R-指定、高校生ラッパーを高く評価するも「負けるわけないやん。俺、ラスボスやぞ!」

6月9日(火)深夜、ラッパー・R-指定とターンテーブリスト・DJ松永による音楽ユニット・Creepy Nuts(クリーピーナッツ)がパーソナリティを務めるラジオ番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週火曜27時~28時30分)が放送。R-指定が審査員を務めた、『ONLINE HIGH SCHOOL RAP選手権』について語った。

前回の放送で、『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)に観覧ゲスト出演し、大喜利で豪快にスベったと告白したR-指定。傷心のあまり、ラップバトルで高校生を打ち負かしたい、と声を荒げていたが、この数日後、『ONLINE HIGH SCHOOL RAP選手権』に審査員として参加。

気持ちを切り替え、新世代のラッパーと向き合ったと感想を語った。

R-指定:先週ね、『IPPONグランプリ』の観覧ゲストで呼ばれ、大喜利を振られて散々スベってしまって。フジテレビの帰りに、「高校生のサイファーに乱入して、(ラップで)ボコボコにしたい」みたいなことを言って。

DJ松永:『IPPONグランプリ』の大喜利はうまくいかなかったけど、Rはラップなら「ナメるなよ、オラーッ!」って言えるからね。

R-指定:そんな俺が今週、『ONLINE HIGH SCHOOL RAP選手権』という、高校生のラップ大会で審査員を……(笑)

DJ松永:ちょっ、お前が今一番やっちゃダメじゃん? 今、一番関わっちゃいけないのが高校生ラッパー! お前、マジで指1本触れさせないからな?(笑)

R-指定:だからもし、先週のテンションで審査なんかしていたら、高校生が一生懸命ラップしてくれたのを、「下手」って……。

DJ松永:ああ、よくない。よくないね、最悪! お前、これまでは優しい言葉で高校生ラップ選手権の審査員をずっとしてきて。お前の審査、すごく良かったよ。優しくて、高校生たちに寄り添って、丁寧で温かくて、的確なアドバイスをお前はずっとしていたよ。

R-指定:でも、『IPPONグランプリ』でスベった直後だったら、あごひげを触りながら「下手」とか、言いかねへん心境だった。実際はやってないよ!

DJ松永:その、『ONLINE HIGH SCHOOL RAP選手権』はいつやったの?

R-指定:6日。

DJ松永:『IPPONグランプリ』の収録が1日だったから、5日ぐらい時間が空いたのか。もう大丈夫? 落ち着いた?

R-指定:もう落ち着いたよ。

DJ松永:自尊心も回復した?

R-指定:回復した。“審査”って言うのはおこがましいんだけど、高校生たちの熱いラップを見守ることができたんですよね。オンラインだから、家でリモートでやったんですよ。

DJ松永:うん。

R-指定:全出場者の高校生たちにも、全員自宅でバトルをしてもらい。“高校生”という言葉で一括りにできないぐらい、キャラが個性的で良かった。

DJ松永:画面でも、リモートでも伝わるんだ?

R-指定:伝わる! Zor0 ZHE WRLDくんは、サッカーの県選抜か何かに選ばれたそうで、その時のユニホームを後ろに飾っていたから「ああ、サッカーが好きなんやな」と。

DJ松永:それは、会場でやっていたら出せないもんね。

R-指定:そう、出せない。FORCE PAINくんは、自分で世界観を作っていて。そもそも、パソコンの画角に自分全体が収まり切っていなくて。

DJ松永:え?

R-指定:その子の目標が世界進出だから、“小さなところに収まらない”みたいな。なんか部屋も真っ暗で。独房みたいな……。

DJ松永:いいねえ!

R-指定:あとね、fluteって子が、ホテルの一室から参加していて。「なんでホテルなん?」って聞いたら「ちょっと今、家出していて」って。

DJ松永:いい! でも、高校生がホテルに泊まれる財力、ある?

R-指定:そう思うやん? 「お金とかは?」って聞いたら「投資やってますね」って。

DJ松永:ちょっと待ってよ! 大人なのか子供なのか、わからん!(笑)

R-指定:家出して、投資して、ホテルの一室からラップ……。

DJ松永:ちょっ、ヤバッ!

オンラインだからこそ見えた出場者の個性もあり、有意義な大会だったと回想したR-指定。さらに他の出場者の名前も挙げて、「どんなビートでも完璧に乗りこなす」、「マジでラップが上手かった」、「まあ、全員よかったけど」と、彼らの技量について高く評価した。

しかし、トーク終盤でDJ松永が「Rさん、大丈夫かな? 負ける時、来るかな? (審査した高校生たちが)フリースタイルダンジョンに出てきて、ラスボスのRのところまで勝ち上がってきて。その時、どうするの?」と尋ねると、「(ラップで)ボッコボコにするよ!」と一蹴。「当たり前やんけ! 負けるわけないやん。俺、ラスボスやぞ! ナメんなよ!」と、バトルになれば容赦しないと語った。

radikoのタイムフリーを聴く

この記事を読む