尾上右近、大河ドラマ『青天を衝け』出演は「もしかしたら…と期待あった」
2021.02.11 up
ラジオ大阪(OBC)が毎週土曜の昼1時から放送する『あみるのママで』は、河島あみると川田一輝が、気になるトピックスや断捨離・掃除、魚に関する豆知識などを紹介する番組です。2月6日は、歌舞伎俳優の二代目 尾上右近と電話を繋ぎました。
大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)に、孝明天皇役で出演
右近は、2月14日より始まる大河ドラマ『青天を衝け』に、孝明天皇役で出演。「もともと、大河ドラマに出る機会があったら嬉しいなという気持ちがあった」と明かしました。さらに、この『青天を衝け』と自身について、「主人公である渋沢栄一さんと、(自身の)曽祖父に付き合いがあった」、また「脚本家 大森美香さんが、去年(自身が)出演予定だった舞台の脚本を書いていた」などの接点を挙げ、「作品とのご縁、脚本家さんとのご縁で『もしかしたら出させていただけるんじゃないかな』と期待みたいなものがあった」と漠然とした希望が徐々に明確な期待に変化したことを説明。そして、実際に出演の話があった時の気持ちを「歌舞伎俳優の方々が天皇の役をなさることが多く、何か歌舞伎役者に課せられているその役の表現というものがある(と思う)。僕を歌舞伎俳優の一人として呼んでいただけたのがうれしい」と使命感と率直な思いを語りました。
大河ドラマの撮影現場については、「(撮影は既に)始まっている。(現場に)プロフェッショナルが集まって、バトンを繋いでいく様は感動的で身が引きしまる。その中に飛び込んでいくのはワクワクした気持ち」と充実感を表しました。また、「歴史を感じる瞬間もたくさんあるし、長く続いて繋がってきたもの(というところが)歌舞伎に似ているのかな、伝統芸能に近いんじゃないかなと思ったりした」と自身の世界と共通するものを感じると明かしました。
『三月花形歌舞伎』では、歌舞伎の魅力の紹介も
後半の話題は、3月6日(土)より行われる『三月花形歌舞伎』に。今回は、同じ演目でも俳優による魅力の違いを楽しめる構成になっており、A・Bパターン、さらに奇数日・偶数日によって異なる4パターンの配役で行うといいます。
演目の中で河島が目を留めたのが「歌舞伎の魅力」というもの。内容について、右近は「歌舞伎の魅力、歌舞伎の楽しみ方をご案内する一幕。若手の俳優が普通の着物を着て、より親しみやすく分かりやすく、お客様にお伝えする。案内や導きがあれば、より(歌舞伎の世界に)入っていきやすいのかなと(思う)」と説明。川田が「本当に(歌舞伎を)見たことがない人でも行っていい?」と不安気に聞くと「もちろん大歓迎。僕も含め、若手はフレッシュにエネルギッシュに歌舞伎の魅力を伝えることができると思うので」と応えました。
最後に、「歌舞伎は、日常を忘れさせるエンターテイメントの底力を持っている演劇。Aプロ・Bプロ・奇数日・偶数日と来ていただきたい。それが無理なら僕が出るAプロを是非(観てください)」と笑いました。
『三月花形歌舞伎』公演情報詳細
※該当回の聴取期間は終了しました。
日髙のり子「バトルフィーバーJ」撮影秘話を語る「たまに怪人に追いかけられて走ったり(笑)」
2023.03.25 up
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。3月6日(月)のお客様は、パパイヤ鈴木さんと日髙のり子さん。ここでは、日髙さんが宝塚歌劇団を目指していた話や、中原ケイコ役で出演されていた「バトルフィーバーJ」(テレビ朝日系)の撮影エピソードなどを語りました。
▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!
(左から)日髙のり子さん、パパイヤ鈴木さん
◆宝塚歌劇団を目指していた時代があった!?
日髙:私は子どもの頃に劇団に入って、小学校のときにクラシックバレエを習っていたんですけど、中学生のときに友達から宝塚(歌劇団)を教えてもらってからは“宝塚に入りたい!”っていう気持ちになっちゃったんですね。
パパイヤ鈴木:そうなんですか!?
日髙:なので、高校生からは宝塚を受験する人が行くようなバレエ教室に友達と通っていました(笑)。宝塚は歌もレッスンもあるから、クラシックの歌を二期会(声楽家団体)の先生に習いに行くこともちょっとしていました。だけど、体が硬いからバレエがうまくいかなくて、何よりもクラシックの歌が難しかったんですね。
そんな頃、劇団から特撮モノの「バトルフィーバーJ」のレギュラーが決まったって話を聞いたんですけど、「実は私、宝塚を受験しようと思って(レッスンに)通っているんですけど、二期会の先生が怖いから、自分から(辞めると)言えない」と伝えたら、劇団のマネージャーさんが先生に話してくれたんですね。
そうしたら先生が「あら、素敵なことじゃない!」と言ってくださって、宝塚を受験せずにこっち(芸能界)に戻ってきたんです(笑)。
パパイヤ鈴木:「バトルフィーバーJ」は観ていましたよ!
日髙:そうですか!
パパイヤ鈴木:僕らの世代は特撮モノが大好きですから。
◆「バトルフィーバーJ」撮影裏話
日髙:(「バトルフィーバーJ」では)普通の隊員だったから、変身はしなかったんですよ。
パパイヤ鈴木:そうでしたっけ?
日髙:バトルフィーバー隊の隊員なんですけど、たまに怪人に追いかけられて走ったりとか(笑)。
パパイヤ鈴木:(笑)。
日髙:あと「バトルフィーバー隊、出撃!」って言われたときに、消防士の方がよく棒をつたってシュッと降りるじゃないですか? 私もそのシーンがあったんですけど(監督に)「お前、ちょっとトロいから練習場に来い」と言われて。
パパイヤ鈴木:ええっ(笑)。
日髙:運動神経は良かったので、ちゃんと“シュッ”と降りたつもりだったんですけど、オンエアを観たら温泉地にある猿のおもちゃみたいに“テケテケテケッ”と……(笑)。
パパイヤ鈴木:イメージと全然違っていたんですね(笑)。
日髙:そうなんです。それで練習場に行ったんですけど、なぜかそこでバク転の練習とかをさせられました。“私がバク転をする機会なんてあるのか?”なんて思いながら(笑)。
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/