グチも言える幸せ?開幕3連敗の阪神を振り返る『ハッピー・プラス』

月・火担当パーソナリティ 南かおり

ラジオ大阪(OBC)が平日朝に放送しているワイド番組『〝新しいおとな〟の朝に!ハッピー・プラス』。火曜日の「教えてプラス」のコーナーでは、政治経済からスポーツ芸能まで、あらゆるジャンルの専門家に話を聞いています。23日はサンケイスポーツ編集局局次長の稲見誠さんに電話を繋ぎ、ファンが心待ちにしていたプロ野球ペナントレースの阪神-巨人の開幕3連戦について伺いました。

心躍る開幕戦なのに…。阪神ファンはがっくり?

パーソナリティの南かおりが「なんかもう、無観客でも、生(のプロ野球の試合)っていいなーって感じですね!」と声を弾ませると、「音がすごいですよね。本当にあの打球音っていうのは楽しめますね」と稲見さんも共感。「そう、ズバーンとかカキーンとか…」。

そんな明るい会話から一転。「あー、これが阪神のホームランの音だったら(いいのにな)ーと思うんですけど…」と南が言葉をにごした訳は、阪神の開幕からの3連敗。「3連敗ってちょっとびっくりしました。タイガースが巨人相手に…」稲見さんも「開幕を3カ月待ってこれですわ」と苦笑い。なんとも悲しげな会話です。

南「率直な稲見さんの(試合に対する)ご感想からお聞きしていいですか」

稲見さん「開幕戦で西が6回で降りた。もうあれが全てと思いますね。やっぱりね、ホームラン打って、タイムリー打って、2打点あげて、6回1失点で97球で降板っていうのは…。これはないですわ」

南「監督は何をもって降板をさせたんですか。」

稲見さん「試合後のコメントでは、開幕戦特有の疲れとか気の張りがあって、それを考慮したと言われてましたけども、その次に出てきた岩崎が練習試合とかであまり投げてなかったから、余計に『なんで最後まで投げさせへんねやろ』(と思いました)。あの時点で『開幕3つ、やられるな』と思いましたね。やっぱり野球の流れがあそこで変わりました。それから、4番のボーアが打てない。12打数0安打と確かにひどいんですけれども、何で開幕3戦目にして6番に落とすんやと…。ボーアを取った時から『4番はボーアや』と言って、チームが動き始めたわけですから、何で3試合目で外すんやと(疑問に感じます)。こういう時に限って外した人間にチャンスが回ってくるんですよ」

阪神ベンチの采配に首を傾げました。

グチが言えるのも開幕したからこそ!

南「サンスポ1面は、『ボーア早くも崖っぷち』って書いてありましたね」

稲見さん「ファームのほうではサンヅが1塁の守備を始めましてね。これもある意味びっくりしました。『備えあれば憂いなし』(ということ)なんでしょうけど、ちょっと早いんちゃうのと思いまして、もうちょっとボーアに託してやれよと思います」

南「チームの雰囲気も含めて選手ってナイーブだから、その気持ちとか汲むのって、特に外国人選手って大事ですよね」

稲見さん「大事だと思います。日本人選手以上に大事だと思うんで、ちょっとなんか…。わずか3試合ですけどね、ちょっと心配な感じがしますね」

 

南から阪神への「テコ入れ策」を聞かれた稲見さんは、 

「ボーアに対しては、やっぱり日本の野球の配球を、ビデオを何回も見ながら勉強すべきだと思います。あと、キャッチャーも3試合全て変えていて、これも不思議ですね。ある意味、よっぽどこの3試合で梅野のリードとか、まだ信頼感というものが得られてないのかなと思います。キャッチャーも固定すべきじゃないかなと思いますね。(今回の連敗の教訓を、次は生かせると)期待は持てると思いますが、ただ、やっぱりベンチはどっしりと構えてやるのもひとつの手だと思います。動く時は動く。でも僕の感覚ではまだ動くべきじゃないような気がしますけどね」と答えました。

「開幕まで時間あんなにあったのになー」と南が嘆くと、稲見さんは「ははは」と笑って「もうね、(自分も)ずっとそう思ってましてね」と共感しながらも、「ただ、そう思えるって事は、野球が開幕してるからであって、今まではこういうことも思えなかったわけですから。そう思いながら自分も納得してるんです」と苦笑い。南も「ぐちも言える幸せですね。」と笑いました。

藤波投手の一軍復帰の道は険しい?

続いて、リスナーからの「藤浪投手は一体どうなってしまうんでしょうか。あれほどの逸材なのに本当に惜しいです。環境変えるために思い切ってトレードなんてことも考えられますか?」という質問には、「今(1軍復帰に向けて)必死にやってるとこなんでしょうけど。野球以前の問題ですね。グラウンドに上がる前の生活からちょっと直していかないと『野球の神様』は振り向いてくれないんじゃないかなと(思います)」と厳しい言葉を述べつつ「テクニックを教えてくれるコーチ陣など、信頼できる指導者がいないっていうのも、彼にとって不幸な材料のひとつだと思います。でももったいないですよ。3年連続二桁上げた投手ですから。」と不憫そうに話しました。

 

最後に阪神に対して「地に足付けて野球することですね。ここで動いたらあかんと思うので、4番ボーア、キャッチャー梅野にして、自分たちの野球をやるしかないと思ってます」と檄を飛ばしました。

 

 

『”新しいおとな”の朝に!ハッピー・プラス』は毎週月~金曜日の午前7時50分~11時に放送中。月・火曜日は南かおり、水・木曜日は慶元まさ美、金曜日は若宮テイ子が番組パーソナリティーを務める音楽と情報満載の番組です。

※この放送は、30日までラジコのタイムフリーで聴くことができます

”新しいおとな”の朝に!ハッピー・プラス
放送局:OBCラジオ大阪
放送日時:毎週月曜~金曜 7時50分~11時00分
出演者:(月・火)南かおり、(水・木)慶元まさ美、(金)若宮テイ子
番組ホームページ
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※該当回の聴取期間は終了しました。

「防災リュックに、た・し・ます」 アナウンサーが企画・制作したラジオCMを放送

北本隆雄(STVアナウンサー) ©STVラジオ

新型コロナウイルスが終息する前に、大雨の季節「出水期」に突入しました。北海道内でもこの時期、大雨の影響により、毎年のように避難所が開設されます。避難所は「3密」の危険があり、自分自身で感染症を防ぐための対策が必要になります。

家庭内の避難持ち出し品に、新型コロナウイルス対策のグッズを加えるよう促し、避難所での感染症蔓延を防ぎたいと、防災士の資格を持つ、STVアナウンサー・北本隆雄が、テレワーク期間中にラジオCMのコピーを考案し企画を提出。ラジオCMのナレーションとしても自ら出演しました。

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