春風亭一之輔が語る落語の楽しみ方「自分に合った落語家を見つけること」

黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(9月2日放送)に落語家の春風亭一之輔が出演。落語の魅力について語った。

【鈴本演芸場チャンネル緊急生配信】五月上席の公演生配信で高座をつとめる春風亭一之輔=鈴本演芸場 撮影日:2021年05月03日 ©産経新聞社

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。8月29日(月)~9月2日(金)のゲストは落語家の春風亭一之輔。5日目は、落語との魅力について—

黒木)師匠は落語の魅力をどのように考えていらっしゃいますか?

一之輔)古典落語には、つまはじきになる人が出てこないですよね。「お前は輪を乱すから入ってくるな」とか、そういうのはないですね。かといって、みんな仲よくというわけでもないし、文句を言いながらも、みんなが同じコミュニティで生きている。

黒木)古典落語の世界では。

一之輔)昔の長屋の関係は「あいつは足引っ張るけど、まあいいや、可哀想だからそこ置いておいてやろうよ」という感じで。そういう、「ついていけない人」でも、ダラダラ言いながらみんなで何となく生きている。そういう魅力はありますよね。

黒木)そうですね。

一之輔)ゆる~く。いまはそういうことがないではないですか。ざっくばらんにみんなで「貧乏なら貧乏で生きていこうよ」とか。そういうよさはあるなと思いますね。内容的には。

黒木)小さいところや「ダラッ」とした雰囲気がお好きなところは、4人兄弟の末っ子でいらして、お姉ちゃんたちにいじられながら、可愛がられながら育ったから?

一之輔)そういうところありますよね。

黒木)お子さんも3人いらして。ほのぼのと暮らしていらして。

一之輔)無理せず生きていますね。おそらく。

【鈴本演芸場チャンネル緊急生配信】五月上席の公演生配信で高座をつとめる春風亭一之輔=鈴本演芸場 撮影日:2021年05月03日 ©産経新聞社

黒木)コロナ禍になってYouTube配信もされていますが、落語の可能性は広がっていると感じられますか?

一之輔)1人で着物持ってそこへ伺って、喋ればできてしまうという、そういう強さはありますよね。落語史上、落語家がこんなにバリエーションに富んだ時代はないと思うんですよね。

黒木)いまのように。

一之輔)ぜひ、観に来て、聴きに来ていただきたいですね。自分に合った人を見つけると楽しくなると思います。全員が全員、楽しくなくていいので。「私、この人好き、この人を聴きに行きたい」という人を見つけてもらえればいいかなと思います。

黒木)よくわかります。

一之輔)わかります? そういうもんですよね。

黒木)聴いていると、ずーっと聴いていたくなりますもの。

一之輔)そうなんですよね。

黒木)一之輔師匠なんか、いい声で語られるから、聴き惚れてしまいますけれども。

一之輔)そうですか。ありがとうございます。聞きました皆さん? 黒木瞳が「聴き惚れた」と言ってますよ。

黒木)聴き惚れますよ、笑いながら(笑)。

一之輔)ありがとうございます。

黒木)YouTubeでいろいろ聴かせていただいている最中ですけれども。

一之輔)もう十分ですよ。

黒木)そして、10月28日(金),29日(土),30日(日)は読売大手町ホールで「一之輔~三昼夜ファイナル~」も開催されます。新ネタだそうで。お稽古の方はどうですか?

一之輔)そろそろ覚えないと……いけないですか? まだ大丈夫ですか?(笑)

黒木)コロナ禍のときも、勉強しようと思ったら逆に勉強できなかったということですが。

一之輔)案外と自分が怠け者だってわかりました。休みましたね。

黒木)そうですか(笑)。

一之輔)自分に試練を課すためにYouTubeやってみたり。こういう会もそうですよ。落語の登場人物と同じような感じで、放っておけばいつまでも休んでいるような人間ですので。こういうきっかけはつくらないとね。よかったらおいでいただけると。

