水溜りボンド・トミー、家にある洗濯機はドイツ製

11月26日(木)深夜、YouTuber・水溜りボンドのトミーとカンタがパーソナリティを務めるラジオ番組「水溜りボンドのオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週木曜27時~28時30分)が放送。トミーが初めて自分で洗濯をしたことを報告した。

前回の放送で、テレビでテレビを見る方法がわからない、ブルーレイの見方が分からない、さらに、洗濯機も使ったことがないと明かしたトミー。 今回、初めて自分で洗濯してみたと語った。

トミー:洗濯機を回そうということで、いつも洗濯機を回してくださる方がいるんですけど、「今日は大丈夫です」って伝えました。

カンタ:トミーは今まで、洗濯をやってもらっていたからね。どういう顔をしてた?

トミー:「え? 本当ですか? だ、大丈夫ですか?」って。だから「大丈夫、大丈夫、大丈夫です!」って言ってね。

カンタ:任せてください、と。

トミー:で、ビックリしたんですけど、うち、洗濯機が2台ありました。

カンタ:ええー!? なんで2台あるの!?

トミー:ドイツ製の洗濯機、2台完備。

カンタ:買ったの?

トミー:いや、据え置きなんですよ。僕が引っ越してきた時からあったん物で、だからドイツ製なんでしょうね。ドイツ製といっても表記が英語なんで、そんなに難しいことはない。だって、洗濯機だから。「POWER」というボタンが電源ボタン。普通に分かる! そして「START」ってボタンもあったから、それを押したら洗濯開始ですよ。

カンタ:おお!

トミー:ぐるぐるぐる~シャー……ウィーンって回りだした。はい余裕です! ってね。20分とか30分って表示が出て、あとは待つだけ。テストで余裕すぎて、時間がめっちゃ余ったときの気分。

カンタ:つまんなっ! みたいな?

トミー:そう、そうね、そうだったんだけど……洗剤入れるのを忘れた。

カンタ:ええー!?

トミー:簡単すぎたからなの! 電源をつけて、スタートを押したら始まっちゃったのよ。で、洗剤を入れたいのにドアが開かないのよ! 海外製は頭が固い!

カンタ:普通は開かないよ(笑)

トミー:頭が固いから、「もう始まってるんで」「もう無理です」みたいな。いやいや、今開けて、そこに入れればいいじゃん! っていう。

カンタ:ふっ(笑)

トミー:「1回止まれ!」って言ってんだけど、「もうスタートしているので開けられません」みたいな。

カンタ:あなたがスタートボタンを押したんですよ?

トミー:本当に開かないの!! いや、マジで! でも、僕は思ったわけです。『なめるな』と。2個ある。洗濯機、2個ある。なめんな! 海外製の洗濯機に負けんぞ、と。

カンタ:こういう時の為に2個あるんだと。

トミー:で、もう1つの洗濯機の電源を押し、今度は忘れずに洗剤を入れようとしたけど、洗剤が5種類ぐらいあるの。

カンタ:そんなにあるもの?

トミー:それで困っていたら、1台目の洗濯機がピピピピッ! って。

カンタ:洗濯機が「2台目に行かないで!」って?(笑)

トミー:やけに早いなぁ、と思って洗濯物を取り出したら、ぐっちょぐちょ! 洗剤を入れ忘れてしまったけど、せめて水洗いぐらいはちゃんとやれよ! と思い。取り出してニオイを嗅いだらめっちゃ臭いの!

カンタ:ええっ!? 何で? きっと洗濯槽のカビだよ。

トミー:これはもう2台目に専念しよう、と思って洗剤を入れようと思ったら、よくウチにいる後輩が様子を見ていて、彼がすっごい止めてくるの。「ま、マジで入れます!?」みたいな。

カンタ:うん。

トミー:『ああ、なるほど。これ、洗剤を入れる所があるんだな』と気付いたわけです。

カンタ:おお!

トミー:で、洗剤の投入口を探したんだけど、なかなか無い。なんとなく1台目の方を見たら、引き出しがあったの。「これか!」って。

カンタ:うん。

トミー:でも2台目には無い。

カンタ:うん。

トミー:2台目の洗濯機……乾燥機だった。

カンタ:うわぁー!!(笑)

自分の家にはドイツ製の洗濯機が2台あると思っていたら、見た目がそっくりの洗濯機と乾燥機だったと語ったトミー。洗剤を入れようとした時、後輩が「マジで入れます!?」と驚いていたのは、2台目が乾燥機だからだった。

結局、衣類を1つも洗濯できず、逆に臭くなってしまった物が放置されているとのこと。すっかり呆れたカンタが「いや、バカだよ」と突っ込むと、トミーは「洗濯機と乾燥機のデザインを一緒にするかね!? まったく同じ見た目だし!」と、ドイツ製の洗濯機のせいだと訴えた。

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みかんに魅せられた大学生、異郷の地で大挑戦「多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

