【西武】仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチインタビュー 外崎修汰選手に取り組ませたバッティング練習とは?

1月10日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチにインタビューした模様を放送した。外崎修汰選手に取り組ませたバッティング練習について訊いた。
――外崎修汰選手がライオンズエクスプレスのインタビューで「仁志(敏久)さんからは下半身の使い方を改めて教わりました。自分自身もっといい成績、そしてもっと無駄を省いて高みを目指そうと考えていろいろ試してはいたんですけど、それが全部失敗していたことに成績をもって気づいた。結局は仁志さんに昔のようなバッティングに戻してもらえた。このいい感じを継続したい」という趣旨の話をしていました。
仁志「1番最初に気づいたのは軸足の不安定感ですね。もともと外崎は少しO脚なんですよね。僕もO脚なんですけど人によってはバランスをとるのが難しかったりするんです。外崎は不安定のままやっていたので、安定感を出すような刺激を入れながらやっていたんですけども、バットにボールが当たらないと打者はどんどん身体がくの字に、簡単に言うと屈んでしまい手元にボールが近づくという悪い傾向に。誰でもそうなんですけどボールに近づきたいんですよね。バットに当たらないのでくの字になって、それでも当たらないのでさらに近づいて当てようとすると利き手の右手側がどんどん前に出てきて、それで打つとただの手打ちにしかならないですよね。僕らが伝えられるのは客観的に見た印象だったりとか、一般的な知識を提供するまでしかできないので、あとは本人がそこから形を変えれば当然感覚が変わるので、その感覚が合えばいいですけど、合わせていこうと思うのか、それとも僕には合いませんとなるのかはこれからじゃないかなと思います」
――さきほど、外崎選手のバッティングでの安定感のために刺激を与えたとおっしゃっていましたね。
仁志「そうですね。軸足の安定感を出すのと踏んだ時の地面の捉え方を意識させるのに、500mlのペットボトルを3つぐらい踏み潰して、それをテーピングで巻いてかかとのところに置くとクッションみたいな動きをするんですけど、地面を踏んだことがすごく分かりやすくなりますよね。それで足が少し前傾しているのでお尻に体重はかかりづらい。股関節の使い方とかも比較的感じやすいかなというところで、外崎はそれをずっとやっていました」
――外崎選手が練習でいい取り組みをして、成績に結びつくといいですね。
仁志「練習を見ていて、終盤はすごくバッティング練習で『めっちゃいいです』という感じでしたが、これが実戦になるとうまくいかないこともでてくるので、実戦で発揮するための方法を考えないといけない時もくるかもしれないですね」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー
米露首脳がウクライナ戦争終結を交渉へ 藤井氏「合意に向けての第一歩ではあるとは思いますけど、まぁ色々と難しいと思いますね」
2月13日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、木曜コメンテーターで京都大学大学院教授の藤井聡氏と寺島尚正アナウンサーが、ロシアとウクライナの戦争終結に向けた交渉に関するニュースについて意見を交わした。
藤井氏「(停戦交渉は)なかなか難しいことですよ」
米国のトランプ大統領は12日、ロシアのプーチン大統領と同日、電話会談したと明らかにした。ロシアとウクライナの戦争終結に向け、ただちに交渉を開始することで合意したという。
自身のSNSで発表した。トランプ氏は「長時間にわたり、有意義な電話会談をした」と述べた。「協力することで得られる大きな利益について話し合った」として、相互訪問を含め、「非常に緊密に協力することで合意した」と説明した。
寺島アナ「大統領就任前からロシアとウクライナの停戦を掲げてきたトランプ大統領。プーチン大統領との電話会談、そして停戦に向けていよいよ動き出したということなんですが、藤井さん、この電話会談等々はどうご覧になりますか?」
藤井氏「まずはゼレンスキーとトランプが話をするっていうのは前提ですからね、合意に向けての第一歩ではあるとは思いますけど、まぁ難しいと思いますけどね、色々と。でもまずは第一歩ですよね」
トランプ氏は会談内容をウクライナのゼレンスキー大統領に報告するとして、「この交渉は成功すると確信している」と述べた。
トランプ氏は11日に帰国した米国人男性の解放についても、プーチン氏に謝意を示した。
トランプ氏はウクライナのゼレンスキー氏とも協議して、プーチン氏との電話内容を伝えた。ゼレンスキー氏は12日、X(旧ツイッター)に「米国と共に、ロシアの侵略を阻止し、永続的で確実な平和を確保するための次のステップを計画している」と書き込んでいる。
また、ゼレンスキー氏は「トランプ氏とは安全保障や経済協力、資源パートナーシップに関する新しい文書の準備が議題になった」と明らかにした。
寺島アナ「停戦に向けてはウクライナのNATOの加盟、領土の問題など課題もあります。これ、どういう中身だったのかというところですよね」
藤井氏「そうですね。よく言われるのが、領土について割譲すれば、それについてプーチンもゼレンスキーも同意すれば、それで東側の一部をもうロシアのものにしますよ、ということにすればそれで合意できるんじゃないかと思われる向きがあるんですけど、決してそうではないだろうといわれているんですね」
寺島アナ「そりゃあね、ウクライナ側は飲まないだろうといわれていますよね」
藤井氏「ウクライナはそれを飲む可能性はあるんですけど、仮にそれを飲んだとしてもダメなんですよ。なんでかっていうと、プーチンからしてみるとウクライナに反露政権がある限り、状況は変わらないので、領土をもらったところで嬉しくないんですよね。だからプーチンからしてみたらゼレンスキーが退陣して、ロシアと友好の意思を持つ親露政権が出来上がったら良いっていうことですから、事実上、属国化することを目標としているわけで、そこが一番難しいんですよね。だって、ゼレンスキーからしたら『なんで辞めなアカンねん、俺が』っていう」
寺島アナ「『俺が悪いことでもしたのか?』っていうことになりますもんね」
藤井氏「そうそう。で、『親露政権を作るって、誰がどういう意思で作るねん?』っていうことで。ロシアが勝手にどっかの一部のヤツと軍事クーデター的に何かの政権を作ったら『それ、ウクライナの民主主義どうなんねん?』っていう話がありますから、そこが一番交渉として難しいはずなんですよね。『プーチンは土地だけで納得するのか?』っていう」
寺島アナ「なるほど。ウクライナの体制も変えなきゃダメなんだと」
藤井氏「そうなんですよ。それをプーチンはずっと言っているのでね、なかなか難しいことですよ」