東京都知事選に堀江貴文氏出馬か~各方面の動きと今後の可能性

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(5月28日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。7月5日投開票となる東京都知事選について解説した。

万博誘致について松井一郎知事と議論する堀江貴文氏 =大阪市北区 撮影日:2017年06月25日 ©産経新聞社

東京都知事選挙

元日弁連会長の宇都宮健児氏が27日に東京都内で会見し、任期満了に伴う7月5日投開票の東京都知事選に立候補することを改めて表明した。宇都宮氏は新型コロナウイルス対策を掲げ、都民の命を守る医療の拡充や自粛・休業要請に対する補償の徹底などを選挙戦で訴えるとしている。

飯田)特定の政党の推薦・支持は受けず、無所属で出る方針だということです。この都知事選にはNHKから国民を守る党の立花党首も出馬を表明しています。他にも噂が出ています。

鈴木)「ホリエモン」こと堀江貴文氏も出るのではないかと言われています。そのなかで宇都宮さんが正式に名乗りを上げました。宇都宮さんは過去2回、都知事選挙に出ています。前回も出たのですが、前回は野党統一候補でということで、最後は身を引いたのです。宇都宮さんは内輪で「日本のサンダース」と呼ばれているのですよ。いわゆる社会的弱者、若い人たちや非正規の人たちが頑張れる社会をということで。

飯田)格差是正を訴えているバーニー・サンダースさん、アメリカ大統領選の民主党候補ですね。

鈴木)サンダースさんはおじいちゃんですが、若い人が詰めかけて応援しています。まさに新型コロナで若い人たちや非正規、派遣の人たちが切られて大変なことになっているわけです。そのなかで、これが1つのムーブメントになるのではないかという見方があります。それから、野党は小池さんと争うなかで、なかなか候補が決まらない。そうなると、前回は野党統一候補ということで、降りてもらったわけだから、今度は逆に宇都宮さんに乗るかどうか。野党の立憲や国民がこういうところで頭を悩ませているのだと思います。

万博誘致について議論する松井一郎知事(右・当時)と堀江貴文氏 =大阪市北区 撮影日:2017年06月25日 ©産経新聞社

小池都知事と自民党は休戦か

飯田)そして小池さんがどうするか。6月10日を軸に表明を検討というところも出ています。

鈴木)都議会の最終日辺りに「出る」ということを言うのだと思います。

飯田)自民党の東京都連は、「自分たちで候補を出す」と言っていましたが、一方で、党中央の二階幹事長などは早くから小池さんに乗るしかないとしています。

鈴木)小池さんと二階さんのパイプがあるものだから、以前から小池さんはアプローチをしていました。決定的だったのは、安倍総理と小池さんとの話だと思います。コロナのことで2人で相談したときに、「今度の知事選は一時休戦しませんか」というようなことを小池さんから言ったようです。こっそり自民党は選挙の世論調査をやっているのですよ。あまりよくなかったのですよね。

飯田)誰を立てても小池さんには勝てないみたいな。

【衆院補選東京10区告示】第一声の挨拶をする若狭勝候補の応援に駆けつけた小池百合子都知事 左は二階俊博自民党幹事長=2016年10月11日午前、東京都豊島区・池袋駅西口前 ©産経新聞社

何としても小池氏と闘いたい自民党の若い都議たち

鈴木)数字を見たけれど、相当やられているのですね。安倍さんとしても、無理に選挙をやって負けると安倍さんの責任ということになるし、「ここは休戦だ」という判断だったのだと思います。安倍さんの休戦判断と二階さんの判断で、本部の方は「今回はなしだ」と。しかし、都議会議員からすると、来年(2021年)、都議選があるのですよ。ここで小池さんと仲よくしていて、来年闘うのはおかしいでしょう。だから、現場の都議たちは、何としても闘いたいという思いがあると思います。特に若い何人かはそういう思いが強いです。この人たちは、もしかすると第3の候補、例えば堀江さんが出て来ると、そこに乗る可能性もあります。最初は小池さんが圧倒的に強いと言われていたけれど、宇都宮さんに野党が乗るのかどうか。そして自民党の若い都議たちがどう動くのかによって、この構図が変わるのが現状だと思います。

飯田)かつても、党中央が決めた候補ではない候補を立てて、という選挙はいろいろなところでありましたよね。

鈴木)東京の自民党は別の生き物ですからね。最後は何をやって来るのかわかりません。

飯田)長老と呼ばれるような人たち。内田さんなどいろいろな名前が出ていましたが。

鈴木)元気ですよ。

飯田)その辺も一波乱あるかも知れませんね。

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“高校1年生”から日本代表メンバーに…竹中七海が考える新体操日本代表「フェアリージャパンPOLA」の強さとは?