暦の上では春になっても、まだまだ「こたつ」が恋しい時期です。こたつに入ると食べたくなるのが、やっぱり「みかん」。

ただ、どんな方がみかんを作っているのか、あまり知らない方も多いと思います。今回は、果物好きが高じてみかん農家になった、北国出身の若い男性のお話です。

赤山大吾さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

昔、東京と沼津の間を結ぶ電車を「湘南電車」と呼んでいた時代がありました。車両のオレンジと緑のカラーは「湘南色」、俗にみかん色とも云われてきました。今はだいぶ本数も減りましたが、東京駅のホームに、「沼津」と行先が表示されると、何となく、潮の香りと柑橘系の爽やかな香りが漂ってくるような気分になります。

その静岡県沼津市・西浦地区は、駿河湾の最も奥まった所にあって、海越しの富士山を望むことが出来る、風光明媚なみかんの産地として知られています。看板品種は、寿という字に太郎と書いて、「寿太郎」。この「寿太郎」を、今シーズン初めて作り上げて、出荷した男性がいます。

赤山大吾さんは、2000年生まれの24歳。赤山さんは、北海道・札幌のご出身で、小さい頃から果物が大好きでした。土地柄、みかんはあまり出回らないため、りんごを2個、まるかじりするのが日課。残すのは、わずかに芯の部分だけでした。

赤山さんは新潟の大学に進学しましたが、コロナ禍のために授業はリモートが中心。学ぶ内容も想像していたものと違って、あまり納得がいきませんでした。悶々とした日々を送る中で、赤山さんはたまたま近所のスーパーで「沼津・西浦みかん 寿太郎」と、ラベルが貼られた袋を手に取ります。

『寿太郎? 沼津ってドコ?』

赤山さんは、そう不思議に思いながら、家に帰って、さっそく皮をむいて、みかんの小さな袋を一つ、口のなかに入れると、いままでにない食感に感激しました。

『甘い! でも、甘いだけじゃない、甘みと酸味のバランスが絶妙だ!』

赤山さんは、「寿太郎」を食べて、食べて、食べまくりました。そのおいしさに満たされるうちに、自分でもみかんを作りたい気持ちが芽生えます。

沼津市西浦地区のみかん山(画像提供:JAふじ伊豆)

赤山さんは、居ても立ってもいられずに、寿太郎を出荷している沼津のJAに、直接電話をかけました。

「あの……、みかん作りに興味があるんです。教えてもらうことは出来ますか?」

2022年2月、赤山さんは大学を休学して、沼津にみかん作りの研修にやって来ました。地元の農家の皆さんも、北海道出身の赤山さんの挑戦に驚いたといいます。

その初顔合わせ、農家の皆さんは赤山さんの手を見るなり、思わず目を見張りました。

『おお、彼は本物だ! これだけみかんが好きなら、きっとやってくれる!』

そう、赤山さんの手は、みかんをいっぱい食べた、あの黄色い手になっていたんです。赤山さんは、西浦地区でもとくにおいしいみかんを作ると定評のある、御年80歳の大ベテランの農家の方に付いて、みかん作りを学び始めました。

「いいか、農家というものは、人に言われてじゃなくて、自分から動かないとやれないぞ」

「みかんは手間をかければかけるほど、ちゃんと応えてくれる。手間を惜しむな」

赤山さんは、師匠がかけてくれる言葉を一つ一つ噛みしめながら、その背中を追いかけていきます。厳しい言葉の後には、夕飯のおかずをおすそ分けしてくれたり、地元の皆さんの人柄の温かさも、故郷を離れた赤山さんには大きな励みになりました。

赤山大吾さん

籍を置いていた大学にも退学届を出して、退路を断った赤山さんは、2年間の修業を経て、2024年1月、晴れて独立を果たします。高齢でみかん作りが難しくなった方のみかん山・およそ1.5ヘクタールを借り受けて、自分の力が試される時がやって来ました。

いざ作り始めてみると、農家はみかんを作っていればいいわけではなく、事務手続きや生産計画作り、害虫や猛暑対策、アルバイトの雇用などを、全部1人でこなします。

それでも去年は概ね天候に恵まれ、周りの皆さんのサポートにも支えられながら、およそ1万キロの「寿太郎」が無事に実って、収穫することが出来ました。その出来栄えに、赤山さんも手ごたえは十分! 早速、地元の方に食べてもらうと、「おいしい!」と、味に太鼓判を押してくれました。

自分で収穫したみかんが出荷されていく様子を見て、赤山さんは胸が高鳴りました。

『自分で作ったみかんが誰かの手に渡っていく。ようやく自分で稼ぐことが出来たんだ!』

でも、赤山さんに収穫の喜びに浸っている暇はありません。まだ、みかんの管理に甘い点があったこと。そして、この冬は、越冬しているカメムシが多いため、今年は天敵への抜かりない対策が求められそうなことなど、しっかり気を引き締めています。

「もっとおいしいと言ってもらいたい! 多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

その思いを胸に、赤山さんは2年目のみかん山に登ります。

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