ぼっちぼろまる「熱い恋をいつでも思い出せるような曲」ニューシングル『NE-CHU-SHOW』に込めた想い!


声優の安元洋貴と白石晴香がパーソナリティ!週替わりで登場するゲストとのトーク!
リスナーのみなさんからのリクエストを中心に集計したアニメ、ゲーム、声優、特撮に関するナンバーのオリジナルチャートを発表していく1時間のミュージックプログラム、
「A&Gメディアステーション FUN MORE TUNE」!
2月1日のゲストはぼっちぼろまるさん!
新曲『NE-CHU-SHOW』について伺いました。

『NE-CHU-SHOW』はTVアニメ『ババンババンバンバンパイア』エンディングテーマです。「作品を読ませて頂いたんですけれど、もうめちゃくちゃ面白くてビビビッと来て、こういう曲を作りたいなっていうのが浮かんできましたね。傍から見たらシュールに面白い恋愛のあれこれを表している。そうしたところを表現したいと考えて、ラブソング一択だなと思いました」

どんなラブソングにしようとしたのでしょうか?「ロマンチックな曲にしたいなと思ったので、ストリングスを結構フィーチャーしています。やっぱロマンチックといえばストリングスというか。『東京ラブストーリー』じゃないですけど、ちょっと幻想的な雰囲気みたいなのを表現したいなって思いました。ラブロマンスっていうと、なんとなく昭和なイメージがあって。そういう意味で、結構昔の曲を参考にさせて頂きました」

タイトルの『NE-CHU-SHOW』には、ぼっちぼろまるさんの想いが詰まっています。「いろんな意味をかけていて。恋に落ちた時のこの熱い感じも熱中症にかかってると思うし。“ね~チューしよう”でキスしたいという内容の歌詞でもあるし。主人公の森蘭丸がヴァンパイアなので血を吸いたいんですよ。チューチューしたい!ってことでもあるんです」

楽曲を作るために普段から心がけていることはあるのでしょうか?「流行りの曲っていうか、今時の曲と言いますか、いろんな音楽聞くようにしています。その中でやっぱり最近の曲、“おお、かっこいいな”みたいなやつ、めちゃくちゃいっぱいあって、参考にさせて頂くことはあるかもしれないですね」

曲作りの裏側も教えてもらいました。「基本的に打ち込みで作って、曲によって、いつも一緒にやってくれてるバンドのメンバーがいるので、みんなに弾いてもらったり。『NE-CHU-SHOW』は完全に家で打ち込みです。協力してくださるアレンジャーの方がいて、リモートでやり取りしながら作りました。生のドラムより、打ち込みっぽい音の方が踊れるっていうのはあると思いますね」

MVは作品のモデルになった銭湯“たつの湯”で撮影。若い男女の甘酸っぱい恋愛模様を描いたストーリー仕立ての作品になっています。ぼっちぼろまるさんの演技(?)も必見です!

ぼっちぼろまるさんのことも聞かせてもらいました。「音楽を始めたのは中学生ぐらいの時ですかね。地球のアーティストを聞いてたんですけども(笑)。Bump of Chickenで音楽にはまって、そこからどっぷりっていう感じですね。アニメは学生時代に結構見ていて、音楽始めた時に、いろんなアニソンが好きだったので、アニソンやりたいなって思って。最近やらせて頂くようになってメチャクチャうれしい!」

今年はさらにライブを充実させて、将来は武道館に立ちたいと話していた、ぼっちぼろまるさん。新曲『NE-CHU-SHOW』は、ぼっちぼろまるさんにとってどんな作品になったのでしょうか?
「凄く熱い恋をいつでも思い出せるような曲に仕上がっております」

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自動車修理工場の女性社長が「自動販売機のハンバーガー」を開発

トラックなどのドライバーさんのなかには、昭和の頃は、よく幹線道路沿いにあった自動販売機のハンバーガーで、お腹を満たした経験がある方もいらっしゃることでしょう。じつは最近、令和版の「自動販売機のハンバーガー」がじわりじわりと増えているんです。今回は、この自動販売機のハンバーガーを手掛けている自動車修理工場の方のお話です。

ハンバーガー自販機と小林さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

東京・新宿から中央道の高速バス、または新幹線と飯田線の特急「伊那路」を乗り継いで、およそ4時間の長野県飯田市に「ガレージいじりや」という自動車修理工場があります。敷地内には、トヨタ・パプリカ、マツダ・シャンテをはじめ、昭和の車がズラリ。しかも、工場の前にある懐かしい自動販売機コーナーが目を引きます。

