石破総理が「令和の列島改造」を表明。田中角栄氏並みの大胆な政策を打ち出す決意の表れ?

1月10日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは最近の石破茂内閣総理大臣の語録について、ノンフィクション作家・常井健一氏に話を伺った。

鈴木敏夫(文化放送解説委員)「石破さんが『楽しい日本』なんて急に言い出したり、今度は『列島改造論』という田中角栄さんのようなことを言ったり、石破さんの語録が最近増えてきていまして。いろいろ政局を睨んでの計算があるのかないのか、といったあたりを今日は常井さんに解説していただこうと思います」

常井健一「『日本列島改造論』というのは、田中角栄が1972年6月に政権公約を立てたときのタイトルなんですね。で、総理に就任した直後に出版したら90万部超えの大ベストセラーになったんですけども」

鈴木「覚えています」

常井「その内容っていうのは、全国津々浦々に新幹線と高速道路を張り巡らせて、各地に工業団地を作って、そして過疎に喘いでいる地方を豊かにするっていう構想だったんですけども。しかし、東京一極集中の弊害っていうのは、半世紀経った今でもありますよね?」

長野智子「はい」

常井「石破さんとしては個別の具体策はこれから発表されていくんでしょうが、角栄並みに大胆な対策を打ち出すという決意の表れなんでしょうね、たぶんね。でも、わたしが感じたのは、岸田(文雄)さんが言っていた『新しい資本主義』っていうのがなんかわかんないうちに消えてしまいましたけども、あれを彷彿とさせますよね」

長野「(新しい資本主義って)ありましたね(笑)」

常井「たしかに石破さんって、お父様は官僚時代に建設省の次官とかやったりして、角栄のブレーンであって」

鈴木「そのあと知事をやられたんですよね?」

常井「そうですね。そして参議院議員になったときは田中さんの側近議員だったんですね。で、石破さん自身も若い時に銀行を辞めて田中派の派閥事務所に入ったのが政治的キャリアの原点なので、まぁ角栄を言い出すのは自然的な流れではありますし、去年言っていた『石橋湛山』よりはわかりやすいよなっていう印象を持っています」

長野「ご本人も(角栄氏を)相当意識されているのを感じますよね」

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森永康平「ちょっとズレている気がしますよね」都庁プロジェクションマッピング 必要?不要?

お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)6月16日の放送では大竹と経済アナリストの森永康平氏が、都庁のプロジェクションマッピングやお台場の巨大噴水など東京都が行っている観光施策に関する東京新聞の記事を取り上げた。

大竹まこと「こういうのって『噴水作りますけどどうでしょう?』みたいな意見の場とかないのかしらね」

森永康平「そういうのがあって然るべきだと思いますし、そもそも噴水をお台場に作ったり、都庁をプロジェクションマッピングして人々が観光に来るのかという疑問はありますよね。新宿なんて放っておいても人がたくさん来る場所じゃないですか。なんだかちょっとズレている気がしますよね」

大竹「新たになにかが生まれるわけではないからね。しかも海水にするといったら近くの木などに塩害が出るから水道水にしましょうって話になったけど、水道水は高いでしょうって。水道料金を都が払うってことになるわけだよね。建物作るだけなら良いけど、そのあとの維持費がかかってくるわけだからそれが賄えるくらいの利用者がいれば良いけど、そうでなければ赤字になるよね」

森永「噴水は利用者もなにもないですけどね」

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