ナイナイ矢部のサッカー新番組に、岡村の出演は確定?

11月26日(木)深夜に放送されたお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之がパーソナリティを務めるラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送・毎週木曜25時~)で、11月29日からDAZNにてスタートする矢部の新番組『FOOTBALL PROGRAM やべっちスタジアム』について、思いを語った。

ナインティナイン 矢部浩之、岡村隆史

『FOOTBALL PROGRAM やべっちスタジアム』は、矢部が今年の9月まで18年6か月もの長期間、ホストをつとめたテレビ朝日系『やべっちFC』の実質的な後継番組。番組名や番組タイトルロゴなどがほとんど変わらない状態で、テレビ局からスポーツ専門の動画配信サイトに異例の“移籍”を果たしたことが大きく報じられ、サッカーファンを中心に話題となっている。

前番組の「やべっちFC」の年末最後の放送や、お正月の放送の恒例といえば「おかっちF.C.」を自称する岡村のVTR出演で、矢部に向けて“言いたいことを言う”長尺のコメントが毎回、好評を博していた。

ナインティナイン 岡村隆史

岡村のみならず、番組リスナーも「おかっちFC」の去就を気にしているようで、放送内では次のようなメールが紹介された。

Q:『やべっちスタジアム』に「おかっちFC」の出演は、A・なし B・なし寄りのあり

……2人の答えはともに「なし寄りのあり」。

矢部:これは、前の番組からね

岡村:出させてもうてますから

コンビ揃って『やべっちFC』に続いて“岡村の出演はあり得る”と回答。

ナインティナイン 矢部浩之、岡村隆史

しかし、矢部から“DAZNはイギリスが本社にあり、番組の一存で岡村の出演を決定できない”“会見で同席した外国人の方はDAZNの日本にある組織のトップ”と説明されると岡村は……

岡村:ああ、そう。ああいう人にハマらないといけないのかね

矢部:まぁ、そうやね

岡村:そうやな

矢部:多分、本国のDAZNにも許可いんのよ

岡村:絶対無理やんほんなら! “コイツ誰やねん”ってイギリスの人が怒るやん

矢部:“やべっちの相棒で”って説明がいる。「出たい!」と言ってもすぐ出られへんねん。本国イギリスまで、一回話を持って帰りはんねん

ナインティナイン 矢部浩之

番組のコアなファンに愛されてきた「おかっちFC」の存在が、イギリス人には伝わらないのでは?と過剰に心配する2人であったが、コンビ揃って“新番組におかっちFCの登場はあり得る”と言及したことで、長らく『やべっちFC』を愛してきたファンも、ホッと胸を撫でおろしたのではないだろうか。

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10年間で5兆円投資“国産旅客機”再挑戦 「技術におぼれるな。いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」石川和男が指摘

政策アナリストの石川和男が4月20日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。経済産業省が3月27日、次世代の国産旅客機について、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと公表したことについて「いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」という認識が必要だと指摘した。

スペースジェットの開発状況を視察した際の赤羽国交大臣(当時)令和2年1月19日  ~国土交通省HPより https://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_007313.html

経済産業省は3月27日、大臣の諮問機関である産業構造審議会の会合で航空機産業戦略の改定案を示した。そのなかで、次世代の国産旅客機について、2035年以降の事業化を目指し、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと明らかにした。国産旅客機の開発をめぐっては2023年2月、約15年かけて国産小型ジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ/旧三菱リージョナルジェットMRJ)」の事業化を進めていた三菱重工業が事業からの撤退を表明している。

MSJの事業撤退表明から約1年、一部では「唐突」との声もあがるタイミングで政府が官民あげての国産旅客機事業化を掲げたことについて、ゲスト出演した元桜美大学客員教授で航空経営研究所主席研究員の橋本安男氏は「私は唐突とは思わない。(MSJの開発は)8合目まで行ったと言われているが、開発費を使い過ぎて事業性のめどが立たなくなって、撤退を余儀なくされた。ただ、それまでに獲得したノウハウや技術を無駄にするのはもったいない。放っておくと無くなってしまうので、残っているうちに糧にして次のステップに進むべきだ」と、今回の政府の戦略案を評価。一方で、世界では脱炭素を目指し、水素燃料電池を使った航空機の試験飛行が始まっているとして「日本にはスピード感が足りない。国が支援してでも、早くローンチ(販売や提供の開始)しないといけない」と指摘した。

また、約15年かけて事業化を進めたMSJが撤退を余儀なくされた背景について橋本氏は「市場の見極めに疎かった。ものづくりはすごいが、インテグレーション能力=事業を可能にする能力が足りなかったのだろう」と述べ、原因のひとつとして「最初に作った『M90(旧MRJ90)』が、アメリカのパイロット組合が設ける重さ39トン、座席数76席という“スコープ・クローズ”(航空会社とパイロット組合の契約の一部で、リージョナル航空機の機体重量や座席数などの制限値を定めたもの)の条項を見誤った」と言及。「製造過程で、この問題が解消されたと勘違いしていたことが大きかった。新たにこの条項に適合した『M100』を設計しなおしたが、『M90』の製造にかかった5000~6000億円と同等のコストが再度かかるという負担が重く、頓挫した」と経緯を詳細に述べた。

石川がアメリカの型式証明取得をめぐって、当局に「いじわるされたのでは?」との見方を指摘すると、橋本氏は「それはうがちすぎだし、負け惜しみ。謙虚になるべき」ときっぱり。「ブラジルやカナダのメーカーは、アメリカのボーイング社と競合するような機体でも、ちゃんとアメリカの型式証明を取っている」と指摘した。

石川は、今後の国産旅客機開発の再挑戦について「日本は技術的に素晴らしいものがたくさんある。航空機以外にも、携帯電話やスマートフォンも本当は技術的にはすごいのに、技術におぼれてしまってコストをかけすぎてしまって、“こんな高いもの、高いレベルの機能はいらない”となってしまう。いいものが売れるのではなくて、売れるものがいいものだ」と持論を述べた。

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