Creepy NutsのR-指定とDJ松永、地元の名物対決でバトル! 大阪「たこ昌」VS新潟「コシヒカリアイス」

9月29日(火)深夜、ラッパー・R-指定とターンテーブリスト・DJ松永による音楽ユニット・Creepy Nuts(クリーピーナッツ)がパーソナリティを務めるラジオ番組「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週火曜27時~28時30分)が放送。大阪出身のR-指定と、新潟出身のDJ松永が地元の名物について語った。

アイスが大好物で、冬でもよく食べるほどだというDJ松永。好きなアイスをいろいろと挙げる中、新潟名物「コシヒカリアイス」の名前を出すと、R-指定が「冷凍ご飯?」と言い、まったく知らないとのこと。そんなR-指定に、DJ松永がコシヒカリアイスを紹介すると、R-指定は「たこ昌」のたこ焼について語った。

DJ松永:コシヒカリアイスは、普通のアイスの中に、あのもちもちしたコシヒカリが半冷凍みたいな状態で入っているんです。想像してください、あの、もちもちしたご飯が入っているわけだから、すごくいい食感になるだろ? あれはすーっごいおいしい。給食にも出てきます。

R-指定:給食にも出るんや。でも、給食にはご飯があるわけやん?

DJ松永:そう。ご飯もあって、味噌汁もあって、おかずもあって、コシヒカリアイス。

R-指定:(笑)

DJ松永:笑ってんじゃねぇぞ! なんで笑ってんだ!

R-指定:いやいや、めっちゃ米が好きやなぁー、って(笑)

DJ松永:大阪は? たこ焼きアイスとか?

R-指定:お前、ナメんな!(笑)

DJ松永:ソース味のお好み焼きアイスとか、串カツアイスとか? 地方に、ミスったご当地名物があるじゃない? 「マズい」っていうのをコミコミで作っている人達。大阪はそういうのに、すごく積極的な気がします。

R-指定:そう……。大阪はやりかねへん。

DJ松永:そう、「絶対においしくしようとしてないじゃん!」っていうのがあるよね。でも俺、大阪に行きすぎて土産とか買ったことがないわ。なんだろうね? 551の豚まんとか?

R-指定:あー、「551蓬莱」な。あと、「たこ昌」とかね。

DJ松永:なに、たこ昌って?

R-指定:えっ!? ……たこ焼き。

DJ松永:たこ焼きなんだ。

R-指定:知らんの、たこ昌? CM、流れてなかった?「連ーれてって、たこまっさ! 連ーれてって、たこまっさ! 大阪出る時、連れてって~♪ 大阪名物いうたら、たこーまさーのたこ焼きっ♪」って。

DJ松永:あはははは(笑)

「たこ昌」を知らないDJ松永に、「大阪出るとき連れてって~♪」でなじみのテレビCMソングを歌って聞かせたR-指定。大阪では誰もが知っていると言い、R-指定がDJ松永にたこ昌の歌を指導したものの、うまく歌えず。R-指定は「覚えてないやん」「JKかよ」と不満げだった。

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自動車修理工場の女性社長が「自動販売機のハンバーガー」を開発

トラックなどのドライバーさんのなかには、昭和の頃は、よく幹線道路沿いにあった自動販売機のハンバーガーで、お腹を満たした経験がある方もいらっしゃることでしょう。じつは最近、令和版の「自動販売機のハンバーガー」がじわりじわりと増えているんです。今回は、この自動販売機のハンバーガーを手掛けている自動車修理工場の方のお話です。

ハンバーガー自販機と小林さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

東京・新宿から中央道の高速バス、または新幹線と飯田線の特急「伊那路」を乗り継いで、およそ4時間の長野県飯田市に「ガレージいじりや」という自動車修理工場があります。敷地内には、トヨタ・パプリカ、マツダ・シャンテをはじめ、昭和の車がズラリ。しかも、工場の前にある懐かしい自動販売機コーナーが目を引きます。

お店の代表・小林由季さんは、埼玉県出身の41歳。小さい頃、ちょうどミニ四駆が大人気だったこともあって、クルマに興味を持ちました。19歳でオートマチック車限定の運転免許を取ると、街を颯爽と駆け抜けていった、白い「マツダ・RX7」に心躍ります。

