行方不明となったお店の看板犬を捜索「皆さまの温かい思いで家に戻れました」

1月14日は、南極に置き去りにされて、映画にもなった犬、あの「タロ・ジロの日」。1959年のこの日、第3次南極地域観測隊が、タロ・ジロの生存を確認したんですね。ペットが家族の一員という方も多いと思いますが、姿が見えなくなると不安なものです。今回は、行方不明になってしまったあるバイク屋さんの看板犬と飼い主さんのお話です。

巌更奈さんとおうすけくん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

島根県出雲市、JR出雲市駅と出雲大社を結ぶ県道沿いに「ゼロエンジニアリング山陰」という1軒のバイク屋さんがあります。お店の看板犬は、5代目となる「おうすけ」くん・5歳店長の巌更奈さんが飼っている雄の柴犬です。

巌さんは2000年代の中ごろ、飼えなくなった犬を引き受けたことをきっかけに、その魅力に引き込まれます。縁あってバイク屋さんに勤めるようになると、お店にも一緒にやってくるようになり、愛犬と一緒に、よくツーリングにも出かけていました。

その後、保護犬などをもらい受けたり、世代交代を繰り返しながら、去年5月、福岡から島根へやって来たのが、柴犬の「おうすけ」くんでした。元々、「おうすけ」くんは、「紅皇号」という名前で、日本犬保存会の展覧会に出場していたことから、「おうすけ」になったといいます。

実は展覧会に出場する犬は、ハードな訓練を受けて育ちます。ピンと耳が立って、キュッとお尻が上がって、くるんと尻尾が弧を描いた、美しい日本犬の立ち姿になるように、運動によって筋肉を鍛えているのです。「おうすけ」くんも、福岡では毎日10キロの散歩が日課でした。

そんな競技を引退して、出雲の巌さんのもとへやってきた「おうすけ」くんですが、家庭犬として暮らした経験がありませんでした。そこで長年、多くの犬と暮らしてきた巌さんが、愛情をこめてふれあいを繰り返し、ようやく「おうすけ」くんとの距離が縮まってきたと感じた矢先、事件は起こりました。

去年9月12日の朝、巌さんと一緒にお店にやって来た「おうすけ」くんが、近くで発生した大きな物音に驚いてしまい、巌さんの手を振り切って、全速力でお店から飛び出して行ってしまったのです。

「おうちゃん、おうちゃん、待ってー!!!」

でも、「おうすけ」くんはとんでもない体力、巌さんの足では追いつけません。そこへ偶然現れたのが、自転車で通学中だった男子高校生。自転車を投げ捨て、「おうすけ」くんを追いかけてくれましたが見失ってしまいました。巌さんはすぐに警察や保健所に届け出て、さらにお店やご自身のSNSで「おうすけ」くんがいなくなったことを発信、迷い犬のチラシもたくさん刷りました。

すると知り合いはもちろん、地域の宅配便のドライバーさん、近所の工場の方など、様々なSNSのつながりから、「おうすけ」くんの情報が寄せられてきました。

巌更奈さんとおうすけくん

そんな時、天気予報で、島根県に線状降水帯を伴った大雨の可能性が伝えられます。夜が深まるにつれて次第に雨脚が強まり、雷鳴が何度も轟いて、ドーンと雷が落ち、用水路は溢れ始めました。

『おうちゃん、雷が怖くてふるえているよね。何とか、何とかこの大雨をしのいで!!』

そんな巌さんの願いが届いたか、雨が上がった翌日も、目撃情報が寄せられます。ちょうど敬老の日の三連休と重なったことで、SNSで「おうすけ」くんのことを知った巌さんと面識のない方が、世代や職業も超えて、出雲市内の住宅地から田んぼまで、いろいろな所へ捜索に出てくれました。

「うちもワンコいるから、他人事じゃない!」「絶対見つけるから、待ってなよ!」

そんな地元の方からの励ましに、胸が熱くなった巌さんは確信しました。

『こんなにたくさんの方が無事を願ってくれている。絶対、おうちゃんは見つかる!』

そして、お店を飛び出してから5日経った9月17日の朝、巌さんの携帯が鳴りました。電話の相手は、新聞配達の男性の方でした。

「いま、おうすけくんを保護しています。出雲大社まで来てくれませんか?」

なんと、おうすけくん、お店から7キロほど離れた出雲大社の池に飛び込んだところを、ちょうど朝刊を届けに来た配達員さんが発見。配達員さんもずぶ濡れになって、「おうすけ」くんを保護して下さったのです。

「あの脚力では陸上で捕まえるのは難しいと思っていたんです。それがよりによって、水が苦手な柴犬が自ら池に飛び込むなんて……。出雲の皆さんのあったかい思いが、神様に通じて、家に戻れるように池に吸い寄せて下さったんじゃないかと思います」

あれからおよそ4か月、「おうすけ」くんとの絆は一層深まったと話す巌さん。『このリードは絶対に離さない』と胸に誓って、今日も一緒に散歩に出かけます。

※ゼロエンジニアリング山陰ホームページ
https://shiragami.co.jp/

【西武】源田壮亮選手インタビュー 「WBCはチームに貢献して連覇」

2月6日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手にインタビューした模様を放送した。WBCへの意気込みや目標について訊いた。

――侍ジャパンへのメンバー選出、おめでとうございます。源田選手にとって、侍ジャパンとWBCはどのようなものだと捉えていますか?
源田「僕も小さいころからテレビで見て『かっこいいな』とずっと思っていましたし、プロ野球に入って何度か代表に選んでいただいて、そこで野球をするたびに『またこのユニフォームで、このチームで野球がしたいな』という気持ちになるので、メンバーに選んでいただけて本当に嬉しかったです」

――ライオンズのトレーニングもあるなかで、侍ジャパンのことも見据えてと非常に難しい春季キャンプかと思います。
源田「今はいろんなチームの連携プレーもやっていますし、ライオンズの練習に100パーセント集中してやっている感じです」

――前回のWBCでは、源田選手は指をケガしてしまいましたが、思い返してみて指の痛みはどうだったのでしょうか?
源田「すごく痛かったです。野球ができなかったら諦めがついたと思うのですが、投げられるし、バッティングもできたのでやりました」

――今回はどんなWBCにしたいと考えていますか?
源田「優勝して連覇を目標にしているので、そこに貢献できるように全力で頑張りたいなと思います」

――ライオンズとは違うユニフォームを着てプレーをするというのは、野球選手として大きな刺激になるかと思います。
源田「代表チームに行くと、当たり前のプレーや最低限のプレーのレベル、質が一気に上がる。そういうなかでプレッシャーも感じながら野球を経験するというのはあとに活きてくるので、いろんなものを学んで戻ってきたいなと思います」

――最後にWBCも含めて、源田選手は今年どんな春季キャンプ、シーズンにしたいのかを教えていただけますか?
源田「春季キャンプは1年間を戦える土台を作って、WBCはチームに貢献して連覇、シーズンはレギュラーを取れるように頑張りたいなと思いますので、応援をよろしくお願いします」

※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー

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