日本で新型コロナが欧米に比べ抑えられている2つの要因 青山繁晴が解説

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月12日放送)に自由民主党参議院議員の青山繁晴が出演。東京アラートが解除され、ロードマップにおけるステップがステップ3に移行することが決定したというニュースについて解説した。

【新型コロナウイルス関連】「東京アラート」が発動された翌日、新橋駅周辺で営業する居酒屋=2020年6月3日午後、東京都港区 ©産経新聞社

東京アラートが解除、12日からステップ3に移行

小池知事)東京アラート、これを本日解除する。そしてまた、ロードマップにおけるステップを午前0時の段階でステップ2からステップ3、2から3へと移行をすることを決定いたしました。

 

東京都は11日、新型コロナウイルスの感染再拡大への呼びかけで、2日から発令している東京アラートを解除した。休業要請の解除と緩和にまつわるロードマップで、パチンコ店やゲームセンター、インターネットカフェなどが対象の第3段階、「ステップ3」に12日から進む。

飯田)接待を伴うホストクラブ、キャバクラなどやライブハウスは、19日から営業を認めることも併せて出ています。メールもたくさんいただいています。居酒屋を経営されている川崎市川崎区の“マサト”さんから、「アラートが解除されても客足が大して変わらず、厳しい経営が続くだろうとみんなで言っています。雑居ビルに入っているのですが2、3、4階にあった他の飲み屋さんは、5月いっぱいで閉店のようです。1度閉店してしまったら補償も何もありませんよね」。

青山)その通りです。耐えて勝つしかないのですけれども。19日以降は事実上の全面解除です。全面解除と言っても、いまのメールの方のご指摘があった通り、かつてのような賑わいにはなかなか戻らない。「賑うのが居酒屋なのに」という問題提起が確かにあります。このスタジオもいま、プラスチックが立てられていますね。

飯田)アクリルの板があります。

初の「東京アラート」が発令され、赤くライトアップされた東京湾に架かるレインボーブリッジ。後方中央は東京タワー=2020年6月2日深夜 ©共同通信社

日本が新型コロナ対応に成功した2つの根本的な要因~国民皆保険と靴を脱ぐ文化

青山)耐えて勝つしかないのですけれども、かつてのパンデミックは何年も続き、見方によっては、ほぼ1世紀続いたという説もあるわけですから、これだけ交通の行き来が激しくなっていて、数ヵ月でここまで収まるということは大変な成果です。楽観的なことを言いたくはないのですが、よき面を考えると、アメリカでなぜ亡くなる方があれだけ多いか。僕はアメリカの政府高官や軍の将軍だけでなく、一般の黒人の知り合いもいますけれども、病院に行ったことがないという人が多いのです。アメリカには健康保険がいまも事実上ありませんから。オバマケアと言っても、政府の健康保険ではありません。病気を抱えている人が圧倒的にアフリカ系アメリカ人に多くて、それで亡くなる人が多い。でも、「生まれてから病院に行ったことがない、行ったら数十万取られる」という人は日本にはいない。そして日本は、靴を脱いで家にあがる文化です。実は日本が世界に比べて抑えられている根っこには、その2つがあるのだと思います。

【新型コロナウイルス】閑散とした繁華街=2020年4月1日午後、東京都新宿区 ©産経新聞社

居酒屋などは十分な対策で賑わいを取り戻せるはず

青山)安倍政権は厳しいことを言われ、それは権力だから止むを得ないのですが、ただし、その根っこの靴を脱ぐ文化があるということと、格差が世界に比べるとややマシであるということを、活用した成果です。日本は国民の意識が高いので、営業再開なさるときに意識が高いお客様がお見えになると、酔っ払っても意識が高いので、対策を取らなければいけない。しかし、数ヵ月間でどのような対策が有効かということも、かなり浸透しています。対策をきっちり取ることによって、お客様が安心して楽しむことができる。そういうところから流行って行く、賑わいを取り戻して行くのだと思います。

【新型コロナ 東京アラート発動後初の週末】「東京アラート」が発動され初の週末を迎えた東京・新宿は多く人で賑わった=2020年6月6日午後 ©産経新聞社

第2波では抗体を持つ人が多い

青山)それから第2波、第3波ももちろん警戒しなければいけないけれども、抗体を持つ人が第1波のときよりもはるかに多いわけですから。このウイルスは異様なウイルスなので、抗体が本当に免疫をつくってくれるかどうかということは、抗体と免疫の違いを言っていたらきりがないから省略して言いますけれども、一応、ウイルスは一度かかったら抗体ができて、その抗体をもとに免疫ができて、ほとんど感染しなくなるというのが基本です。そうすると、第1波より第2波の方が少し軽いということも期待できるので、希望を持って一緒に頑張りたいと思います。

