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辛坊治郎が3月29日（火）、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』に出演。世界では廃止が進む入国時の税関全員検査（申告）について「関所を作ろうとしているんじゃないか」「せっかく日本大好きな人が、空港で嫌いになっちゃう」と批判した。

月に1度のペースで海外へYouTubeの取材に出向いている辛坊。先週末もラオスに行っていたという。海外と行き来する際、毎回、帰国したときに憤るというのが税関検査だと語り始めた。辛坊は「どこの国でも、今、税関検査（申告）なんか任意の抽出制なんですよ。つまり、ほとんどはフリーパス」とし、「あんなところで係官に『何か違法なもの持ち込んでませんか？』とか聞かれたって、持ち込んでいる奴は『持ち込んでいます』って言うわけないんで、ほとんど意味ないだろ」と指摘。今では、ほとんどの国で麻薬犬の活用や、バックヤードでの検査を通じて不審な荷物のみをピックアップして調べていると語った。

そのうえで、2019年から導入が進む税関の自動化に関して「どこの国でも、そもそもそんなこと（税関の全員検査・申告）やっていないのに、この自動化のためにどんだけ金と手間と人かけてんだよ」と批判。「日本人が日本語で登録していても、面倒くさいなと思うのに、外国の人があれ全部やらされるんじゃ、たまったもんじゃない」と述べた。

「うがった見方をすると関所を作ろうとしているんじゃないか」と話し、「本気で観光立国を目指すなら、今、政府がやっていることって将来に禍根を残すだろう。せっかく日本大好きな人が、空港で嫌いになっちゃう」と危惧した。

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