醸造家・須合美智子~「葡蔵人(ブックロード)」のワインは瓶詰まですべて手作業

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に醸造家の須合美智子が出演。ワインができ上がるまでの過程について語った。

須合美智子

黒木)今週のゲストは東京・台東区にある都市型ワイナリー「葡蔵人(ブックロード)」の醸造家、須合美智子さんです。軌道に乗せるまで3年かかったそうですが、ご苦労があったのではないですか?

須合)過ぎてみれば苦労という感じではありませんが、すべてが初めてのことでした。

黒木)まず何からやられたのですか?

須合)山梨のワイナリーでワインの勉強をさせていただいたのですが、行く手段が車しかなかったので、まず、車の練習をしました。

黒木)車の練習をして、週にどれくらい山梨に通っていたのですか?

須合)ブドウの仕込みがあるときは週に何度ということではなく、その都度行っていました。きょう行って、1度戻って、また明日行くとか、1日置いてまた行くという感じでした。

黒木)習得期間はどれくらいですか?

須合)2016年のブドウのシーズンはずっとお世話になりました。

黒木)ということは、1年くらいそこで学び、2017年にはオープンするわけですよね。1年でできるものなのですか?

須合)まだ進行形で勉強中ですが、2017年に台東区でワイナリーを始めるということを決めてスタートしたので、頑張りました。

黒木)ブドウ農家さんに取りに行くのに、トラックをご自分で運転して行かれるということですが、1日のスケジュールはどのような感じですか?

須合)ブドウをバラバラにする作業、軸から実を外す作業で1日が終わります。翌日、白ワインはバラバラにしたブドウを搾ります。赤ワインはブドウを大きな桶に入れて、皮の赤い色や種の渋い感じをジュースの方に移す作業をしてから搾ります。そこから発酵が始まり、ジュースがだんだんワインに変わって行く期間を経て、ワインに仕上がったら、ろ過をして瓶詰めをします。うちのワインは1本ずつ手作業です。

黒木)1本のワインができ上がるまで、どのくらいかかるのですか?

須合)長いワインだと3ヵ月くらいです。ブドウをバラバラにしてジュースからワインに変わって行く時間を長くとったり、ワインになってからろ過するまでの時間を少しゆっくりとったりします。これまで、うちでいちばん長かったのは3ヵ月くらいです。

黒木)いちばんの喜びはでき上がったときですか?

須合)ラベルを貼って発売された後、飲んだ方から「おいしかった」とか、「こういう感じでみんなで飲んで楽しかった」と聞くときがいちばん嬉しいです。

黒木)苦労も苦労ではなくなりますね。

須合)そうですね。

須合美智子

須合美智子(すごう・みちこ)/ワイナリー「葡蔵人(ブックロード)」醸造責任者

【BookRoad(葡蔵人/ブックロード)】
■2017年、東京・台東区にオープンした都市型ワイナリー。
■東京都では4番目にオープンしたワイナリー。土地面積は10坪。3階建て。
■スペースには1000リットルの発酵タンク4基の他、さまざまな機械が並ぶ。
■長年にわたって台東区で飲食店を経営するオーナー企業が運営。
■ワイナリーをつくろうと考えていたオーナー企業の提案を受けて、8年間、パートのホールスタッフとして勤めていた須合美智子さんが手を挙げて醸造家に。
■山梨県・長野県の契約農家さんと茨城県にある自社農園で育った国産葡萄100%の日本ワインを製造。味はもちろんラベルが素敵でおしゃれ。

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今まで乗って来た車は50台以上! 内藤剛志、オドロキの車遍歴

4月25日(木)、「くにまる食堂」(文化放送)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、俳優の内藤剛志さんが、これまでの人生で乗って来た数々の車について語った。

野村邦丸アナ「今朝ピックアップするニュースはこちら。
『苦境テスラ、低価格に活路。生産前倒し、中国車に対抗』
日本経済新聞によると電気自動車市場をけん引してきたアメリカのテスラが成長戦略の見直しを迫られている。2024年1~3月期は低価格の中国EVにおされ、4年ぶりの減収減益。イーロン・マスク最高経営責任者は、撤退観測もでていた次世代の低価格EVについて、逆に投入を前倒しすることを表明した。ただ当初の仕様とは大きく異なる可能性もでており、挽回の道筋はまだ見えていないということです」

内藤剛志「テスラって、やっぱり未来の車っていうイメージでスタートして、そっちへ変わっていくことが新しいこと、オシャレなことであるようなことだったんだけど、低迷している原因は、価格が高すぎるってことですか?」

邦丸「まったくその通りですね。テスラは販売価格そのものが高い。当初はそれでも価格を抑えて、バーッと広まってったわけですね。アメリカの自動車を運転される方でも収入差はありますから、今ではどうしても、ある程度の収入が無いとテスラは買えない。そこにこの中国のBYD(比亜迪)、ここはですね、日本円で200万から300万円以内で買えるってことで、アメリカのドライバーさんて、どこの国の車ってまったく関係ないそうです」

内藤「僕で言えば、オール電化だとなかなか日本では乗りにくいのかなって気が、ちょっとします」

邦丸「充電という問題がありますもんね」

内藤「そうそうそう。実はですね、僕、めっちゃ車が好きで。18で免許取ってから約50年ぐらい? 今年69になりますから、そんなもんですね。BS日テレの『おぎやはぎの車遍歴』という番組に出た時に、全部思い出していくわけですよ。ずーっと思い出してたら、気が付いたら50何台で。そんなに乗ってたんです、僕」

邦丸「その内藤さんが乗って来られた車、一部抜粋しますと、いすゞ自動車……今一般的な自動車の販売はしていませんが、いすゞジェミニ、いすゞ117クーペ、トヨタランドクルーザー、三菱ジープ、ホンダCR-X、ユーノスロードスター、ジープラングラー、GMCユーコン、アルファロメオ、ポルシェ、メルセデス・ベンツ……色々乗ってらっしゃいますが」

内藤「まず、申し上げたいことがあるんですけど、別にお金があるからじゃないんですよ? 父、母……母はですね、昭和30年代から乗ってるんです。それから家内、子どもも乗ってる。で、一時期二世帯住宅に住んでましたんで、全員が免許を持っているから車の台数が増えたというのもある。基本的には俺が代表で買ってたっていうのもありますが、全部に乗ってたわけじゃないんです」

邦丸「あ、これは内藤家の車ということで!」

内藤「後半になると僕、なぜだか外車が多いじゃんって感じですが、CMの関係があってですね、あんまり日本車が好きだって言ってるとCMが来なくなるんですよ」

邦丸「これは役者としては、悩ましいところですね?」

内藤「そうなんですよ。日産のルネッサっていう車のCMをやらせていただいたんですけど、その時痛感したんです。やっぱり、他の日本車で撮影現場に行っちゃいけないんですよ、日産の車に乗ってますから。なので、前の事務所の方が、なるべくなら日本の車じゃないものに乗れと」

邦丸「そういうこともあるんですか!」

内藤「まだ僕、狙ってるんですよ、CMを(笑)」

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