東京五輪マラソン・競歩の札幌開催検討をIOCが発表~急な展開に選手は?

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月17日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。IOCが東京オリンピックのマラソンと競歩の札幌開催を検討しているというニュースについて解説した。

【東京2020オリンピック1年前セレモニー】挨拶するIOCのトーマス・バッハ会長=2019年7月24日午後、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

IOCが東京オリンピックのマラソン、競歩について札幌開催検討を発表

国際オリンピック委員会(IOC)は16日、東京オリンピックの暑さ対策として、陸上のマラソンと競歩の開催地を札幌で検討すると発表した。オリンピック期間中の気温が東京に比べて5度~6度低いことが理由とのことである。

飯田)中東カタールのドーハで、6日まで行われていた世界選手権を見てというのがかなり多かったようですね。これについてメールやツイッターもいただいています。八千代市の“金魚のもんちゃん”さんから、「え! 北海道開催ですか。となると、スタートの号砲は誰が行うのですかね。東京都知事と北海道知事が手を携えて、仲よく“よーいドン!”となるのでしょうか」。それから横浜市港北区の“てつのり”さん、57歳の方。「東京オリンピック、札幌マラソン開催。瀬古さんや高橋尚子さんなどの専門家の方や、MGCで権利を得た4人はどう思っているのでしょうか?」といただいています。

鈴木)驚きましたよね。

飯田)本当に。

仙寿院交差点より見る(2019年9月22日撮影)(新国立競技場-Wikipediaより)

明快な解決策が出ていなかったのは事実

鈴木)まだ取材の途中なのですが、IOCからJOC、組織委員会の森会長には話は入っていたようです。オリンピックのチケット販売の補欠募集をしていましたよね。その辺りで、すでに情報が入っていて、検討していたのではないかということです。東京都のオリンピックの準備をしている幹部、都の職員に聞いたところ、IOCのかなり強い意向があるそうです。東京都は暑さ対策を一生懸命行っていたのですが、これをひっくり返すのは難しいかもしれません。

飯田)そうですね。

鈴木)確かに成果があまり出ていませんでした。最後の砦はスタート時間を涼しい、早い時間にする。これが最後の手でしたが、上手く行くのかどうかわからないということもありました。準備をして来た人たちからすれば、「おいおい」という気持ちはあります。

【東京2020パラリンピック競技スケジュール、観戦チケット第1次抽選発表イベント】東京2020パラリンピック大会の競技スケジュール、観戦チケット抽選の発表イベントで大会をPRする(左から)組織委員会広報局の伊藤華英さん、パラ卓球の岩渕幸洋選手、組織委員会スポーツディレクターの室伏広治さん、パラ陸上の重本沙絵選手、マスコットのソメイティ=2019年8月13日午後、東京都中央区 写真提供:産経新聞社

すべてをIOCが決めるのはいかがなものか~アスリートファーストで決めるべき

鈴木)僕がもう1つ思うのは、さまざまな切り口はありますが、今回の決め方がどうだったのか。IOCがこうやって何でも決めるのであれば、主催している東京都や日本は「どうなの?」ということになります。それから、アスリートファーストをどう考えるかということになると思います。暑いのが嫌なのは、それはそうでしょう。でも、暑さや雨などの環境とスポーツアスリートがどう向き合うのかということも、競技のなかの1つのファクターです。あまりにも異常で危険であれば、そのような環境は排除しなくてはいけませんが。ここから計画変更ということになると、人手やお金など、いろいろなものが相当変わって来るので大変なことになりますよね。

飯田)新行アナウンサーは多くのスポーツ取材をしていますが、暑さ対策はどうなのですか?

新行)暑さ対策については、日本人選手のみなさんは覚悟を決めていて、淡々と対策をしているイメージです。アイスベストを目前まで着用するとか、ウォーターローディングするとか、乗る自転車を冷やすなどということを行っているのですが、海外から来る選手が日本の気候に慣れていないという部分で疲れたり、棄権する選手が出たりすることは少なくないかもしれません。また観戦するお客さんですね。ミストシャワーのブースがあったり、濡らすと冷たくなるタオルが配布されたりします。しかし、どこまで効果があるのかというと、難しい部分があるのではないかということは感じています。

飯田)なるほど。いずれにせよ、あと1年もないです。

鈴木)どの視点で捉えるのかということをもう1度、僕らは考えなければいけません。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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津田健次郎「高校2年まで“大学受験がある”ことを忘れて…」受験勉強に明け暮れた高校3年生を振り返る

声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの新ラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演し、今もっとも注目を集める津田のパーソナルな一面を知ることができるレギュラーラジオ番組です。
4月14日(日)の放送では、リスナーから届いた「息子との距離感が難しい」という悩みに答えていきました。


パーソナリティの津田健次郎



<リスナーからのメッセージ>
17歳の息子の扱いが難しいです。もう(親から)離れてほしいような、でも、まだそばにいてほしいような……大人として扱うにはまだ子どもで腹が立つし、子どもとして扱うには、もうかわいくない年齢。そこで、津田さんが17歳(高校3年生)のときに、親にされて嫌だったこと、うれしかったことを教えてください。

津田:高校3年の頃は大学受験に向けて勉強していたのですが、僕は中高一貫の男子校に通っていまして、高校2年まで“大学受験がある”ことを忘れていたんですよ(苦笑)。

しかも、高校受験をしてないので、あらためて中学のときの勉強をし直すという(笑)。そういう意味では全力で勉強していましたね。演劇を専攻していのですが、当時の自分にとってはハードルの高い大学を目指していたので、むちゃくちゃ勉強していました。

なので……“ほどよいメリハリ”っていうんですかね、放っておく時間をしっかり作っていただくのが良いかもしれません。そして、たまに干渉するときは「勉強はどう~?」と恐る恐る声をかけると、それも面倒くさがられたりするので、「あんた! 勉強はしているんか!? やっているんやったらええけど」みたいに思い切り声をかけてもらったほうが、メリハリも効いて(子どもも親に)接しやすいかもと思いました。


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4月14日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月22日(月)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:津田健次郎 SPEA/KING
放送日時:毎週日曜 12:00~12:30
パーソナリティ:津田健次郎
番組Webサイト:https://15audee.jp/articles/news/arzGScruNeYzMYs9hC6vN9xF

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