ニッポン放送のポッドキャスト番組『島田秀平とオカルトさん!』(毎週金曜日24時頃配信)の初の番組イベント「島田秀平とカイダンさん! ~来てはいけない 聴いてはいけない~」が10月18日(日)に有楽町よみうりホールで開催。夜馬裕、好井まさお、川口英之、相田あすかが出演し、“聴いてはいけない”怪談話で会場を震撼させた。また今回、昨年11月に島田秀平が南極の劇団公演にゲスト出演した縁で、イベント全体の演出と舞台美術の一部を南極が担当した。
開演前から、会場に流れるナレーションに不気味なノイズが響き渡り、観客の恐怖心をあおる演出が。さらに、南極によるオープニングでは、車を運転する男性のカーステレオから「来てはいけない……」という謎の声が流れ始める。やがて車内に髪の長い女性が突如現れると、男性は絶叫。車が大きく揺れ、急ブレーキの音が番組おなじみのジングルへとつながる、趣向を凝らした幕開けとなった。
ステージに登場した島田は「番組が始まって5年半で初めてのイベント」と感慨深げにあいさつ。そして「もしかすると、今日皆さんは見てはいけないものを見てしまうかもしれません」と不穏な言葉を投げかけた。
続いて、イベントのために用意していた心霊写真について「見た人に良くないことが起きるらしく、提供者から直前に“見せないでほしい”と言われた」と説明。「もし皆さんに見せていたら、この会場にいる全員が呪われていたかもしれません」と語る島田だったが、その背後のスクリーンには、なんと問題の心霊写真が映し出されていた。客席がざわつき、異変を知らせようとする声が上がるものの、島田本人はまったく気づかない。ようやく振り返ったときには写真が消えており、「何もないですよね? やめてくださいよ、そういうの!」と困惑。会場を巻き込んだホラー演出で、早くも観客を恐怖の世界へと引き込んだ。
幕間では番組恒例の「留守電怪談」や「エレベーター怪談」を南極が実写で再現するなど、舞台ならではの演出を挟みながらイベントが進行。そしていよいよ怪談界のトップランナー・夜馬裕と好井まさおが登場し、本編へと入っていく。
「怪談界の帝王」と紹介された夜馬裕が披露したのは、七福神のヒーリングツアーに参加したことから始まる、恐ろしい呪いにまつわる怪談。話の終盤には、自身が最近受けた呪い……かと思われる肝臓の検査結果を待っていることも明かし、島田は驚きながらも「すごい心配なんですよ」と本気で案じる様子を見せた。夜馬裕自身も「因果関係はわからない」としつつ、呪いを跳ね返すと約束してくれた霊能者が2人いるといい、怪談と現実が交錯するようなエピソードに会場は何とも言えない空気に包まれた。
続いて「2つしゃべりたい話がある」と切り出した好井による、自身のもとに届いた不気味なビデオ通話にまつわる“ヒトコワ”話や実際の事件を題材にした衝撃的な話には、島田も驚きを隠せない様子。さらに自身の公演の物騒なエピソードに、会場からは驚きと笑いが入り混じった反応が起こった。
そして島田は、今年聴いた中で特に衝撃を受けた怪談の「ベスト4」を発表し、不思議な“虫の知らせ”、ペットのヘビを溺愛する男性のゾッとするエピソードなどを次々と紹介した。第1位に選んだのは、座敷童が出るといわれる旅館で起きた不思議な出来事。高木ひとみ ○(ぽんぽこ)がロケで旅館に宿泊した際、自分の声にそっくりな謎の声が録音され、その後、次々と幸運に恵まれたというエピソードを披露した。
さらに島田は、そんな高木から、「会場に集まったリスナーの幸せを願う特別な音声を預かってきた」と説明。好井が「願い事を頭に思い浮かべた方がいい」と呼びかけると、観客も思い思いの願いを胸に音声に耳を傾け、怖い話が続いた会場が一転して温かな雰囲気に包まれる一幕となった。
続いて行われたのは、番組恒例の怪談コンテスト「SOSグランプリ」の特別タイトルマッチ。第5回大会のチャンピオンで、声優やモデルとして活動する相田あすかと、歴代チャンピオンによる大会を制したグランドチャンピオン・川口英之が、怪談で直接対決することに。先攻・後攻はくじ引きで決定し、川口が先攻、相田が後攻に決定。川口は、カップルが心霊スポットを訪れたことで起こる恐怖体験を。相田も、さまざまな噂がささやかれる心霊スポットでの不可解な出来事を披露。両者が持ち時間5分の怪談で会場を恐怖に陥れた。
勝敗は観客の拍手によって決定。接戦の末に川口が勝利し、グランドチャンピオンの座を守ることに成功。川口は「よかった、(チャンピオンの王冠が)戻ってきた!」と安堵の表情を浮かべた。一方の相田は「ド緊張で、結構やらかしているなと思いつつ、自分の中ではごまかせたかなと思っていた」と振り返り、「やっぱりさすが川口さんだなと思って、勉強させていただきました」と先輩への敬意を口にした。
さらに、イベントならではの特別企画「アイマスク怪談」も実施された。観客全員がアイマスクを装着し、視覚を遮断した状態で怪談を聴くという、聴覚だけを頼りに恐怖を体験する試みだ。再び登場した夜馬裕は、目にまつわる不気味な神社の話を。好井は、霊感がなくても幽霊が見えるという場所に宿泊した女性の体験談を披露。何も見えない暗闇の中、語り手の声だけが響く独特の空間が生まれた。
そして2人の怪談が終わり、島田が観客にアイマスクを外すよう促そうとした、その瞬間……。突然「ガシャーン!」という大きな音が響き、スタッフたちの慌てた声が飛び交う。「皆さん、アイマスクを外してください!」という指示に従って観客が目を開けると、舞台上では島田の上に大きな看板が落下するという、衝撃的な光景が広がっていた。
しかし、これも南極による演出。島田は無事で、さらにステージには、島田に似ていることでも知られる野性爆弾のロッシーがサプライズ登場! 島田とロッシーが並ぶと、互いのそっくりぶりをめぐってトークが展開。さらにロッシーは、この夏に息子と滋賀県の実家へ帰省した際の“信楽焼のタヌキ”にまつわる不思議なエピソードも披露。独特すぎる語り口と予想外のオチに、客席は爆笑の渦に包まれた。
エンディングでは、出演者が一人ずつイベントの感想を語り、観客に感謝。恐怖あり、笑いあり、そして幸せを願うひとときもあった初の番組イベントは、大盛況のうちに幕を閉じた。