水俣病の患者・被害者団体との懇談。環境相が再懇談を表明 大竹「メディアにはもう一歩踏み込んで欲しい」

5月10日(金)、大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)は、「水俣病の患者・被害者団体との懇談でマイクを事務方が切り、環境相が謝罪・再懇談を表明」したニュースを取り上げ、パーソナリティの大竹まこととジャーナリストの青木理がコメントした。

水俣病の患者・被害者団体との懇談で環境省がマイクの音を切った問題で、伊藤信太郎環境相は9日、懇談を再設定すると参院環境委員会で明らかにした。具体的な時期や方法は今後調整するという。

太田英明アナウンサー(アシスタント)「東京新聞の記事を見ますと、議論が止まらないような時はマイクを切るということが代々引き継がれてきた。このように環境省の担当者が8日、立憲民主党の会合で事前に設定した発言時間3分を超過したら音量を切る運用があったと認め、実際に切ったのは初めてだったと明かしましたが、誰の指示かは説明しなかったとあります」

大竹まこと「これはもう昨日も一昨日もこの番組では話題にしてるんだけど、たしかじゃなかったから言わなかったんだけど恒例化してたという話ですよね。前からやってたんだっていうことで、前からやってるとはどういうことかというと、議論が止まらないような時はマイクを切ることが代々引き継がれてきたという話で。今回記事になったじゃない?記事になって環境大臣が謝ったりしてるわけだよ。もう1回やりますとか言ってるわけだよ。記事にならなかったら…ずっとこうか?と。この記事で大事なのは、ちゃんとメディアが伝えないとこういうことはもう現場で恒例化、常態化してるという話だよね。それともう1つ思ったのは、言い訳が飛行機の時間がという言い訳してたよね。飛行機の時間?ちょっと待てと。次の便はないのかと。飛行機の時間ならば、東京にかえって何々することがあるから、この飛行機でないと間に合いませんというならまだ分かるよ。そこは書いてないんだよ。飛行機の時間が早く帰る理由になるんだ。議会の発言を止める理由になる。どう考えてもおかしいよね」

青木理「そうですよね。各メディアで批判がされて当然だと思いますけれども、3分しか時間がなかった。3分で家族が本当に苦しんで、あるいは亡くなったという状況自体が、まあ無茶苦茶ですよね」

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大竹「もう1つ、これ事務方が止めたというふうに言ってるんだけど、大臣はどうなんだ。もし事務方が止めたとして、大臣がいやちょっと待てと。まだ聞いてるから止めちゃダメだよって大臣が言ってもおかしくないじゃない。事務方と大臣が一緒という話。時間が決まってるからどうのこうのみたいでパッパッと片付けようとしてる。しかも、飛行機の時間と言うなら東京に帰って何してるんですかと。記者は記者でそこまで突っ込んで欲しいね」

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