建設業の管理業務のDX化に力を入れる企業

12月2日放送の「L is B presents 現場DX研究所」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)は、燈株式会社代表取締役CEOの野呂侑希氏をゲストに迎え、力を入れる取り組みについて詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ(パーソナリティ)「まずは企業プロフィールをご紹介致します。燈株式会社は、2021年2月に設立された、東京大学発のスタートアップです。“AI SaaS事業”、“DXソリューション事業”の2つの事業を柱としています。特に建設業界、製造業界において、アルゴリズムを活用したソフトウェアやサービスを提供し、業務効率化を図っています。改めまして事業内容を詳しく教えて下さい」

燈株式会社代表取締役CEO・野呂侑希氏「燈は基本的にDXと呼ばれるデジタルトランスフォーメーション、企業をデジタルやテクノロジーの力を使ってビジネスモデルや業務を変革していくサポートを全体として行ってます。大きく二つありまして、DXソリューション事業の方は我々が独自に研究開発してるAIのモジュールと呼ばれるAIの塊みたいなものをカスタマイズして提供するという事業をやっております。もう一つのAISaaS事業の方は、既にモジュールを搭載したソフトウェアを企業に月額のサブスクリプションみたいな形で提供する事業を行っております。どちらの事業も、まず建設業界をメインターゲットとして、ソリューション提供を行っています。最近だと、物流や製造などもの作りに携わるような領域に拡張していってるタイミングになってます」

松井「力を入れている取り組みは何ですか?」

野呂「建設業での生産性向上、オフサイト化を目的としたAI活用やDX化のソリューションの開発と管理業DXサービスの提供です」

L is B代表・横井太輔氏(パーソナリティ)「そのサービスの1つが“Digital Billder”。こちらはどんなサービスですか?」

野呂「基本的には建設業の管理業務のDX化を支援するSaaSプロダクトになってます。経理や総務の管理業務で最初は見積もりから始まって、発注してその後請求して経費精算したりとか、原価管理したりとか。そういうものを1つ1つシリーズでカバーするサービスになってます。今までそういう管理業のDXサービスって世の中に多くあったりすると思うんですけど、建設業という領域では、業務に完全にフィットするものがなかったという背景があり、2021年から作り始めて、提供に至っているという形です」

横井「利用された現場の方はどんな声を聞きますか?」

野呂「燈のサービスを導入して、この時間が仕事人生で一番充実していたというコメントをいただいたのが印象に残ってます。もちろん現場レベルで、今まで現場にトラックで請求書を回収しに行ってたのがなくなって楽になったみたいな声もありました。ベンチャー企業のサービスを導入してすごい活気をもらえたみたいなものも含めて、何かサービスの機能だけじゃないところで、喜んでいただけた場面もありました」

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選択的夫婦別姓制度、政治資金問題……。臨時国会のポイントは?

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日~金曜日15時30分~17時)、12月2日の放送に政治ジャーナリストの角谷浩一が出演。「臨時国会のポイント」をテーマに解説した。

鈴木純子(文化放送アナウンサー)「臨時国会が開かれています。先月の衆議院選挙で自民党、公明党が少数与党に転落したあと初の本格的な論戦です。補正予算案、政治資金規正法の再改正など、臨時国会のポイントを角谷さんに解説していただきます」

角谷浩一「きょう代表質問が始まっていまして。(午後)1時から5時過ぎまで。総理は少数政権になったことで、どう対応していくのかということで『熟議』という言葉を使いました。ちゃんと議論ができるようにしたいと。きょうの代表質問では、選択的夫婦別姓について慎重な発言を繰り返したんですね」

長野智子「はい」

角谷「国民的合意、各党の何々とか、ごにょごにょと。申し訳ないけど選択的夫婦別姓って自民党以外が皆、賛成しているんですよ。国民もほとんどの世論調査で7、8割が賛成」

長野「なんなら総裁選のとき、石破さんは前向きだったんです」

角谷「党に帰るとそう簡単に私の考えを推し進めるわけにはいかない、と。党内も熟議したいんでしょうけど、熟議どころかほぼ議論は終わっているんじゃないかと思うんですね。これに対して『もうちょっと慎重に考えたい』『国民もいろいろ考えているだろう』。考えるどころか考え終わっていると思うんですね。ここを熟議と言い出したら、申し訳ないけど時間稼ぎも熟議と言いますよ、となりますね」

長野「ああ~、そうですね」

角谷「政治改革に対しては企業献金、団体献金の否定をしなかった。悪いと思わない、と。そこはずいぶん個人的な感想を言うんだな、と思います」

長野「はい」

角谷「そこはもっと熟議が必要で。ところがここは意地悪く見れば、野党の政治改革議論の中でちょうどそれに合わせて労働組合の献金の話もオモテになったので、野党側も少し“びびって”しまって、こういうのはどうなのかな、と言いながらもお互いにやめる気がない」

長野「野党側も」

角谷「自民党は企業から、野党側、殊に立憲と国民民主は労働組合から、という構図がある。そこがお互いの守るべき砦なんですね」

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