川崎亜沙美、多彩な活動の先につながった地元貢献への道

(左から)浅越ゴエ、川崎亜沙美(ゲスト)、松本雅子

ラジオ大阪で放送中の『OBCグッドアフタヌーン!#ラジぐぅ』木曜日は、浅越ゴエ(ザ・プラン9)と松本雅子がお送りする情報・バラエティ番組です。4月21日(木)はゲストに元プロレスラーにして女優、現在は歌手・タレントとしても活躍する川崎亜沙美さんをお迎えしました。多彩な経歴を持つ彼女が昨年、地元・岸和田市の初代竹大使として任命され、3月末には、久々の新曲をリリース。間もなく出産も控える中、チャキチャキの岸和田弁で番組を明るく盛り上げてくれました。

川崎さんは岸和田出身で活動拠点も岸和田に置いているということから、まずは「岸和田だんじり祭り」の話を。だんじりでは全完走するそうで、その距離はフルマラソンと変わらないんだとか。ただ、1日の距離ではなく、試験引き+本番+本番と1回の祭りでの距離だそうです。「一緒に走りますか?」とパーソナリティの浅越を誘うも「いやいいです」と即答しつつ、「でもだんじり会館に行ったことがあります、そこではだんじり体験もできるんですよね」としっかりフォロー。

そして誰もが気になる川崎さんの経歴。多彩な顔を持つ彼女のスタートは女子プロレスラーでした。吉本が運営し、ジャガー横田さんも所属していたJDでデビュー。もともと歌手を目指していたのに「普通、歌手になりたくてプロレスラーになるというのは繋がらないでしょ」と驚くパーソナリティ陣。子供の頃「考えた物が全てゴールにつながる」と、「もし有名歌手になったらボディガードがいるなぁ、その時自分が襲われても対処できる」と、柔道や空手を習い始め、また、オーディション受ける時の応募用紙も空白が多く、そこで柔道や空手で黒帯を取れば、そこに書けるとも考えたそうです。

プロレスで学んだことは「リングでの試合は究極の表現」ということ。痛い所を痛いと表現することは意外と難しいことで、でもそれを表現することでお客さんもそのライブ感を喜んでくれる。その表現力が女優へとつながっていきます。

上京し、現役のプロレスラーをするかたわら、吉本の劇場にも立つ機会があった時に、NHKの朝の連続テレビ小説「カーネーション(注1)」のヒロインオーディションがあるという話をもらい、「地元(岸和田)」が舞台だったので絶対に掴ないとアカンと思った」とのこと。オーディションは順調に進んだものの、最終オーディションで落選。しかし彼女は諦めることなく「何かの役来い!」と願っていたそうです。すると突然、ヒロインの次女役に決まったとの連絡が!既にドラマの放送が始まっていた中での抜擢でした。

リスナーからも「カーネーション覚えてます」とメッセージ。浅越も「カムカムエブリバディ」で豆腐屋の店主・卯平の役を演じたことから、朝ドラの裏話へ自然と進んでいきました。浅越は「本番では誰も台本を持ち込まず、淡々と進んでいくけど、そんな感じありました?」と質問。「(確かに主要)メンバーはそんな感じではあったけど、コシノジュンコさんって睨み(にらみ)を利かせる方なので、初めの時はセリフも少なく、睨んでたら良かった。(姉妹)ケンカのシーンも多く、それも楽でした」と意外な回答にスタジオは爆笑。松本も「カーネーション」のファンで「(スタジオに)入って来られた時に、コシノジュンコさんだと思った」と感動していました。

話は盛り上がり、時報を挟んでも会話は続きます。「今日はゲストが川崎亜沙美さんと聞き、うれしいです。岸和田の竹大使、美人なのに面白いことを言うギャップが大好きです」とリスナーからまたメッセージが届くと、聞きなれない「竹大使」の話題に。岸和田だけでなく、全国的に竹という資源が多い日本。実は、和歌山にあるアドベンチャーワールドのパンダも岸和田の竹(笹)を食べています。松本は「パンダは気に入った笹しか食べないんですよね」と言うと、「そうなんですよ。気に入って食べてくれてはります」と川崎さんがうなずくと「パンダ界のグルメ本があれば岸和田の笹(竹)が載ってるんですよ」とすかさず浅越、また場が盛り上がります。

そして今後の活動として、「竹大使として、色んなツール(ラジオやTV、SNSなど)を使って岸和田の竹をアピールしたいです。今、BSよしもと(3月末に開局)の地域に特化した番組で竹大使として出演したり、事業も立ち上げて竹を使った製品の開発もやっていきたい」と、SDGsの一環でもあり、竹の可能性を広げていきたいと意気込みを伝えました。

最後に見せた顔は、歌手・川崎亜沙美。3月30日に配信リリースされた「ミッドナイトスナック」について。自身で作詞・作曲、ラジオのDJをやっていた時スナックのママという設定で、このコロナ禍、打撃を受けた飲食業界への応援歌として、懐かしの歌謡曲調に仕上げたとのこと。フリーアナウンサーの方にスナックあるあるを聞いたり、ドラッグクィーンの方に歌に参加してもらったり、ギターは原田芳雄さんの息子の原田喧太さんが弾いている、懐かしく暖かい曲に仕上がっているのですが、「真昼間にミッドナイトって」と浅越のツッコミにまた一同爆笑。最後に「(自分の)声を届けさせてくれてありがとう」と感謝を伝え、ゲストコーナー終了となりました。

「考えた物がすべて=多様な活動はゴールにつながっている」

まさしく有言実行な彼女の活躍振り。そしてその中での1つ1つの出会いも大切にされている川崎亜沙美さん。まずは、無事に元気な赤ちゃんを産んで、この先も地元のために多くのファンのために新しい顔を見せてくれることを期待しています。

 

(注1)「カーネーション」は2011年に放送されたNHK朝の連続ドラマで、ファッションデザイナーとして活躍するコシノ3姉妹の母・小篠綾子の生涯に基づいた話。主演は尾野真千子(小原糸子役)。その娘・次女の直子役(コシノジュンコがモデル)を川崎亜沙美が演じた。

OBCグッドアフタヌーン!#ラジぐぅ
放送局:OBCラジオ大阪
放送日時:毎週木曜 11時00分~14時00分
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※該当回の聴取期間は終了しました。

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