『カッコいい!あのクルマに乗りたい!!』

そう思った小林さんは、知り合いの自動車関係者に相談すると、軽くあしらわれました。「RX7? アンタ、あのクルマ、マニュアルだし、ロータリーエンジンって知ってるの? 乗りたいなら、自分で自動車が整備出来ないと、まず無理だよ」

愛車のマツダ・シャンテと小林さん

マニュアルもロータリーエンジンも、全くチンプンカンプンだった小林さんですが、乗りたい思いが高まって、マニュアルで免許を取り直し、自動車整備士を目指します。男社会の自動車修理工場で、厳しい試練を乗り越えて、見事、整備士資格を取得。縁あって信州に移り住むと、趣味で借りたガレージで、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの履き替えを請け負ったことをきっかけに、2010年、自ら自動車修理工場を立ち上げました。

やがて、工場のスタッフが昭和43年製・スバル360の修復を成し遂げたことから、小林さんも古い車に興味を持ち、旧車が続々持ち込まれて、車雑誌にも注目されます。あれよあれよと、旧車好きならまず知らない人はいない工場に成長。小林さんは雑誌連載企画で、旧車でレトロな自動販売機巡りをすることになりました。

ところが、ここで小林さんは大変なことが起きていたことに気付くんです。

『大きな道路沿いにたくさんあったハンバーガーやうどん・そばの自動販売機コーナーがどんどん無くなっている……』

24時間営業のコンビニエンスストアが増えた一方で、自動販売機は経年劣化、オーナーさんの高齢化も進んで、自動販売機コーナーは次々と姿を消していたんです。そんな折、小林さんはお祖父さまを亡くしたことで、小さい頃、自動販売機のハンバーガーをなかなか買ってもらえなかった記憶がよみがえりました。

『あの思い出の、自動販売機のハンバーガーを残したい。ならば、ハンバーガーを作っている食品メーカーを助けよう!』

自動販売機コーナー

そうひらめいた小林さんは、さっそく自動販売機用のハンバーガーを仕入れます。自動車工場の前に冷蔵機能付きの自動販売機と電子レンジを設置して販売を始めると、ちょうどコロナ禍と重なったことで、テイクアウトのニーズをつかんで大繁盛。各地のレトロ自動販売機で売れたハンバーガーのおよそ4倍を1台で売り上げました。

小林さんはもうイケイケドンドン、自動販売機を増やして各地で大人気となりますが、あまりの売れ行きにハンバーガーメーカーのほうが悲鳴を上げてしまいます。安定した納品が出来ないので、もう勘弁してくれませんか、と言われてしまったのです。代わる製造業者も無く、困り果てた小林さん、思い切りました。

『ハンバーガーを作ってくれる会社が無いなら、自分の会社で作ってしまおう!』

もちろん、小林さんは自動車整備士ではありますが、食品の知識は全くゼロ。体当たりで、様々な食品製造に関する許可や食品衛生を、片っ端から学んでいきます。食品部門の「いじりやフードサービス」も立ち上げ、ハンバーガーを作ってみましたが、パンはパサつき、肉の脂は溶け出し、レタスなどの生野菜は安全性の面で使えません。しかも、自動車修理工場と食品工場の二刀流で、睡眠時間3時間の日々が続きました。

ふんわりバンズのチーズバーガー

それでも試行錯誤を繰り返し、味やソースにもこだわったチーズバーガーに辿り着いて、安定した製造、出荷も出来るようになりました。今は、全国で39台の自動販売機が元気に稼働中。自動車修理工場生まれの自動販売機とハンバーガーは、各地域で話題になっています。

「気合と根性でやってきました」と笑う小林さんですが、やりたいことはいっぱいです。

「レストランもやってみたいですし、クルマのテーマパークがあっても面白いですよね。ハンバーガー片手にみんなに巡ってもらって。夢は大きく持てば、きっと叶います!」

「RX7に乗りたい」から始まった小林さんの夢、今はまだ、その途中です。

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