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。4月13日(土)の放送は、トヨタ自動車所属で新体操日本代表(フェアリージャパンPOLA)の竹中七海(たけなか・ななみ)選手をゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)藤木直人、竹中七海選手、高見侑里



竹中選手は、1998年生まれ愛知県出身の25歳。子どもの頃から新体操を始め、中学2年生で新体操日本代表・フェアリージャパンPOLA(以下、フェアリージャパン)の練習生(強化選手)に、高校1年生でフェアリージャパンのメンバーに選出。高校3年生で迎えた2016年リオデジャネイロオリンピックには、リザーブ選手として現地に同行。その後、2021年にトヨタ自動車に入社し、同年に開催された東京オリンピックのメンバーに選ばれ8位入賞。現在はパリオリンピック出場を目指しています。

◆3月のドイツ大会で総合優勝!

藤木:フェアリージャパンは、3月2日(土)・3日(日)にドイツでおこなわれたインターナショナルトーナメント「新体操 Fellbach-Schmiden大会」で、団体総合1位、種目別フープ1位、種目別リボンボール1位! すごい成績ですね。

竹中:ありがとうございます。久々の表彰台で、優勝はとてもうれしかったです。

藤木:演技そのものはミスが少なかったですか?

竹中:演技自体にミスはあったので、ちょっと悔しい内容だったんですけど、それでも“ミスからどう対処するか”というところまで練習を積んでいたので、そこは(今大会で)良かったところの1つかなと思います。

藤木:オリンピックシーズン第1戦で優勝するというのは、縁起がいいですよね。

竹中:そうですね。チームみんなの自信になりましたし、やっぱり、ここからが勝負だと思うので、これを糧にまた頑張りたいと思います。

◆フェアリージャパンの強み

藤木:現在25歳で、中学2年生でフェアリージャパンの強化選手に選ばれているということは、フェアリージャパンで10年以上も過ごされているんですね!

竹中:そうですね。昔から憧れていたチームで“フェアリージャパンに入って活躍したい!”と思いながらずっと(新体操を)やってきたので、あっという間に10年が経ったなと感じます。

藤木:ただ、去年の世界選手権(第40回世界新体操選手権大会)では、メンバーに入ることができなかったのですか?

竹中:はい、このときはメンバーから外れてしまって本当に悔しい経験だったんですけど、そのときにほかのチームの良さと日本チームの良さを比較しながら客観的に見れたり、地元で練習したときに、改めて私のことを応援してくださっている方がたくさんいることに気付くことができたりと、あの経験があったから今があるなと感じています。

藤木:外から見たフェアリージャパンの強みというのは、どんなところでしたか?

竹中:動き一つひとつのきれいさとか“(演技を)正しく魅せる”というところは日本チームの強みだなと感じました。その反面、海外チームのエネルギーというか“どんなものでも魅せきる”というところが強みだなと感じたので、日本チームのきれいさがありつつ、強さも活かせたらより良いのではないかと感じました。

藤木:新体操はどうしてもミスがついてくる競技ですけど、試合前や試合中は緊張しますか?

竹中:もう心臓バクバクです(笑)。ミスがないことが一番なんですけど、1つ危ないところやミスがあった後は、試合中なんですけど“どうしよう”とか思いながら……でも、すぐに次の技がやってくるので、そこに集中して、しっかり(力を)出し切れるようにやっています。


竹中七海選手



高見:フェアリージャパンは、5月にウズベキスタンの首都・タシケントで開催される大陸別予選(第15回アジアシニア新体操選手権大会)でパリオリンピック出場権獲得を目指しています。

藤木:現在のフェアリージャパンのなかで、竹中選手はどのような立ち位置ですか?

竹中:これまでいろいろな試合を経験させていただいたぶん、試合のなかでも練習のなかでも、その経験を下の子たちに伝えていくことだと思います。あとは“安定感を持って演技をする”ということが、自分の大事な部分かなと思うので“どんなことがあっても対応できるように”“(失敗しても)すぐに修正できるように”というところは意識してやっています。

藤木:年齢的に(チームを)引っ張っていかなければいけない立場だと思いますが、その辺りはいかがですか?

竹中:キャプテン(鈴木歩佳選手)がもう1人いるんですけど、彼女がサポートしきれない部分を私が補佐役としてサポートしたり、大事なことは伝えていくということを意識的におこなっています。

藤木:最後に、パリオリンピックにかける意気込みを教えてください。

竹中:“パリオリンピックでメダル獲得”が目標なんですけど、そのためにも、まずは5月のアジア選手権でしっかり優勝を目指して、出場枠を獲得できるように頑張りたいと思います!

次回は4月20日(土)の放送です。

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4月13日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月21日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/

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