深い睡眠を得るための「3つの準備」

東京都医師会理事で順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏が5月20日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。日常のなかで行う自律神経の整え方について語った。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

コロナ禍で病んだメンタルをいかに元の状態に戻すか

飯田浩司アナウンサー)小林先生は新型コロナへの対応も前線で取り組んでいらっしゃいますが、コロナ禍でメンタルが変わったという方も少なくないのではないでしょうか?

小林)多いですね。この2年半、いままで経験したことのない環境のなかにいましたので、仕方がないことだと思います。心療内科の受診状況を見ますと、2年前までは「コミュニケーションができない」ということで来院する方が多かったのです。

飯田)コミュニケーションができない。

小林)それがいまは「会社に行きたくない」という悩みで来院する方が多いです。「人と付き合いたくない」という、逆の方向にきている。これからは、「メンタルをいかに元に戻していくか」ということが求められると思います。

在宅勤務により、日光を浴びず運動もしない生活が続く

新行市佳アナウンサー)出社するときに日光を浴びて、歩いて向かっていくということも自律神経には作用していたのかも知れませんね。

小林)大きな影響があったと思います。在宅勤務が続くと、外に出ないので日光も浴びない。何の刺激もない。座ってばかりで運動もしないとなると、やはり体にはよくありません。

飯田)会社に行くことで、メリハリのある生活を送っていたけれど、それが崩れてしまったということですか?

小林)そういうことですね。

朝起きて水を一気に飲む

新行)改めて体をメンテナンスするには、どうしたらいいのでしょうか?

小林)まずは、朝起きて、水を一気飲みする。

飯田)一気飲み。

小林)これが重要です。自律神経は、寝ているときは副交感神経優位で、起きたときは交感神経優位になります。副交感神経が下がると、血流が悪くなったり、体が動かなくなったりするのです。副交感神経を上げるためにも、水を一気飲みする。

飯田)副交感神経を上げるために。

小林)すると「胃結腸反射」が起こり、消化管が動くので副交感神経が上がってくれるのです。これが重要なことです。

新行市佳アナウンサー、小林弘幸氏、飯田浩司アナウンサー

ウォーキングする ~時間がなければエスカレーターではなく階段を使う

小林)もう1つはウォーキングです。「なかなか歩けないのですよ」と言う方もいますが、エスカレーターに乗らず、階段を使うのも有効です。

飯田)エスカレーターは使わずに。

小林)十分な運動量になります。

出かける前に天気予報のチェックをする ~寒いと免疫力が落ち、風邪をひく

小林)あとは気温です。気温によって乱されることがありますので、その日の気温をチェックすることです。

飯田)出かける前に。

小林)寒いとか、雨が降るという予報が出ていれば、セーターや傘を用意していく。寒いのに我慢していると免疫が落ち、風邪をひいてしまいます。気温に敏感になり、準備を周到にすること。

飯田)まずは天気予報のチェックですね。

深い睡眠を得るための3つの準備

小林)あとは睡眠です。睡眠には3つの準備が必要です。1つ目は寝る前にスマホを見ない。2つ目は、お風呂に入って深部体温を上げておく。3つ目は寝る前の少なくとも2時間前には食事を終えておく。この3つをしっかりやれば、いい睡眠を得られます。

radikoのタイムフリーを聴く

この記事を読む