トランプ大統領から金氏への親書~注目すべき北朝鮮“強硬派”の存在

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月24日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。トランプ大統領が金正恩委員長に親書を送ったと報じたニュースについて解説した。

4日、朝鮮東海の海上で行われた前線・東部戦線防護部隊の火力攻撃訓練を指導する金正恩朝鮮労働党委員長=2019年5月4日 写真提供:時事通信

トランプ大統領、金正恩委員長に親書を送る

北朝鮮の国営朝鮮中央通信は6月23日、トランプ大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に親書を送ったと報じた。金委員長はすばらしい内容だとして満足感を示し、トランプ氏の並外れた勇気を評価したとしている。

飯田)内容については報じられていないなか、その反応だけが報じられています。もともと去年(2018年)6月12日のシンガポールでの首脳会談があり、その1周年でまずは北朝鮮側からアメリカ側に親書が送られていました。

須田)それを受けての返書ということだと思います。確かにベトナム、ハノイでの米朝首脳会談はある意味で失敗に終わったけれども、だからと言ってトランプ大統領と金委員長の個人的な人間関係が悪くなったわけではない。両者の関係は、まだ良好な状況を保っていると受け取ってもいいのではないでしょうか。「トランプ大統領との個人的な人間関係までおかしくなったわけではない」という、北朝鮮からのメッセージだと受け止めるべきだと思います。
それを前提に考えてみると、イランへの対応を含めて、トランプ外交のやり方がだんだん見えて来た。交渉相手に対して限界まで圧力を強め、その上で首脳同士で顔を合わせて話し合い、妥協点を探る、あるいはアメリカの要求を飲ませる。力による外交かなと私は思います。
北朝鮮に対しても同じような状況で臨んでいます。最終的に、例えば戦争をやるまでには至らないけれども、前提のプロセスとして北朝鮮サイドはいろいろと不満や要求したいことがありますよ、アメリカに対して不信感を持っていますよ、ということも根強いのだろうと思いますよね。

20日、平壌で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(右)と握手する中国の習近平国家主席=2019年6月20日 中国中央テレビより 写真提供:時事通信

金正恩委員長は本当に全権を掌握しているのか

須田)この番組でも繰り返し申し上げているように、もう1点注目しなくてはいけないのは、本当に北朝鮮は金委員長が全権を掌握し、すべてをコントロールしているのかということです。トップ同士の人間関係はいいけれども、全面的に譲歩することをよしとしない勢力が北朝鮮国内にはいるし、力を持っていることもありえるのではないかなと思います。

飯田)トランプ政権とトランプ氏そのものが違うというような、外交に対しての指摘はイラン関係でも言われていますけれど。

須田)そうですね。

飯田)トップ同士はよい。下の周りを取り巻くグループと、金正恩氏の下で動くグループがどこまで話せるか。北朝鮮側も、アメリカ担当の特別代表だった人は失脚している状態だと言われます。アメリカに対してポンペオ国務長官を外せという主張もしています。この辺の組み換えがない限りは動かないということになるのですか?

須田)実務を担うところ、そして北朝鮮サイドの動きを見て行くと、金委員長の側近と言われるような人たちがポストを外されている。これは健康問題とも言われていますが、どうなのか。金委員長としては外す意思はなかったのではないでしょうか。

飯田)断腸の思いで、強硬派のためには外さざるを得ないとか。

須田)強硬派が要求している節がないわけではないのです。その辺りで落としどころを探ったとしても、では一体それを誰が決めることができるのか。足して2で割るようなことにもなりかねませんが、そういうことはできませんから。その辺りの見極めが非常に難しいのではないかと思います。

飯田)中朝首脳会談が行われた直後にこれが出たのは、中国も当てにならないから自分たちでメッセージを出すということだったのですか?

須田)北朝鮮は外交巧者ですから、どこかに全幅の信頼を置いて事を進めるほど柔ではないです。

飯田)いろいろなカードを出して来ていると。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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今まで乗って来た車は50台以上! 内藤剛志、オドロキの車遍歴

4月25日(木)、「くにまる食堂」(文化放送)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、俳優の内藤剛志さんが、これまでの人生で乗って来た数々の車について語った。

野村邦丸アナ「今朝ピックアップするニュースはこちら。
『苦境テスラ、低価格に活路。生産前倒し、中国車に対抗』
日本経済新聞によると電気自動車市場をけん引してきたアメリカのテスラが成長戦略の見直しを迫られている。2024年1~3月期は低価格の中国EVにおされ、4年ぶりの減収減益。イーロン・マスク最高経営責任者は、撤退観測もでていた次世代の低価格EVについて、逆に投入を前倒しすることを表明した。ただ当初の仕様とは大きく異なる可能性もでており、挽回の道筋はまだ見えていないということです」

内藤剛志「テスラって、やっぱり未来の車っていうイメージでスタートして、そっちへ変わっていくことが新しいこと、オシャレなことであるようなことだったんだけど、低迷している原因は、価格が高すぎるってことですか?」

邦丸「まったくその通りですね。テスラは販売価格そのものが高い。当初はそれでも価格を抑えて、バーッと広まってったわけですね。アメリカの自動車を運転される方でも収入差はありますから、今ではどうしても、ある程度の収入が無いとテスラは買えない。そこにこの中国のBYD(比亜迪)、ここはですね、日本円で200万から300万円以内で買えるってことで、アメリカのドライバーさんて、どこの国の車ってまったく関係ないそうです」

内藤「僕で言えば、オール電化だとなかなか日本では乗りにくいのかなって気が、ちょっとします」

邦丸「充電という問題がありますもんね」

内藤「そうそうそう。実はですね、僕、めっちゃ車が好きで。18で免許取ってから約50年ぐらい? 今年69になりますから、そんなもんですね。BS日テレの『おぎやはぎの車遍歴』という番組に出た時に、全部思い出していくわけですよ。ずーっと思い出してたら、気が付いたら50何台で。そんなに乗ってたんです、僕」

邦丸「その内藤さんが乗って来られた車、一部抜粋しますと、いすゞ自動車……今一般的な自動車の販売はしていませんが、いすゞジェミニ、いすゞ117クーペ、トヨタランドクルーザー、三菱ジープ、ホンダCR-X、ユーノスロードスター、ジープラングラー、GMCユーコン、アルファロメオ、ポルシェ、メルセデス・ベンツ……色々乗ってらっしゃいますが」

内藤「まず、申し上げたいことがあるんですけど、別にお金があるからじゃないんですよ? 父、母……母はですね、昭和30年代から乗ってるんです。それから家内、子どもも乗ってる。で、一時期二世帯住宅に住んでましたんで、全員が免許を持っているから車の台数が増えたというのもある。基本的には俺が代表で買ってたっていうのもありますが、全部に乗ってたわけじゃないんです」

邦丸「あ、これは内藤家の車ということで!」

内藤「後半になると僕、なぜだか外車が多いじゃんって感じですが、CMの関係があってですね、あんまり日本車が好きだって言ってるとCMが来なくなるんですよ」

邦丸「これは役者としては、悩ましいところですね?」

内藤「そうなんですよ。日産のルネッサっていう車のCMをやらせていただいたんですけど、その時痛感したんです。やっぱり、他の日本車で撮影現場に行っちゃいけないんですよ、日産の車に乗ってますから。なので、前の事務所の方が、なるべくなら日本の車じゃないものに乗れと」

邦丸「そういうこともあるんですか!」

内藤「まだ僕、狙ってるんですよ、CMを(笑)」

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