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オードリー若林「俺達というよりもリスナーにとって良かった」 『さよならむつみ荘』ギャラクシー賞入賞に喜び

6月6日(土)深夜、オードリーの若林正恭と春日俊彰がパーソナリティを務めるラジオ番組「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送・毎週土曜25時~)が放送。昨年2019年に放送された「むつみ荘から最後の生放送」の回が、「第57回ギャラクシー賞」ラジオ部門において、入賞したことをリスナーに報告した。

オードリー(2020年6月6日(土)『オードリーのオールナイトニッポン』)

今回入賞した「むつみ荘から最後の生放送」は、2019年8月31日に放送されたもので、春日が結婚を機にアパート「むつみ荘」から退去することになり、引っ越し作業中の春日の部屋から最後となる生放送を行った。実に20年過ごしたアパートとのお別れの夜に、全国のリスナーがラジオの前で共にオードリー第1章の区切りを感じさせる、記憶に残る放送となった。

オードリー(2020年6月6日(土)『オードリーのオールナイトニッポン』)

入賞について、オープニングから若林は「うれしいことがあって」と語り、「もう俺はずっと、これを目指してこのラジオをやってきたんですけども」と改めてリスナーに喜びの報告した。

若林:ギャラクシー賞で、もし、大賞を取ったら、春日以外の全員で授賞式に出席するから。

春日:なんで私がいないんだよ(笑)

若林:事件があったからさ。『さよならむつみ荘』が、ギャラクシー賞の入賞候補作品に入りました――って言った時にさ。

春日:そんな、事件って言うほどでのものじゃないんじゃない?

若林:じゃあ、その時の音源を今聞いて、自分で判断してみてよ。

(過去の音源が流れる)
春日『すごいの? すごいことなの? たまにテレビとかで“ギャラクシー賞”って言葉は聞くけど、何の賞なの?』

若林:(――音源を聞いて)かっこいい~、かっこいいですねー!(笑)

オードリー(2020年6月6日(土)『オードリーのオールナイトニッポン』)

春日:なるほどねー。あー、うーん……こいつは出席しちゃダメだな。こんな言い方してたんだ(笑)スカしてたねー。

若林:賞とかそういうのじゃなくて、今を生きる、みたいなことを言いたいんでしょうねー。

春日:そうねー。『賞とか、そういうのを目指してやってませんから』ってね(笑)

若林:たいして貢献してない奴がさ(笑)

春日:こいつはダメだわ。

若林:ちょっと、あれをやるには年齢が行き過ぎてる。あのハスり方は、35歳までだなー。そういえば、『ハスる』っていう言葉ができたのも、この瞬間ですよね。

春日:これはダメだね。

オードリー(2020年6月6日(土)『オードリーのオールナイトニッポン』)

若林:だから、もし大賞取ったら春日以外で出席するからね。

春日:うん、そうだね。

若林:それで、みんなでお祝いしますから。

春日:あとで様子を聞かせてくれよ。

若林:授賞式みたいなの、あるのかな?(ディレクターに聞いて――)あ、そうか、ご時世的に……。

春日:なんか、“オンラインで発表する”みたいなことが書いてあったよね。

若林:でもお前、コメント出すなよ? オリコンニュースとかにも、絶対にコメントを出させないからな!

春日:コメントはいいじゃん、別に。

若林:ダメだよ! だって、ギャラクシー賞のことを知らないんだから!

春日:ふふふふ(笑)

若林:賞を知らないんでしょ?

春日:いや、今は分かるよ! すごいことだよ。有難いよね。

春日のスカしたコメントをネタにしつつ、授賞式を妄想して、うれしそうに語った若林。

オードリー(2020年6月6日(土)『オードリーのオールナイトニッポン』)

その後も若林は「うれしい」と何度もつぶやき、「まあ、俺達というよりもリスナーが良かったよな。なんか肩身の狭い思いをしてると思うのよ。『オードリーのオールナイトニッポンなんて、気持ち悪い』、『リトルトゥースなんて気持ち悪い』みたいなね」と、リスナーに還元できたのではないかと推測。春日も「そうね、胸張ってリトルトゥースのTシャツ(番組イベントグッズ)を着られるようになるわけだから」と同調し、思いを語った。

オードリー(2019年8月31日(土)『オードリーのオールナイトニッポン』むつみ荘から最後の生放送)

なお、大賞、優秀賞、選奨の最終結果発表は7月初旬、オンラインで行うことを予定している。オードリーの2人から、改めて番組でギャラクシー賞入賞についてのトークで聞くことができるかもしれない。

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