お店の代表・小林由季さんは、埼玉県出身の41歳。小さい頃、ちょうどミニ四駆が大人気だったこともあって、クルマに興味を持ちました。19歳でオートマチック車限定の運転免許を取ると、街を颯爽と駆け抜けていった、白い「マツダ・RX7」に心躍ります。

『カッコいい!あのクルマに乗りたい!!』

そう思った小林さんは、知り合いの自動車関係者に相談すると、軽くあしらわれました。「RX7? アンタ、あのクルマ、マニュアルだし、ロータリーエンジンって知ってるの? 乗りたいなら、自分で自動車が整備出来ないと、まず無理だよ」

愛車のマツダ・シャンテと小林さん

マニュアルもロータリーエンジンも、全くチンプンカンプンだった小林さんですが、乗りたい思いが高まって、マニュアルで免許を取り直し、自動車整備士を目指します。男社会の自動車修理工場で、厳しい試練を乗り越えて、見事、整備士資格を取得。縁あって信州に移り住むと、趣味で借りたガレージで、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの履き替えを請け負ったことをきっかけに、2010年、自ら自動車修理工場を立ち上げました。

やがて、工場のスタッフが昭和43年製・スバル360の修復を成し遂げたことから、小林さんも古い車に興味を持ち、旧車が続々持ち込まれて、車雑誌にも注目されます。あれよあれよと、旧車好きならまず知らない人はいない工場に成長。小林さんは雑誌連載企画で、旧車でレトロな自動販売機巡りをすることになりました。

ところが、ここで小林さんは大変なことが起きていたことに気付くんです。

『大きな道路沿いにたくさんあったハンバーガーやうどん・そばの自動販売機コーナーがどんどん無くなっている……』

24時間営業のコンビニエンスストアが増えた一方で、自動販売機は経年劣化、オーナーさんの高齢化も進んで、自動販売機コーナーは次々と姿を消していたんです。そんな折、小林さんはお祖父さまを亡くしたことで、小さい頃、自動販売機のハンバーガーをなかなか買ってもらえなかった記憶がよみがえりました。

『あの思い出の、自動販売機のハンバーガーを残したい。ならば、ハンバーガーを作っている食品メーカーを助けよう!』

自動販売機コーナー

そうひらめいた小林さんは、さっそく自動販売機用のハンバーガーを仕入れます。自動車工場の前に冷蔵機能付きの自動販売機と電子レンジを設置して販売を始めると、ちょうどコロナ禍と重なったことで、テイクアウトのニーズをつかんで大繁盛。各地のレトロ自動販売機で売れたハンバーガーのおよそ4倍を1台で売り上げました。

小林さんはもうイケイケドンドン、自動販売機を増やして各地で大人気となりますが、あまりの売れ行きにハンバーガーメーカーのほうが悲鳴を上げてしまいます。安定した納品が出来ないので、もう勘弁してくれませんか、と言われてしまったのです。代わる製造業者も無く、困り果てた小林さん、思い切りました。

『ハンバーガーを作ってくれる会社が無いなら、自分の会社で作ってしまおう!』

もちろん、小林さんは自動車整備士ではありますが、食品の知識は全くゼロ。体当たりで、様々な食品製造に関する許可や食品衛生を、片っ端から学んでいきます。食品部門の「いじりやフードサービス」も立ち上げ、ハンバーガーを作ってみましたが、パンはパサつき、肉の脂は溶け出し、レタスなどの生野菜は安全性の面で使えません。しかも、自動車修理工場と食品工場の二刀流で、睡眠時間3時間の日々が続きました。

ふんわりバンズのチーズバーガー

それでも試行錯誤を繰り返し、味やソースにもこだわったチーズバーガーに辿り着いて、安定した製造、出荷も出来るようになりました。今は、全国で39台の自動販売機が元気に稼働中。自動車修理工場生まれの自動販売機とハンバーガーは、各地域で話題になっています。

「気合と根性でやってきました」と笑う小林さんですが、やりたいことはいっぱいです。

「レストランもやってみたいですし、クルマのテーマパークがあっても面白いですよね。ハンバーガー片手にみんなに巡ってもらって。夢は大きく持てば、きっと叶います!」

「RX7に乗りたい」から始まった小林さんの夢、今はまだ、その途中です。

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