黒木)これからの夢を聞かせてください。

一之輔)最終的には1日1回、高座に上がって、15分くらい喋って、家に帰って。夕方からお酒を飲み始めて、夜8時半には寝るという。そういう余生を過ごしたいですね。

黒木)まだまだ先のようですから。

一之輔)案外すぐな気がするのですが。

黒木)いえいえ、まだお若いので。

一之輔)頑張ります。

春風亭一之輔

春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/  落語家

■1978年・千葉県生まれ。
■小学校時代の部活動・落語クラブで「弥次郎」を演じる。
■日本大学芸術学部放送学科入学し、すぐに落語研究会に所属。
■大学卒業後、春風亭一朝に入門。春風亭一朝に師事。
前座名は「朝佐久」。2004年、「一之輔」として二つ目昇進。
■NHK新人演芸大賞落語部門大賞、文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞受賞など、
数々の賞を受賞し、2012年、異例の21人抜きの抜擢で真打昇進。
■2012年、2013年に2年連続して国立演芸場花形演芸大賞の大賞を受賞。
■年間900席もの高座をこなしながら、ラジオ・テレビなど多方面に活躍。
■10月28~30日、落語会・独演会『2022落語一之輔~三昼夜ファイナル~』を開催。

政府が原子力政策大転換 「現実味のない話が暴走。岸田政権がなぜ駄目かを象徴している」辛坊治郎が批判

キャスターの辛坊治郎が11月29日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。政府が示した今後の原子力政策の行動計画案について、「現実味のない話が暴走している。岸田政権がなぜ駄目かを端的に象徴している」と批判した。

第4回GX(グリーン・トランスフォーメーション)実行会議を開催した岸田総理 2022年11月29日 総理大臣官邸 ~首相官邸HPより https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202211/29gx.html

経済産業省は28日、今後の原子力政策の行動計画案を示した。廃炉が決まった原子力発電所の建て替え(リプレース)として、従来型より安全性を高めた次世代原発の開発、建設を進めることや、現在は最長60年とされている運転期間の延長を認めることが柱となっている。

辛坊)日本で原子力発電所の運転期間は2011年に発生した東日本大震災の後、「原則40年、最長60年」と規定されてきました。国内の既存原発33基のうち再稼働は10基で、運転期間の上限60年だと残りの23基が再稼働しても、2070年に原発はゼロになります。ただ、こうした見通しは震災後から見通せていたことです。そのため、不足分の電力は別のエネルギーで補うことが考えられてきたわけです。

この方針は安倍政権でも菅政権でも変わりませんでした。しかし、岸田政権になって突然、変わりました。岸田政権は、老朽化して廃炉が決まった原発を対象に、安全性の高い次世代型原発への建て替えを進めようとしているのです。これは、現在の国内環境では、新しい立地に新しい原発を造るのは無理だろうと分かっているからです。岸田政権はまた、1基の出力が100万キロワット規模の標準型より小さい30万キロワット規模の原発への建て替えを考えています。事故を起こした際のリスクも念頭にあるのでしょう。

東日本大震災に伴う津波で、東京電力福島第1原発は原子炉の冷却に必要な電源を失いました。その結果、炉心が溶融して原子炉建屋の爆発につながりました。そこで、岸田政権が建て替えに想定している次世代型原発は、電源を失っても冷却できる空冷式のタイプです。こちらも安全対策を考慮してのことでしょう。

しかし、建て替えはそう簡単なことではないと思いますよ。なぜなら、かつて建設の同意を得られた住民だからといって、同じように同意を得るにはかなりハードルが高いだろうと考えるからです。また、出力を小さくするといっても、例えば100万キロワット相当の出力を確保しようとすれば、少なくても3基は造らなければなりません。そうなれば、結果的に小さな出力の原発をあちらこちらに建てることになります。さらに、核廃棄物処理の課題も残ります。現在の国内環境を見渡せば、まず無理でしょう。

安全対策のコストを考えても、原発は圧倒的に経済的に見合わないことが明らかになってきています。自然エネルギーのほうがトータルのコストで安いです。そうしたことがはっきりとしてきている状況の中で、岸田政権は建て替えを言い出しています。

このように、現実味のない話が暴走している感じがしますね。仮に「現実味はある」と言うのであれば、論理的な説明が必要ではないでしょうか。そうした論理的な説明がなく、岸田政権は安倍政権や菅政権がしなかった方針転換を突然、しようとしています。岸田政権は、原発の建て替えを進めたい思惑を持つ一部の人たちから、政治的な支持を得たいのでしょうね。この岸田政権のやり方は、岸田政権がなぜ駄目かを端的に象徴している事象だと感じます。

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