ニチレイロジグループ、物流DX推進のための取り組み

1月13日放送の「L is B presents 現場DX研究所」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)は、先週に続き、株式会社ニチレイロジグループ本社業務統括部部長の勝亦充氏をゲストに迎え、物流DXの推進のために大事にしていることについて詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ(パーソナリティ)「まずは企業プロフィールを紹介致します。株式会社ニチレイロジグループ本社は、ニチレイより分社化し、2005年に設立しました。食品物流、特に低温物流を担い、国内1位・世界5位の冷凍設備能力を誇り、日本と世界の食を支えています。ニチレイの祖業の一つである低温物流事業者として、日本初の大型冷蔵倉庫などを通じて、高度成長期の豊かな食生活を支えた保管事業、冷凍食品・アイスクリームなどの共同配送サービス、通過型物流センター事業、一企業の枠を越えて物流全体の最適に挑み続けてきた3PL事業などを行っています。近年では、海外事業への積極的な投資などにより、食品分野における低温度帯を中心としたグローバルな物流サービスの提供に力を注いでいます」

L is B代表・横井太輔氏(パーソナリティ)「物流DXの推進のために大事にしていることは何ですか?」

株式会社ニチレイロジグループ本社業務統括部部長・勝亦充氏「リソースシフトと利用体験価値の向上です」

横井「そもそもDXに取り組み始めたのはいつ頃からですか?」

勝亦「2017年になります。作業員と車両の確保がこれから難しくなっていくという環境を見据え、今のやり方だと事業継続が難しくなるという危機感を強くいました。そのために2016年に業務革新するための専門部署を設立し、翌年からデジタル化物流DXの推進を強くやっていくという方針を掲げました。以降は、業務の誰でもできる化、どこでもできる化を両軸に取り組みを進めております。DXを進めるに当たりまして、その目的は、物流現場でともに働く仲間たちのリソースシフトであり、その結果としてお客様に対して利用体験価値を上げていく、向上させていくというこういうことが非常に大事だという考え方を会社で共有しております」

松井「物流業界の課題はどんなものがありますか?」

勝亦「トラックドライバーに限らず、作業員、事務員も全般的にひっ迫傾向にあります。この傾向はここ数年でより深刻さを増してきてます。特に作業員の方は地域によっては従来の倍の賃金で募集をかけても、集まらないということも珍しくない状況になってきてます。
また、物流現場の作業はほとんど紙ベースで行っていました。このようなデジタル化の遅れも大きな課題として捉えています」

横井「業務の“誰でもできる化”とは具体的にはどんなことですか?」

勝亦「主に現場作業に関する取り組みとなっておりましてはい。物流センター作業を紙からタブレットへの転換。それにAIの画像認識機能などを組み合わせて活用しています。作業員不足というところでは、やはりロボティクスをどんどん活用していて、例えば自動運転フォークリフトやパレットの積み替えを行う物流ロボット等、使えるものはどんどん使っていこうという取り組みをしています」

松井「ロボティクス活用においての課題はありますか?」

勝亦「費用対効果の出しにくさと多様な業務への対応といった部分があります。当社のような低温物流の環境においては、完全自動化はまだまだ先だという見立てをしており、人と機械のベストミックスというものを施行しています。そのために実証実験を行って見極めをしていく必要があるのですが、都内の物流センターの一区画をニチレイロジグループのR&Dセンターと位置づけて、技術の検証をする場を作ろうと現在準備を進めております」

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拉致被害者恵子さんの父、有本明弘氏の訃報に大竹まこと「日本政府はアメリカに頼まないと解決できないのか」

2月18日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、「訃報 有本明弘さん(96歳) 拉致被害者である恵子さんの父」という毎日新聞の記事を取り上げた。

番組で紹介した毎日新聞の記事によると、北朝鮮による拉致被害者である有本恵子さん(行方不明時23歳)の父で、拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表の有本明弘(ありもと・あきひろ)さんが15日、老衰のため亡くなった。96歳だった。

そして、政府が認定する未帰国の拉致被害者の親世代で存命なのは、横田早紀江さん(89)だけとなった。

恵子さんは1982年4月、英ロンドンへ語学留学のため渡航し、翌83年7月ごろに欧州で消息を絶った。その後、88年9月に拉致被害者の石岡亨さん(行方不明時22歳)の家族に届いた手紙で、明弘さんは恵子さんが北朝鮮にいることを確信し、外務省や国会議員事務所、報道機関を訪ねるなど救出に奔走した。以上が番組で紹介した毎日新聞の記事である。

この記事を受けてフリーライタの武田砂鉄氏は、昨日行われた横田早紀江さんの会見の模様をニュースで見たが、横田さんから非常に強い落胆と、憤りのようなものを感じたと話した。

番組パートナーの小島慶子は、拉致問題は政治家のその時その時の世の中に「自分の功績」を訴えかけるための材料として取組んでいるのではないかと思うときがある。仮にそうであったとしても、拉致された人が戻ってくるのであれば、それは良いことである。ただし、この拉致問題の進展のなさを見ていると、拉致問題を政治家が自身の功績とみなしたり、また拉致問題を優先的課題にしたり後回しにしたりすることで、拉致被害者の家族はずっと振り回されてきたのだなという思いがあると述べた。

お笑い芸人の大竹まことは、横田早紀江さんがトランプ大統領に会って嘆願したという話もあったようだが、日本政府は自国のことをアメリカに頼まないと解決できないのか、アメリカに頼まなければ世界が動かないのかと、暗澹たる気持ちになると発言した。

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