米の考える対立構図に合わせた“政治ショー”「民主主義サミット」 ~「民主主義陣営」対「そうでない陣営」

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月3日放送)に外交評論家・内閣官房参与の宮家邦彦が出演。12月9日~10日にアメリカが開催する「民主主義サミット」について解説した。

あいさつする中国の習近平国家副主席(当時、右)と、バイデン米副大統領(当時)=2011年8月19日、北京市内(共同) ©共同通信社

民主主義サミット

アメリカのバイデン大統領は、12月9日~10日の2日間の予定で民主主義国の首脳などが参加する「民主主義サミット」をオンライン形式で初めて開催する。日本やヨーロッパ各国など、およそ110の国と地域が招待されているが、アメリカが「専制主義国家」と位置付ける中国やロシアは含まれていない。民主主義サミット開催について、ロシア外務省は1日に声明を発表し、「民主主義の道しるべにはなれないし、なるべきではない」と批判している。

飯田)シンガポールなども入っていないということです。

宮家)シンガポールはちょっと違いますからね。トルコも入っていません。

飯田)トルコも入っていない。

宮家)でも、ロシアに「民主主義の道しるべにはなれない」とは言われたくないですよね。

飯田)ちょっと待てよと。

「民主主義陣営」対「そうでない陣営」の対立構図を考えているアメリカ ~それに合わせた政治ショー

宮家)中国が入らないのは仕方ないにしてもね。全部が全部そうだとは言わないけれど、アメリカ人には単純な人が多いから、彼らにとって世の中は「グッドガイズ」と「バッドガイズ」しかいないわけです。

飯田)なるほど。

宮家)グッドガイズは民主主義の110ヵ国・地域です。ちなみに110ヵ国・地域の「地域」には台湾が入っていますからね。誰がグッドで誰がバッドか、これほどわかりやすい人たちはいません。でも、世の中はそんなに単純ではないですからね。

飯田)そうですね。

宮家)ロシアが民主主義かどうかはわかりませんが、出来レースとは言え、選挙はやっています。シンガポールにも自由はありますよ。政権を批判する以外のことは。

飯田)政権を批判する以外のことは。

宮家)その意味では、なかなか線は引きにくいけれども、このように分けるのはアメリカらしいなと思います。バイデンさんの心情、それからバイデンさんの周りにいるリベラルな人たちも含めて、いまは「民主主義陣営」対「そうでない陣営」の対立構図を考えているわけです。それに合わせた政治のショーになるのだろうと思います。

飯田)政治のショー。

宮家)しかし全部集めるわけには行かないから、オンラインでやるわけでしょう。

飯田)そのようですね。

宮家)周りの国からすれば、「またやっているな」という感じでしょうね。

ロシアのプーチン大統領(ロシア・モスクワ)=2021年10月13日 AFP=時事 ©時事通信

日本は参加して粛々とその一員であればいい ~日本の利益を守るために民主主義をうまく使うべき

飯田)対中国を考えると、ASEAN各国も重要です。そういう意味では、いろいろな集まり、枠組みを重ね合わせるということになるのですね。

宮家)濃淡がありますからね。しかし中国からすれば、痛くも痒くもないと思います。

飯田)痛くも痒くもない。

宮家)「アメリカなんて大した民主主義ではないだろう、たくさん問題があるではないか」と。「俺たちの方がきちんと国家運営をやっているではないか」、「中国のやり方の方がいいぞ」、「しかも途上国の多くは中国と同じことをやっているではないか」、「アメリカだけが民主主義などと偉そうなことを言うな」と主張するのだろうと思います。

飯田)中国が外れた国々を巻き込んで、「俺たちは俺たちでやろうぜ」ということになりませんか?

宮家)どうでしょう、それだとプロレスの悪役だけが集まっているようなものです。でも、「上海協力機構」などはそれに似ていますね。

飯田)なるほど。

宮家)世の中には変わった人たちが集まるリーグがありますね。どっちもどっちだなと思います。

飯田)どっちもどっち。

宮家)日本は当然、民主主義の国ですし、それに参加して粛々とその一員でいればいいわけです。当然こういうプロパガンダには参加するけれども、それとは別の、日本の利益を守るために民主主義をうまく使うことも大事、ということだと思います。

飯田)日本には独自の国益も当然ありますし。

宮家)人権外交も含めて、そういう民主主義がある。一昔前は民主主義について、日本がいろいろな普遍的価値を守ると言いながらも、なかなか民主主義を前面に出した外交はして来なかったわけです。ある意味では、日本の外交にも幅ができていいのではないかなと思います。ただ、それでもこの種の外交はそんなに簡単ではありません。

飯田)簡単ではない。その辺はテクニックや使いようの部分もあると。

宮家)すべてが綺麗に割り切れるわけではありませんからね。

 

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昭和の汽車の旅「ポリ茶瓶」「ミニチュアボトル」の思い出を貴族が戯れる

銀河祐(右)と紅雅みすず。聴けば貴方もラジオ平民! ©STVラジオ

「クセが強くてクセになる」と全国のラジオ通を唸らせたと言われるSTVラジオ『貴族の時間』。中小貴族こと「シークレット歌劇團0931」夢組トップの銀河祐と紅雅みすず、そして娘役の音羽美雨、江戸から来た娘の星輝柚瑠の4人の女子会トークが今夜もお戯れを炸裂させます。

【懐かし貴族】(前期高齢者に近づきつつある貴族が、ラジオ平民の献上文にしたためられた"昭和のモノ"を懐かしむ時間)

献上文(読むのは星輝柚瑠):初めて汽車に乗ったときのこと。プラスチック製の容器に入っていた"お茶"を貴族の皆様はご存じですか。

紅雅:あぁ~。

銀河:知ってますよ、知ってますよ。

紅雅:ご存じもナニも、知ってますよ。(中略)

銀河:あれさぁ、熱っついんだよなぁ。その割りに、ペラッペラな感じしない?

紅雅:だから、あの針金みたいな緑のこういう…

銀河:みどり?

紅雅:緑のね、針金の、なんか細っそ~い取っ手みたいなの付いてなかった?

銀河:あ~、これを持つみたいな…

紅雅:そう、持つの。

銀河:はいはいはい。

星輝:キャップのところに、注いで…。

銀河:そう、そう。

星輝:ちょっと、子どもながらに,おちょこで飲んでる気分に…。

銀河:なつかし~!

星輝:大人になった気分で飲んでました。

紅雅:考えた人、すごい天才だよね。何か、ワクワクしない? お茶の色を知ったのは、この時かも知れないくらいな。

銀河:あ、そっか、そっか。中が見えるからね。

紅雅:中ちゃんと見えるし、透明な入れもの…

銀河:でもね、お茶の色って、みんな知ってない?

星輝:知ってる、知ってる。

紅雅:…言ってておかしいなと思ったんだけど。

銀河:いま「おかしいな、おかしいな」って、ずっと引っかかってた。

紅雅:でも、いま銀河が「そうだね」って言ってくれたから、じゃあそのまま行っちゃえって…

銀河:なんで、そのまま行くんだよ!!

紅雅:まぁ、熱かったね。

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