティング本部の村上大輔さんから「しあわせな味噌汁」についてお話を伺いました。ありがとうございました!



1箱にバラエティー豊かな10種類のお味噌汁が入った「しあわせな味噌汁」の詳細は株式会社えがおの公式サイトをご確認ください。

<番組概要>
番組名:アフタヌーンパラダイス
放送日時:毎週月曜~木曜日 15:00~16:55 (生放送)
パーソナリティ(月曜):川久保秀一、真木ひろか(アシスタント)

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